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物流関連ニュース(8月26日): 「KDDI、物流倉庫向けデータ分析サービス導入 」「Gaussy/アダストリアの物流拠点でAMRによる搬送自動化実証実験」他

BLINK株式会社の浅井です。本日のnoteでは、物流関連の気になったニュースをまとめていきます。

KDDI、物流倉庫向けデータ分析サービス導入--合弁会社のネクサウェアが提供

KDDIと椿本チエインの合弁会社であるNexa Wareは、物流倉庫向けデータ分析サービス「Nexa Warehouse-Optimizer」の提供を開始した。同サービスは、ロボットと人の協調を図り、業務効率化を目指すものである。KDDIは既に自社の物流センターで導入しており、出荷工程の効率化を進めている。Nexa Warehouse-Optimizerの主な機能として、シフトシュミレーション、KPIの可視化、作業完了予測、AGVの稼働モニターなどがあり、今後も機能追加が予定されている。サービスの特徴として、データ連携から可視化まで最短2週間で行われ、倉庫システムの大幅な改修を必要としない点が挙げられる。

Gaussy/アダストリアの物流拠点でAMRによる搬送自動化実証実験

Gaussyは、アダストリアの物流拠点「アダストリア常総DC」において、AMR(自立走行搬送ロボット)を活用した搬送作業の自動化実証実験を2024年9月から開始する。導入するAMRは、重量物搬送を担う「Flex 600-L」であり、効率的な物流運用と従業員の負荷軽減を目的としている。アダストリアは物流ネットワークの最適化を進めており、AMRの導入により、業務効率化と安全な労働環境の実現が期待されている。

イオングローバルSCMとHacobu、物流2024年問題への取り組みを開始

イオングローバルSCMとHacobuは、2024年問題によるドライバー不足解消に向けた取り組みを開始した。トラック予約受付システム「MOVO Berth」をイオングローバルSCMの55施設に導入し、効率化を図る。また、トラックドライバーの荷物積み降ろしや検品の負担軽減も進める。これにより、業務効率化とドライバーの負担軽減が期待される。さらなる効率向上のため、自動割振り機能も検討中である。

物流の現場でデータドリブンな文化を創る--「2024年問題」に向け、大和物流が挑む効率化とは

2024年問題に対応するため、大和物流はデータ分析ツールを導入し、業務効率化を進めている。データ活用プロジェクトを通じて、BIツール「Domo」を使用し、物流現場のデジタル化を推進。トラック待機時間の可視化や現場のデータ分析による改善活動を行い、意思決定のスピードを向上させた。今後の課題は、ツールの定着と全社展開であり、物流現場の全体最適化を目指している。

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