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「ありがとう」を言わない人に伝えたいこと。

昨日、仕事の最中に、モヤっとしたことがありました。

同じ部署の別プロジェクトから応援要請があって、1時間ほど確認作業を行ったあとのこと。
依頼された業務が終わって、責任者に完了報告をしたところ、「了解!」とだけ返されました。

え??他に言うことあるんじゃないの?
こういうシーンでいう言葉って「ありがとう」じゃない??

と、心にモヤがかかったような気持ちになりました。

駐車場の係員の気持ち、よく分かる。

小骨がとれなかったので、”ありがとうを言わない人”で検索してみると、意外とヒットする記事が多く、世の中にありふれたシチュエーションなのかもしれないなと感じました。

プレジデントの記事が目に留まったので読んでみると、「ありがとう」を言わないことで、実質損をしているなと気づきます。

この記事のなかでは、元アメリカ国務長官コリン・パウエル氏が、駐車場係員の人たちとの談笑した際のエピソードが紹介されています。

「毎朝、車が次々に到着するとき、最初に出られる位置にどの車を停めるのか、2番目、3番目にどの車を停めるのか、どうやって決めるんだい?」

係員は顔を見合わせて薄く笑い、そのひとりがこう教えてくれた。

「国務長官殿、ま、どういうふうかってぇとですね……ここに着いたとき、車の窓をあけてにっこり笑いかけ、オレらの名前を呼んだり『おはよう。元気にやってるかい?』などと声をかけてくれる人は最初に出られるところっすね。前をじっと見てオレらが何かをしてあげていると気づきもしない人、オレらがいることにも気づいてくれないような人とかは、ま、最後に回されますね」

”なにをそんなに小さなことで”と思う方もいるかもしれませんが、誰かのささいな態度で、悲しむ人がいたり、心に影を落とす人もいたりするんだなと。

「ありがとうって言ってもらってないけど?」なんて、恩着せがましいことを言う人はほぼいないと思うので、自分でモヤモヤを消化するしかないですよね。

見返りを求める気はなくても、自分に見向きもしない人より、気にかけてくれたり、「ありがとう」と声をかけてくれたりする人のことを大切にしたくなる気持ちは、ものすごくよくわかります。

「ありがとう」の言葉があるだけで、気づかぬうちに返ってくるプラスの出来事って、意外と多いのではないでしょうか。

「ありがとう」のひとことで関係性は良好になるのに。

さきほどの駐車場職員の話のように、ビジネスシーンではわかりやすく応対に差が出ることもありますが、もっと身近なところでも人間関係にダイレクトに影響が出ているかもしれません。

世の中的には、”ありがとうを言わない”で多く目にするのは、彼氏・彼女や旦那など、親しい間柄であることが多いようです。

記事のなかには、「ありがとうを言わない夫と離婚したい!」など、人生を大きく左右する展開に発展しそうな方も多く見受けられました。
一緒に過ごす時間が長い人ほど、ちょっとしたモヤモヤが積もり積もって、取り返しのつかない結果になることもあるかもしれませんね。

私も一人暮らしをするようになってから、家事の大変さを痛感して、母に心から「ありがとう」を言いたいと思った日のことを覚えています。
もし自分が毎日こなす家事を彼氏や旦那に”当たり前でしょ”みたいな態度をされたら、相当ムカつくはず。(笑)

受けた恩には、どんなことにも「ありがとう」を忘れないようにしたいなと感じました。

おわりに

モヤモヤした経験から「ありがとう」の大切さを身に沁みて感じました。
私自身も「ありがとう」を言い忘れた人がいるような気がして、もっと身近な人に関心をもとうと感じた日でした。

こんな些細なことでとか、仕事なんだからとか、いろいろ理由を並べることは出来ますが、その人がかけた時間や労力、気持ちを汲み取れるようになりたいなと思います。

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