見出し画像

As above , So below*Angry Poseidon(海王星)

トップ画像/アテーナーとポセイドーンの紛争(ルネ=アントワーヌ・ウアス作、1689-1706年頃、ヴェルサイユ宮殿蔵)

現在、火星と海王星がタイトなスクエアになっています。
数日前から「ポセイドン」(海王星)のことが気になって、何かのメッセージなのかなと思ったので、ポセイドンについて感じたことを書いてみます。

ポセイドンとは

私は、神話を交えて考察するのが好きなので、話が長くなりますがお許しください。

ポセイドーン(Poseidōn)は、ギリシア神話の海と地震を司る神。オリュンポス十二神の一柱で、最高神ゼウスに次ぐ圧倒的な強さを誇る。
海洋の全てを支配し、全大陸すらポセイドーンの力によって支えられている。地震をもコントロール出来るとされる。また、地下水の支配者でもあり、泉の守護神ともされる。

ポセイドンは、クロノス(時間の神=土星)とレア(ガイアの娘)の次男で、ハデス(冥王星)とゼウス(木星)の兄弟です。
地球を3つに分けたとき、ゼウスは空を、ハデスは冥界を、ポセイドンは海を受け取ったそうです。

海王星のマーク♆は、ポセイドンの三又の銛(トリアイナ)のシンボライズ。ポセイドンは、水源や馬を作り出す(彼は馬の神でもあった)のにトリアイナを用い、また彼が怒ってトリアイナで地面を突くと地震が起こり、津波や嵐、洪水が起きたと言われています。
その破壊力は、地球が裂けて冥界が露わになってしまうのではないかと冥王ハデスが危惧したほどだったとか。

『ネプトゥヌスに扮したアンドレア・ドーリア』
/アーニョロ・ブロンズィーノ

ちなみにポセイドンのトリアイナは、卓越した鍛冶技術(製鉄技術)を持つ一つ目の巨人キュクロープス(サイクロプス)から贈られたものと言われています。トールハンマーを作ったのもキュクロープスです。
日本神話にも一つ目の神様(天目一箇神)が出てくるそうですね。
隻眼#神話・伝説の中の隻眼

トリアイナは、バルバドスの国旗やウ****の国章「トルィズーブ」に観られます。

地震と津波の神

前回、火星と海王星がタイトなスクエアだったのは、今年の1月11日頃です。この頃、何が起きていたかなとwikiを見てみますと、ちょうど11日に、北の国から今年2回目のミサイルが飛んで来ていました。(1回目は1月5日)
2021年は1回も飛んでこなかった気がします。

前後の出来事としては、1月6日に東京都で積雪10cmを記録し、4年ぶりに大雪警報が発令されました。(令和4年の大雪
14日に今年3回目のミサイル、15日はトンガの火山爆発が起きていました。

トンガの火山爆発では奇妙なことが起きましたね。フンガ・トンガ噴火(2022年) 日本にも津波が到着していました。

午後11時55分に奄美市小湊(鹿児島県)で1.2m、16日午前2時26分に久慈港(岩手県)で1.1mの波を観測。

噴火時のホロスコープを見てみますと、火星と海王星がスクエアのところに、月がやってきてTスクエアになっています。海王星が天頂にあるのがイヤですね。海王星には小惑星パラスがぴったり重なっています。

パラスは、ギリシャ神話のトリトンの娘で、アテナの幼馴染と言われています。そのせいか、アテナ=パラスという見方もあるようです。
父トリトンは、海神ポセイドンの息子です。つまり、海王星とパラスのコンジャンクションは、おじいちゃんと孫娘が一緒にいるような感じですね。

水の中の炎

水源の神でもあるポセイドンにまつわる神話に、「水中の神聖な炎」の話があります。

水中に神聖な炎があり、この炎は手出しをしてはいけないか、または穢れのない人物しか触ってはならなかった。しかしあるとき、そういう資格を持たない人物が炎を手に入れようとして失敗した。炎の周りの水はあふれ出し、そこから河川が誕生した。

9月27日に、ノルド・ストリーム2が何者かに破壊されたときの映像をふと思い出しました。

また、ポセイドンが馬の神でもあったことから、船乗りたちは安全な航海のためにポセイドンに祈り、時には犠牲として馬を溺死させたそうです。
アレキサンダー大王が、イッソスの戦いの前に「海の神ポセイドンを呼び起こし、4頭の馬車を波に投げ込むように命じた」という逸話もあります。
4頭立て馬車(クアドリガ)とは、戦車のことです。アレクサンダー大王は、ポセイドンへの捧げものとして鋳造の馬車を造らせたそうです。

As above , So below 上なる如く、下もまた然り

ポセイドンに因んだいつくかの神話を読みながら、地上における天体の影響を思うと、ふと「ポセイドンの怒り」という言葉が浮かんできました。

天空では、昨年から土星(クロノス)と天王星(ウラヌス)がスクエアの緊張を保ち続けており、とくに今は一発触発に近い角度になっているのですが、その間に木星(ゼウス)が割り込んでいる状況です。
そして逆行している木星は、海王星ポセイドンに近づいているところです。

もしかして、今、地上で起きていることは、ティーターノマキアーの再演なの?と思ってしまいました。

クロノスからゼウスが王権を奪った後、オリンポス山に布陣したゼウスたちと、オトリュス山に布陣したティーターンたちは争った。この戦いは山々が根本から大きく揺らぎ、世界を崩壊させるほどの規模であった。
しかし、当初こそステュクスの一族がティーターンを裏切るなどの動きがあったものの、不死の神々どうしの戦いは互いに決め手を欠き、10年の間決着を見なかった。

神話は神話なのですが、意外に侮れないと思います。
ちなみに、この戦いで助けられたキュクロープスが、お礼としてゼウスには万物を破壊し燃やし尽くす雷霆、ポセイドーンには大海と大陸を支配する三叉の矛、ハデスには姿を見えなくすることのできる隠れ帽を与えたそうです。

ポセイドンの怒り

この記事を書き始めて、偶然、目にしたのは、ロ**が開発しているという兵器『ポセイドン』についての記事でした。なんというシンクロ。鳥肌出そうでしたよ。

原子核魚雷“ポセイドン”とは?

水中から沿岸に接近し、海の中で核爆発を起こすことにより、衝撃で高さ500mの津波を発生させる。
2022年4月にイギリスのジョンソン首相(当時)がキ*ウを電撃訪問し、ウ****支援についての首脳会談を行うなど、ロ**に対して強硬姿勢を示した際、ロ**国営テレビが「ポセイドンは最大100メガトンの核弾頭を搭載」「イギリスの海岸近くでこの魚雷が爆発すれば最大500mの高さの津波がイギリスをのみ込み放射能の砂漠と化すだろう」と警告している。

まさに、冥界の王ハデスも恐れたというポセイドンの破壊力ですね。

先日、ロ**とクリミアを結ぶ橋が何者かに爆破された事件がありましたが、あれも鋳造の馬車のような乗り物が移動する場所でした。
クリミア橋爆発
爆発に巻き込まれて亡くなったご夫婦のご冥福をお祈りします。

爆破されたクリミア橋

爆発は10月8日の朝6時7分だったそうです。数秘6の日の6時7分。
前日はプー氏の誕生日でした。

ポセイドンの怒りに火をつけたような・・・翌日のウ****攻撃はミサイルが80発以上発射されたとのこと。
それでも「NATOが2011 年にリビアに対してやったことに比べたら、ロ**はまだまだ手加減している」という反戦活動家たちの見立てです。

この記事を書いている途中に、橋爆破の首謀者が拘束されたというニュースが・・・クリミア橋爆発で8人拘束 首謀者は「ウ****情報機関」:時事ドットコム (jiji.com)

激しい展開ですね。昨日、日本もG7に参加して、声明を出したばかりです。
心して様子を見届けたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?