水瓶座の季節
1月20日、太陽が水瓶座に入ります。暦は大寒です。
12サインで11番目の水瓶座は、風のエレメントの最終星座。また不動宮です。
ホロスコープでは、11ハウスに当たる水瓶座は、5ハウス獅子座の対極にあります。獅子座のルーラーは太陽。
その太陽の力が北半球で一番弱い冬の季節に、一番力を持つのが水瓶座です。
それにより、まるで太陽(権威)の反対者、革命家の象徴と見なされることもある水瓶座なのです。
でも、対極は衝突するように見えて、エネルギーを交換し合ってもいます。対極は補い合ってもいるんです。北半球は冬(Holly King)南半球は夏(oak king)。2極は対立でなく調和しています。
余談ですが、歳差運動で「うお座の2000年」が終わり、「みずがめ座の2000年」に入ったのかは、実は天文学上は微妙なところです。
見分けるサインとしては、みずがめ座の2000年時代になると、対極の獅子座も活性化してきます。獅子座が活性化すると、おそらく太陽崇拝(拝火教など)が復活してくると思います。
世界はテクノロジー化社会へ向かいながら、信仰は原始へと、人は戻っていくでしょう。
水瓶座のルーラーは天王星。サブルーラーは土星です。
※天王星が発見される以前は、土星が山羊座と水瓶座のルーラーでした。
天王星は1781年3月13日、イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルによって発見されました。
最初、ハーシェルはイギリス国王ジョージ3世にちなみ、ゲオルギウム・シドゥス(Georgium Sidus、ラテン語で「ジョージ星」の意)と名付けますが、sidusは恒星を指すため、ジョージアン・プラネット(Georgian Planet)に改名します。
しかし、この名前はイギリス以外では普及しませんでした。1784年に、フランスの天文学者の間で「ハーシェル」という名前が広まりますが、最終的に「ウラヌス」(ギリシア神話における天の神ウーラノス(Ουρανός、ラテン文字転写: Ouranos)のラテン語形)に決定します。
※ウラヌスは、ギリシア神話の主神ゼウスの祖父にあたります。
なお、「天王星」という訳語は中国から始まりました。
※天体は発見されてから影響力を持つ(人々が意識することによって影響力を持つ)と言われますが、実は天王星は1781年以前から発見されていました。しかし、惑星として認識されていなかったそうです。1690年に「おうし座34番星」として記録されているものが最古と言われています。
占星術では、天王星は「凶星」(トランスサタニアン)であり、変化、改革、電撃、離別などを象徴します。
天王星の発見の時点で、アメリカ独立戦争(1775年4月19日から1783年9月3日)が行われており、フランス革命(1789年7月14日 – 1795年8月22日)がそのあとに続いたというのも興味深いです。
水瓶座は、ガニメデという名前のギリシャ神話の美少年に描かれることがあります。
ガニメデ(ガニメデュ―ス)はトロイアの王子でした。ある日、ゼウスがガニメデの美しさに目をつけ、鷲に姿を変えてガニメデを誘拐してしまったのです。相変わらず、やりたい放題なゼウス。
ゼウスは、ガニメデをオリンポスの神々に不死の酒ネクタールを給仕する役を与え、代わりにガニメデは永遠の若さと不死を得たそうです。
バビロニアでは、水瓶座は洪水と関連付けられることが多く、あまり良いイメージがありませんでした。
また、エジプト天文学でも、ナイル川の洪水と関連付けられ、春になって水を汲む為に瓶を川に投げ入れ洪水が起きるとされていれました。
星図には、グラ(Gula、「偉大なるもの」の意)が抱えた壺から水を流す姿が描かれ、流れ出た水は、みなみのうお座の口に注ぎ込まれています。
※みなみのうお座・・・魚座の親という説もあり。
太陽水瓶座イングレス図をもとに、2月中旬までの予測をしてみると、
太陽は、冥王星ともにMCと合になっており、さらに冥王星はMCにぴったり重なっています。国(太陽)が強力なリーダーシップを発揮するようです。
水瓶座ステリウム、10ハウスはもともと山羊座の場所ですので、水瓶座の真ん中にある土星が大きな影響力を持ちます。土星は水瓶座との相性はよく(サブルーラー)、革新的な水瓶座にありながら水瓶の土星は保守的です。
土星は、水瓶座のルーラーの天王星(12ハウス牡牛座)とはスクエア。
天王星が、19日にタイミングよく順行に転じましたね。
12ハウスを潜在意識と捉えると、斬新な政策が望まれていると思われますが、野党かあるいは外国との不協和音が響くのか。
12ハウスを病院、隔離施設とすると、12ハウスカスプ牡羊座のルーラー火星が生と死の部屋8ハウスにあり、天王星とセスキコードレート(135度)になっていますので、何か(薬害?)によって入院患者が増えるということかもしれません。
土星が月とオポジション。また、月を頂点とした海王星と冥王星のヨドが出来ています。
土星(権威)と冥王星(トップダウン)と海王星(ウイルス)によって月(国民)は家に籠る(4ハウス)とも読めますね。
魚座木星がもうすぐサインを変えるNノードとスクエアで、感染者数が急増しそうです。
また、4ハウスには月しか入っていませんが、大雪などによる災害も起きる可能性もあります。
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