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約1ヶ月座礁していた船エバーフォワード

水星逆行(5月10日から開始)のプレシャドウ中ですが、船の事故が続いているようですね。
知床の観光船の沈没(4月23日)以後にも、27日に北九州で観光船の火事が起きたり、5月3日に熊本県で観光船が岸壁に衝突する事故がありました。
どちらも負傷者は出ていないそうなので良かったですが、続くときは続きますね。しかもGW中というのが皮肉ですね。

27日午後1時50分ごろ、北九州市小倉北区の沖合を航行中の小型旅客船「がんりう」(19トン)の運航会社から「機関室から出火し、航行不能になった」と118番があった。市の消防艇が消火に当たり約1時間後に鎮火した。乗客ら45人は門司海上保安部の巡視艇などが救助、けがはなかった。

yahoo ニュース

5月3日午前、熊本県天草市で多くの観光客を乗せたフェリーが岸壁に衝突しました。熊本海上保安部によると3日午前9時前、天草市の御所浦港でフェリーごしょうらが岸壁に衝突しました。
桟橋に着く際、スピードを緩めるためバックに切り替えたもののクラッチが入らず、時速2キロ程の速度で船首の右側が桟橋の柱と衝突したということです。フェリーには客と乗員71人が乗っていましたが、けがはありませんでした。また、自動車20台、自転車1台など積荷に異常はなく、油漏れもないということです。

yahooニュース

さて、今回お話したいのは、4月18日のネットニュースで見つけた貨物船の記事です。この船のことを先に書くつもりだったのですが、知床の事故が起きたため、今頃のUPになりました。
1か月立ち往生のコンテナ船が離礁 米東海岸 (msn.com)

【4月18日 AFP=時事】米東海岸のチェサピーク湾(Chesapeake Bay)で1か月余り座礁したままになっていた巨大コンテナ船が17日、離礁に成功した。現地メディアが報じた。

思い出しませんか?
場所は違いますが、去年、同じ時期にスエズ運河で大型コンテナ船が座礁した事故のことを。2021年スエズ運河封鎖事故 - Wikipedia

あの船は、日本の正栄汽船が保有し、台湾の長栄海運(エバーグリーン)が運用するコンテナ船エヴァーギヴン号でした。興味深い事故だったので、私も動画で少しお話しました。https://youtu.be/HpRiZ9ElXXY

今回のコンテナ船は、前回と同じく台湾の長栄海運(エバーグリーン)の「エバーフォワード(Ever Forward)」という船です。
なんという偶然でしょうね?!

エバーフォワードは、3月13日日曜夜にアメリカ・メリーランド州ボルチモアを出港してほどなく、岸から数百メートルのチェサーピーク湾内で座礁しました。チェサーピーク湾は、ワシントンD.C.の東に位置します。

チェサーピーク湾

私が、この記事を見つけたのはたまたまだったんですが、湾内で1ヶ月座礁していたことと、満月(大潮)のタイミングに合わせて離礁したのがエバーギブン号と同じだなぁと思いました。
でも、エバーフォワード号は、エバーギブンのような長距離を移動するコンテナ船ではなくて、移動距離が短くアメリカ国内に貨物を移送するコンテナ船なんですよ。行き先はニューヨークで約3日間かかります。

そこが「ん?」と思ったところです。
つまり、頻繁にその航路を使っているはずじゃないかな?それなのに、なぜ今回は座礁したんだろう?と不思議に思ったんです(苦笑)
エバーギブン号の時のように強風の影響で座礁したわけでもなさそうですらから、人為的ミスなのでしょうかね。

「チェサピーク湾で船が座礁することはめったにありません」と、メリーランド州首都圏のセクションセクター司令官であるDavid O'Connell船長は遠足の前に言いました。

https://www.cbsnews.com/news/ever-forward-cargo-ship-stuck-chesapeake-bay/

3月13日は、3月10日が上弦の月で、3月18日の満月に向かっていくその間ですね。
エバーフォワードの出港時間を調べてみたら、航海データに3月13日22時33分という記録を見つけたので、その時間でホロスコープを作ってみました。

エバーフォワードの出港時間

EVER FORWARD(IMO:9850551)は、2020年(2年前)に建造され、香港の旗の下で航行しているコンテナ船です。全長は334メートル、幅は48メートルです。船のDWTは127076 t、総トン数は117340トンです。

エバーギブンより小さめのコンテナ船ですが、「木星」が表していると思います。2020年に建造されたそうですので、人間の年齢で言うと2歳。そして船は女性です。
進水式等の日付は不明ですが、2020年は木星が山羊座にいた頃ですので、きっと真面目で勤勉な女の子でしょう。


3月13日の木星は魚座16度。魚座16度のサビアンシンボルは、17度「復活祭の舗道」です。航海する日に舗道とは。
(なんか座礁しそうな感じですね)
ちなみに今年の復活祭は、西方教会は4月17日でした。

月が一番高い所にある時間帯で、天王星以外は下半分に天体があるので、月の力が優位になっています。
魚座で太陽と海王星がオーブ1度でコンジャンクション。木星も加わり、山羊座冥王星とゆるくセキスタイル。
そして出港時間には、月と冥王星がオポジションになっており、太陽海王星がコンプロマイズ(調停)していました。
火星、金星(=乗組員)は天王星とスクエアです。

月と冥王星が組むと、人はちょっとランナーズハイに似たような気分になり、「まだ行ける」と感じてしまいます。火星金星と天王星が90度で組んでいるので、気が変わった(心変わり)とも読めます。
実際に緊急信号が入ったのは午後9時という情報もありましたので、予定の時間より早く荷物を積み終えたので出航したのかも知れません。

その後、3月29日と30日の2回、浮上を試みていますが失敗しています。そのまえに満月(大潮)が3月18日にあったのですが、その日は行われていなかったようです。もしかしたら天候が悪かったのかも知れませんね。
2回の失敗で、貨物を減らして船を軽くしないと無理だとわかり、4月9日から16日までの間にコンテナ500個を撤去したそうです。撤去されたコンテナは、陸路で目的地NYに届けられたそうです。

エバーフォワードが浮上に成功したのは、4月17日午前7時頃と言われています。実に35日間座礁していました。

 報道によると、積載コンテナ5000個のうち約500個を降ろした後、大潮を利用して17日午前7時ごろに離礁した。
 エバーグリーンをめぐっては、昨年3月に巨大コンテナ船「エバーギブン(Ever Given)」がエジプトのスエズ運河(Suez Canal)で座礁。世界有数の通商ルートを1週間近くふさぎ、世界のサプライチェーン(供給網)を混乱させた。

https://news.livedoor.com/article/detail/22023231/

メリーランド州首都圏沿岸警備隊部門の司令官であるDavid O'Connell大尉は「エバーフォワードのような座礁事故は、歴史的にもまれな出来事です」と述べています。
余談ですが、浚渫(しゅんせつ)工事で、海底を浚(さら)った深さが43フィート、206,280立方ヤードの土が取り除かれたとのことで、地元では生ガキの収穫に影響が出るのはと見ているそうです。

4月17日朝7時のトランシットを見てみると、活動宮のグランドクロスが出来ています。内側の円は3月13日のホロスコープです。

4月17日午前7時のトランシット

トランシットの木星(船)と海王星がタイトにコンジャンクションで、満月(大潮)から数時間後の解放でした。
復活祭(4月17日)のタイミングで解放されるというのも面白いですね。

スエズ運河で座礁したエバーギブンのほうは、2021年3月23日に座礁して、3月28日の満月(大潮)のタイミングで解放されました。
エバーギブンのほうは、場所的にエルサレムに近く、また復活祭(中東ではラマダンが始まる頃)も近い日付だったので、神話的な感じも受けました。

それにしても、両方とも長栄海運の船、また両方とも満月に救われたというシンクロが不思議で面白いですね。(ほかに秘密があったりして)
座礁している間は、月の女神にお咎めを受けていたのかしら?
それとも、月の神殿に招かれて遊びに行っていたのかな?なんてね(笑)

エバーフォワードの事故については、まだ原因が特定されていないようです?が、勤勉な彼女は今日現在もNYに向かっている模様です。
EVER FORWARD, コンテナ船 - 詳細と現在位置 - IMO 9850551 - VesselFinder

1か月立ち往生のコンテナ船が離礁 米東海岸 写真9枚 国際ニュース:AFPBB News




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