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2022年9月の星の動き~愛について考える月

数秘術では、9月はその年のエネルギーがストレートに現れる月と考えます。2022年のユニバーサルイヤー6は、愛情と調和のエネルギーです。

視覚的に見るとわかりやすいと思うので、私はよくタロットを引用します。6は恋人のカード。愛情=恋人はわかりやすいですね。
ウエイト版タロット6の恋人は、アダムとイブのエピソードを取り入れています。良かったら下記のリンク記事をご覧ください。

愛情は恋人たちだけのものではなく、親子、兄弟姉妹、仲間、師弟、ペットへの愛情もあります。それから郷土愛や人類愛などもあるでしょう。

愛情は執着に変化しやすく、相手をコントロール(束縛)しようとします。
また愛情には、結果として責任が付随します。
恋愛から結婚へと進めば、パートナーとしての責任が生じ、子どもが生まれたら親の責任が生じます。ペットの飼育にも責任が伴います。

人類の祖先と言われるアダムとイブは、創造主が「食べてはいけない」と警告した木の実を食べてしまったがために楽園を追放されてしまったわけですが、蛇にそそのかされ木の実を食べたイブは、アダムにも食べるように勧めてしまい、アダムはイブを諫めることなく、自分もそれを食べてしまいました。
つまりお互いにパートナーとしての責任を果たしていませんでした。

アルブレヒト・デューラーによる「アダムとエバ」(版画)

2022年の半分は、愛と調和には程遠い様相でした。エネルギーは反作用もするので、愛と調和が大切だからこそ、そうでないネガティブな部分(支配、コントロール)も強められるのです。
数秘術は9年サイクルなので、ユニバーサルイヤー1だった年は2017年でした。単純に考えて、2017年からの行動の結果が今、私たちの目の前で起きています。
このサイクルの終わりは2025年。占星術の視点では、2024年11月末に冥王星が水瓶座に入り、2025年には海王星が牡羊座へ、天王星も双子座へ移宮する年になります。

さて、2022年9月の星の動きをお知らせします。
2022年9月は、10日ぐらいまでは8月27日の新月の影響を受けています。
10日は満月(中秋の名月)ですが。この日から水星が逆行を始めます。

【4日】火星のプレシャドウ

火星は10月30日に双子座で逆行開始しますが、9月4日ごろからプレシャドウが始まります。シャドウは、双子座8度8分の度数で始まります。
火星逆行については別記事をUPします。

【5日】金星が乙女座へイングレス

金星は、乙女座に入ると衰弱すると言われます。それは、乙女座の細部に気が付く良い性質が、反作用してしまうからです。
とくにロマンスは、ストイックになりがちで盛り上がらない感じです。
しかし、健康管理、肉体改造(ダイエット)、生活習慣の改善などにはよい時期です。
金星は、29日に次の天秤座へ入ります。

【10日】魚座の満月

10日の満月は、短期的には2週間前の新月、長期的には半年前の魚座新月で始めたことの結果が現れる頃です。
太陽は6ハウス乙女座17度、月は12ハウス魚座17度です。時間は18時58分頃。

魚座の満月は、ロマンチックな雰囲気がありますが、この満月では月と海王星がコンジャンクションになるため、より潜在意識優位となり幻想性が増します。
現実逃避になりがちな月と、日常生活を重視する現実的な乙女座太陽のバランスを取る必要が生じる満月になるでしょう。
たとえば、結婚前に抱く夢は甘いけれど、現実は・・・みたいな感じ。

満月の影響は、4日上弦の月あたりから出始め、10日がピーク。26日の新月までは強く、その後は徐々に減退していきます。

【10日】水星逆行

天秤座8度で水星逆行が始まります。~10月2日まで。
すでに8月20日からプレシャドウに入っており、水星の動きがゆっくりになっています。水星逆行本番と同じようなことが、ぼちぼち見られるようになってきています。
逆行の前後は大きな事故等が起きやすいので、ご注意ください。

水星逆行は、個人の行動に影響を与えやすく、今回は天秤座で起きる逆行なので、人間関係、コミュニケーションの行き違いによるトラブルが発生しやすくなります。
また、占星術で扱う10天体中6天体が逆行することになり、社会の流れがギクシャクし、一度決まったことが覆されるということもありそうです。
詐欺やフェイクニュースにもご注意ください。

水星は、23日に乙女座に出戻り、10月2日に逆行を終えると11日に天秤座に再入宮し、18日頃に逆行開始した度数に戻ります。
10月2日から18日は、アフターシャドウになります。アフターシャドウ期間も少なからず影響があります。

【23日】秋分(太陽が天秤座にイングレス)

23日に太陽が天秤座に入り、秋分になります。午前10時4分頃。
秋分の運気は、12月の冬至までの3か月間をカバーします。

ホロスコープを見ると、10ハウスの終わり近くで太陽と逆行中の水星がぴったり重なり、4ハウス木星、海王星とオポジションになっています。
10ハウス太陽なので、政府の動きが活発になりそうですが、国内には不安があるようです。政治と宗教の問題。疫病。災害の懸念。行動規制、情報や通信において規制や言論統制が強まるかもしれません。
国民の月は9ハウスにあり、真実を求めていますが、誤情報やプロパガンダに翻弄され、真実が手に入れらないジレンマがありそうです。

【26日】天秤座の新月

天秤座2度の場所で新月になります。午前6時54分頃。
8月29日から始まったサイクルのリセット&スタート。新しい目標が生まれてくる時です。
サビアンシンボル「新しい日の夜明け、すべてが変わった」
執着を捨て新しいことを受け入れる、精神的な目覚めが促されます。

詳しい星読みは後日にしますが、12ハウスに太陽、月、水星、金星が集合し、6ハウスの木星、海王星とオポジションになっています。
6ハウスのテーマ(医療衛生、労働、生活、軍事)に困難を感じているようです。医療費の高騰もしくは医療逼迫、薬害。あるいは国防に対する不安。
4ハウス土星と8ハウス天王星のスクエアがオーブ0.40度ぐらいに詰まっています。地震かも知れませんし、経済不安かも知れません。

【29日】金星が天秤座へイングレス

金星は、天秤座のルーラー(主星)。乙女座にいる間に元気がなかった金星が、ここにきて元気を取り戻します。
天秤座の金星は、争いを好まず、公平さを強く求めます。
水星が逆行しているため、コミュニケーションに困難が生じやすい時ですが、天秤座金星の礼儀正しさが功を奏す感じでしょう。
金星は、10月22日まで天秤座に滞在します。

9月の星の動きの概要は以上です。
10日満月、23日秋分、26日新月については、後日あらためて記事をUPしたいと思います。

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