2023良かったもの
まとめたメモをうっかり消してしまったと思ったらまだ残ってたので、今更ながら上げていきます。
城の中のイギリス人
私が買ったのは新書版なんですけどね。初めて読んだのは数年前ですが、エッチな描写の参考になるかと思って買ってみました。参考にはなりませんでしたが、シュールレアリスム文学としては割と良かったです。
Dredge
クトゥルフものっぽい不穏な世界観で釣り&おつかいするゲームです。シンプルかつ遊びやすいシステム、親切設計のUI、多くを語らず想像の余地を残すストーリー。奇形種の図鑑テキストめっちゃ好き。体験版があるので気になる人はとりあえずやってみてほしい。
両手いっぱいに芋の花を
キャラクリ+3DダンジョンRPG。パーティー編成や育成方針、戦略など色々考えるのが楽しいゲームです。オリキャラの妄想も捗ります(?)。
驚愕の曠野
流通量が少ないのかプレ値がついてますね……。気になる人は図書館でリクエストとかしてみるといいと思います。
比較的オーソドックスで分かりやすい「ホラー」な1巻とは大分毛色の違う、脳みその内側を引っ掻かれるような悪夢めいた景色を描いた作品が多いです。特に気に入ったのは表題作。魔界をあてどもなく彷徨い、死ぬ度に魔性に堕ちていく登場人物達。虚構はやがて現実に手を伸ばし、我々をも巻き込もうとする。『虚人たち』や『虚航船団』に通じる「超虚構」の物語の萌芽を感じる傑作でした。もっと早くこの物語に出会いたかった、と本気で思います。
岸辺露伴ルーヴルへ行く
ドラマシリーズが気に入ってたので見に行きました(原作マンガは未読)。脚本、演出、役者、どれもハイレベルでありながら素晴らしいバランスで調和するすごい映画でした。
Cult of the lamb
ネットで「邪悪な『どうぶつの森』」とか言われてましたが、個人的には拠点運営+アクションによる進行は『サクナヒメ』っぽいと思いました。まだ教団が小さい頃、建築物を作ってると信者達がニコニコしながら駆け寄ってきて手伝ってくれたんですよ。でもそんな信者も皆いつか死ぬ。死んでもまた新しい信者はやってくる。そうしていつしか祈りを捧げる信者を人的リソースとしてしか見られなくなった自分に気づくのです。
ゲームとしては若干処理落ちが気になるくらいで、おおむね普通に楽しめました。でもアプデとか信者スキンの事を考えるとsteam版の方がいいのかな〜。
Bloodborne
前々から気になっていたのですが、Amazonで8月頃にパッケージ版が860円とかになってたので買いました。これの為だけにPS4も買いました。2023年の後半はほぼこれだけやってました。世界観が好き過ぎる、仕掛け武器が最高にカッコいい、強敵を何度もリトライしてやっと倒した時の達成感がたまらない。でもフンおじは勘弁な!
アートワークスもすごく良かったです。
2024年もまとめが書けるくらいたくさん良い作品に出会いたいですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?