見出し画像

ゲーム雑記:ミニ四駆 超速グランプリ

このタイトルを見て読みに来て頂いた方は、おそらく少年期に(あるいは現在進行形で)ミニ四駆という玩具に触れた経験があり、かつこのスマートフォンゲームタイトルが気になっているのではないかと思われます。

最初に申し上げておきたいのは、もしそうであるならばとりあえずこのnoteは脇に置いてAppStoreまたはGoogle Playで超速グランプリを検索してインストールして触ってみた方がいいですよということです。その結果時間を忘れる事になっても当方は責任を持てませんが!

ゲームの特徴

やる事は決まっていてミニ四駆をパーツ単位で組み立ててレースをするのみ。レースはスタートのタイミングのみ手動操作であとは見ているだけ。何ならスキップして即結果を見ることも出来る。文字で見ると一体何が面白いンだとかなるんですが、実際に操作してるとまあこれが不思議と楽しい。

パーツをガシャで揃えるというのはまあ現代のスマホゲームでは定番なので、欲しいパーツが出ないよう…と悲しみに暮れながらスターコイン(いわゆる"石")を貯めては溶かすことにはなります。スコーピオンもVマグナムもVソニックも出やしない。失礼、ぼやきが混ざりました。(追記:Vソニックは出ましたので本稿の見出しに

昔流行した「ダッシュ!四駆郎」と「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」のキャラクターやシナリオもあって、ボディ変えると走行性能が変わるとか、実際のミニ四駆だと小さすぎてほとんど影響が無いと言われているダウンフォースの効果みたいなファンタジー要素もあるにはあるんですが、セッティングとレースはほぼ実際のキットを走らせるのと同じ雰囲気が得られると思っています。

クルマゲーに実車さながらのリアルさを売りにしたグランツーリスモという超有名レースゲームタイトルがありますが、そのミニ四駆版と言って差し支えないくらいの感覚があります。ファンタジー要素も含めて。

パーツと改造

聞いた話ではパーツのモデルは実際の製品を3Dスキャンしただか設計用CADデータを流用しただかで、かなり現物に近い形状を再現していると思います。

ゲーム的な面で言うと、入手したパーツに対して「改造」と「強化」を行って性能向上をすることになります。改造はレアリティに応じて最大6枠、パーツごとに異なる改造メニューから選択して行うので、個性が出ます。やり直しは効かないのですが、実物と違って失敗しても壊れないので安心(?)。

パーツレアリティは「進化」で上げることが出来、全てのパーツを星6にすることが可能。進化に必要なパーツEXPを後述する各種レースで集めて、最高のマシンを作ることが目標になると言っていいでしょう。

また、ボディに関しては、外観に影響しない改造メニューの他、ドレスアップとして肉抜き(外観を変更する軽量化)、カラー変更、ステッカー変更、ウィングやカウル取り外し、LEDの搭載などが出来ます。肉抜き以外は走行性能に影響しないようです。見た目で差を付けろ!

一部ボディカラーとステッカーは日本円で購入しないといけない(石では入手不可)ことになっており、変なところで金銭格差が見えるようになっております。
なおカラーとステッカーはリムーバーで元に戻せますが、肉抜きは不可逆。コインガシャ産の高レアボディに手を加えるのはなかなか勇気が要りますね。

レースモード

レースは、コミックス等のキャラクターと対戦する形式の「ミニ四ワールド」、全プレイヤーとタイムを競う「超速グランプリ」(ゲームタイトルでもあるので、ここが本作のコアと思われます)、友人知人と走らせる「街かどレース」の3つ。

ミニ四ワールドでパーツEXPを集め、現実のミニ四駆でいうジャパンカップのような公式大会に相当する超速GPでランキングを競うという格好になります。

街かどレースは、自分でコースをレイアウトして走らせることが出来る機能で、ショップ大会のようなスイスドロー制で報酬もある「エディットカップ」と、仲間内の草レースと言える「みんなでミニ四駆」があります。

みんなでミニ四駆は本作の対人レースでは唯一スタート操作を自分でやる(超速GPとエディットカップは自動スタート)のですが、リアルタイム同期をするような仕組みではないので、各自がスタート操作をして突き合わせた結果をレースシーンとして閲覧するカタチになります。

なお、コースのレーンを増やすのにはスターコインが必要で、お財布に余裕がある人でないとコースを作るのは結構しんどいところ。まあ実際のミニ四駆でも仲間内でコース持ってる人は限られていたので、友人宅へ遊びに行って走らせる感覚ですかね。かなり昔に処分してしまったので今は無いのですが、2レーンのジュニアコースを買って自宅で走らせていた思い出が甦ります。

ちなみにレース中のカメラ視点はピンチやスワイプで動かせるので、たまには結果スキップをせずにお気に入りのアングルを見つけるのも乙なもの。

AR機能

本作にはARモードが搭載されております。何をするかというと、ゲーム内で自分が組み上げたマシンが、現実に存在するかのような写真を作れます。
ので、例えば作業机の上にARモデルを配置してみると本当にそこにあるかと錯覚できそうな雰囲気があります。

また、ARにはキットサイズの1倍に加えて、32倍モードというのが搭載されておりまして、乗用車サイズのミニ四駆を現実の道路や建物、人物と並べて撮れるという大変マニアックなものです。当然モデルは単純スケーリングなので、ARのパーツに寄るとだいぶ粗く感じるのですが、有り得ないけど誰もが思い描いた光景をスマートフォンの中で作り出せるというのはとても夢があります。

何年か前にタミヤが実走可能な1/1エアロアバンテを製作していましたが、自分のお気に入りのマシンでそういう光景を作れるのは、バーチャルであっても心が躍ります。

その他要望というかぼやきというか

リリース当初から結構ハマってるんですが、ここしばらくガチャで新パーツをほとんどゲット出来てないというかなしい現実に直面しております。上の方でも言いましたね。だいじなこと(?)なので。

まあ商売なので仕方ないっちゃそうなんですが、走行性能に直結するモーターやギア、ローラーの類はともかく、ボディに関しては星1(最低レアリティ状態)で構わないので何らかの形で入手出来るようにならないかなぁと。ARモードで飾り遊びとかしたいんですよ。

余談

ミニ四駆のゲームというのは従来幾つかあって、スマホタイトルに限ると5年くらい前に「爆走兄弟レッツ&ゴー!! ミニ四駆ワールドランナー」ってのがブシモでリリースされていたりしました。が、こちらはミニ四駆ゲームというよりはレースゲームのガワをミニ四駆にした、みたいな感じで正直感触イマイチだったんですね。見た目ミニ四駆なんだけど走ってる最中にプレイヤー操作が入るのは何か違うよなぁと感じてそのまま消してしまった記憶があります。レツゴーのキャラゲーっぽさはまあまああったんですが。

本作(超速GP)は、昔SFCで出た「ミニ四駆 シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!」(20年前以上前だ)にプレイ感がとても近く、そういう点でも懐かしさと新しさの重層具合がヒットしたところがあります。

ミニ四駆を走らせていたかつての少年たち、アラサーアラフォーあたりを明確にターゲットとして展開しているので、長く続いて欲しいなぁと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?