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ゲーム回想:艦隊これくしょん

個人的なただの思い出話です。今現在のゲームそのものに関する話は特にないです。精力的にプレイしていた期間はリリース直後から2015年夏までの、およそ2年程度。

中学生の頃にWin版提督の決断3にドハマリしていまして、それに近い雰囲気のゲームがあるらしいというのをTwitterの軍事系クラスタが話題にしているのを見てやり始めたというのがそもそも。擬人化コンテンツだからという理由でやり始めたわけではないですね。陸よりは海の方が趣味です。

その当時アナログゲームに傾倒していたところもあり、ボードウォーゲームをPCブラウザに持ち込んだかのようなゲームシステムが自分の中でスマッシュヒットしまして。まだ鎮守府に名前が付いていなかった頃、元々軍艦趣味があったような物好きが面白がってた程度の印象でしょうか。

スタートがやや遅れたので一番最初のイベントで震電を入手までは行けなかったものの、次の夏は大和の進水日メンテに間に合わせるために明け方まで粘ってクリアしたりとか、秋にも鉄底海峡で時間回復する敵戦力に震えながらやっぱり明け方まで掛けてクリアしてたりとか。甲種勲章導入後も可能な限り最高難度でのクリアを念頭にやっておりました。仲間内での攻略談義も含めて、楽しい時間でした。

そこまで入れ込んでいたゲームでありながら、どうしてやめてしまったのか。イベント海域の高難度化、後付けでどんどん複雑化するゲームシステムなど、思うところが無いわけではなかったのですが、そこは別に決定的ではないのです。

本当に1000%私自身の個人的な事情ではあるのですが、プレイをしていた時期の最後というのは、父が亡くなった時期です。葬儀やその他の色々な手続きもあって数ヶ月全く手が付かなくなり、心身共に落ち着いた頃、母港の画面を開いて、何をやったらいいのかわからなくなってしまった。

直後はそれでもイベント海域を低難度でやってみたりもしていたのですが、あまり楽しいとは感じられず、行くか退くかの判断をするギリギリの高揚感みたいなのを楽しんでいたのだなぁと再認識して、フェードアウト。

一度何らかの理由で離脱したら復帰が難しいというのは、別段本タイトルに限った話でもないとは思いますが。半ば習慣のようにやっていたことを、やむを得ない事情でしばらく離れて、そして戻ることが出来なくなってしまった。

未練のようなものは5年近く経過した今もずっと残っていて、時々思い出したようにブラウザのブックマークから母港に行ったりすることもあるのですが、結局そのまま何もせずに閉じてしまう。卒業した学校の部室に顔を出して帰っていくOBのように。

提督が傷痍退役した鎮守府で、彼女たちは日常を続けている。それもまたひとつのかたち。終わりを得るのも、ゲーム体験の一部ではあります。

なお、(ライトな)軍艦趣味から離れることの出来なかった提督がアズールレーンという新しい世界で指揮官として転生するのは、また別の話。

おわり。


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