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財布を買いました


ミニバッグにふさわしい小さな財布

2023年12月にミニバッグを購入したのですが、普段使いしている財布が長財布で、バッグに入りません。ミニバッグ用の財布を買わないと出かけられない。じゃあどれ買う? で止まったままでした。

今の財布を選んだ時は、長財布であることと、ラウンドジップではないこと、小銭が出しやすいことを条件にネットを探し回って買ったものです。当時、ラウンドジップではないものって無くて、もうほんとに苦労しました。今もレディースだとラウンドジップが多い気がしますが、ともあれ、苦労した分、長らく使っていきたいお財布でもあります。

今回の条件は

コンパクトであることは必須。それ以外は特に必須条件としては挙げませんでした。メイン財布を移行すると言うより、メインは長財布。必要な時に入れ替える形になるので、そこまでの収納力も不要。

現金を減らしてもいいのかもなあ、とフラグメントケースも考えていたんですが、友人と遊びに行く時ってどうしても現金が必要になってくるのが分かったので除外しました。個別会計できる場所ばかりでもないし。

二つ折り、あるいは三つ折り。まあともあれ、カバンに入ればよし。カードの収納もそれほど拘らず、そんなゆるい条件で探し始めました。

難航するとは思わなんだ

さらっと決まるだろ、と思っていたんですけど、全然そんなことなかった。気に入るものが全くもって見つからない。琴線に触れるものに出会えない。
困惑しました。あれ、こんなに難航する? っていうくらい。

長財布は皮革製品。表革で、青みのグリーン。模様も何もなし、無地です(使ってるうちに傷やら跡やらついてますが)。
でも、今回のNew財布は、それを小型化したものではダメでした。気持ちが動かない。

運命を待とう

じゃあどういうのがいいのよ? ってハイブラからセレクトショップまであちこちWebを眺めていました。出かけた時にも財布売り場を冷やかしてみたりして。でも、どれもこれも違うんですよね。

  • レディースは大体甘すぎる(リボンとかいらない)

  • メンズは大体硬すぎる(もうちょっと可愛げが欲しい)

  • パステルカラーの組み合わせはわたしではない

  • ブラウン系はあんまり好きじゃない

  • 可愛らしさ、甘さはほんのひと匙でいい

  • 小さい面積で一色だとつまらん

  • シルバー一色って、実物見るとピンとこない

  • 素材はあまり気にしないかな

  • 差し色欲しい

  • コントラスト欲しい

  • なんでイエベの赤なんだよ、ブルベの赤にしてくれよ

  • ブランド名どーんは特に気にならないかなあどうかなあ

  • 模様はでかいほうがいい

一言でまとめると、存在感があって、かっこよさとちょっとの可愛げがあるもの、なわけなんですけど、その『ちょっとの可愛げ』はわたしの中に判断基準があるので、どこを『可愛げ』とするかは出会わないとわからない。うわあ、めんどくさい!笑

そんなこんなしていたら、GUCCIのデザイナーだったミケーレ氏がVALENTINOのデザイナーになる、というニュースがありました。ミケーレ氏の手がけた財布が販売される可能性!?と湧き立ったものの、市場に出てくるまでどれくらい時間がかかるのやら……。出てきたとしてわたしが欲しくなるかはまた別問題ですし、ともあれ、捜索は続行。

ミニバッグ使いたい! と探すのに躍起になっていたのですが、まあ見つからない見つからない。どれもこれも帯に短し襷に長し。ときめきがない。
そうこうしているうちに、運命なんて躍起になればなるほど縁遠くなるもんだし、いつか向こうから飛び込んでくるじゃろ……とギアを切り替えました。

久々に捜索開始

そして半年過ぎました。その間、ミニバッグとは対局をなすデカバッグを購入し、使い始めましたが、これが使い勝手良くて…。ミニバッグ、買ったものの、これはハイブラバッグ購入実績解除で終わるんかしら…などと考え始めたりもしていました。
そんなある日。サンダルを眺めていたZOZOで、気が向いて検索窓に、財布、と入れてみたんですよね。あまりに多く出てくるので(そりゃそう)、とりあえず色を絞るか、と、カラーパレットを開いて、シルバーと赤と黒にチェックを入れて、ふと、自問自答ファッション教室の色についての質問を思い出しました。

好きな色は、黒、赤、青。
クローゼットは、黒(≒紺)、赤、白(≒銀)がほとんど。
青を洋服で使うのは結構難しくてトップスは1着しかないのですが、デニムが数本。
ちなみにわたしはブルベ冬なので、赤が朱(イエベの赤)でなければどれもこれも似合う色であったりします。ああ、そうかなるほど。無意識にぱっと選んだけどそれなりに根拠あるな、と思いつつ、スクロールしてなんとなく引っかかったものをお気に入りに入れているうちに、あら? というものがありました。

髪の毛を切ったら悲しくなった

あら? とひっかかった翌日、髪の毛を切りに行きました。30年担当してくださったかたが引退された後、引き継いでもらった今の美容師さんとは、あんまり意思疎通がうまくいかないし、機嫌にムラがある方で、2〜3回に1回くらい、んー…っていう仕上がりになるんですが、今回もそれでした。

ちょっと話がズレますが、家人が、昨年の秋口ごろから、うまく歩けなくなっています。コレステロール値が高いということで薬を飲んだら筋肉が溶けてしまって。薬は止めたんですけどそれ以降、足に力が入らなくなってしまっているんですよね。歩行スピードがあからさまに落ちたまま、戻らない。本人も辛そう。
いよいよこれはおかしいということになって、大学病院に行ってあれこれ検査してるんですけど、原因が全く分かっていません。

そこらへんのごちゃっとした心配とか、ホルモンバランスとか、わたし自身も足の付け根が痛くて動きに支障が出てたりとか(これは対人ストレス由来だそうですが)、小さなところではお気に入りのリール式定期入れのリールコードがぶっちぎれてしまったりとか。
楽しいこともあるし、推しは日々頑張ってるし、気持ちの天秤は揺らいでも堪えていたんですが、この美容院の『ちょっとがっかりした』が思った以上に重くて、すとんと負の気持ちに落ちてしまったんですよね。

あー、これはお腹減ってるからもあるよなー。とりあえず腹ごしらえしてみよう、と、羽釜のとうもろこしご飯を食べました。美味しかった。

季節限定

リールコードを手芸店で買い、メイク品を見るかなと思いつつあまり気が乗らず、駅ビルをぶらぶらしていたら、ZOZOで見た財布の実店舗がありました。おお、実店舗だあ、なんて眺めていたら実物を発見。触ってみよう、と店に入りました。

色が違うじゃん?

ZOZOでの表記blackだったはず。写真も確かに黒に見えてました。なのに、ネイビーに見えます。んんん? 店舗限定でネイビー? 
店員さんに断って触らせてもらいました。三つ折り、ラウンドジップ二つ折り、スナップ止めの二つ折りの三種類。持った感じを近くの鏡で見ると、案外ハマってる。他に目もくれず触っていたからか、店員さんが話しかけてくれました。

「どこかで見て来られたんですか?」
「ZOZOで見て、可愛いなーって思って…。ネイビーなんですね、これ。黒かと思ってました」
「そうなんですよ。表記も黒だったはずなんですけど、色味はネイビーなんですよねー。よく分からないです笑」

天井近くに飾ってある同じ品を見ると、そっちは確かに黒に見えます。

「同じものですよね」
「光の加減で黒に見えてますけど同じですね」

なるほどーーー。おまえさん、ネイビーだったんかーーー。そっかーーーー!

さてどうしよっか?

矯めつ眇めつ、三つ折りよりは、二つ折り。ジッパーとスナップなら、さてどっちかなー? ジッパーはやっぱり違うよなあ。ジッパーは小銭入れがしっかりあって、厚みもある。スナップは小銭入れはほぼ飾り。でもすっきり。すっきりの方がかわいい。

少し時間をおいてみる? と考えて、今、買おう、と囁かれた気がしました。どうせ買うなら、今ここで。

そういうことで

買いました!!!!!

one spoon of kawaii

日本限定の黒(ネイビー)の苺柄! てことで、黒(≒紺)、赤という、好きな色で構成された、わたしのnew財布です。

バッグともども早速使ってみたら、あれ? 使い勝手最高じゃん? ってなっています。かわいい。うきうきする。かわいい。とってもすき! ずっとおまえ、うちの子だったね?くらい馴染んでいます。

いい買い物した。あーー、なんかいい買い物したなあ。満足して帰宅しました。

財布迷子、これで脱することができました。やったねー!!!! これで思う存分、ミニバッグも使えます!!!

わたしの推しは良い推しよ

余談。スマホのケースに推しの顔写真シールを挟んでいるのですが、店員さんにうっかり見つかってしまい、「誰ですか?」って聞かれました笑

シール挟んでるのすっかり失念してて、「え? あっ!?」ってなってしまった笑 MagSafeの白い丸にちょうど収まるんですよ、祭GALAおみくじ付シール。

宮舘涼太さんですーって答えたら、あーーーラヴィットの! って分かっていただけたので嬉しかったです。
可愛くてかっこよくてダンス激うまでもう何もかも最高の推し。苺柄に最初動かされたの、宮舘さんのむかーしの写真があったからだったりもしたので(苺と戯れる写真がございまして)、伏線回収じゃないけど、個人的にオモロでした。

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