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マーケター/新規事業担当が訪問すべき、ニューヨークの先端リテールショップ(D2C)実レポート Vol.2

本noteは、以下、マーケター/新規事業担当が訪問すべき、ニューヨークの先端リテールショップ(D2C)実レポート Vol.1 の後編にあたるnoteです。

お読みいただいた方の主な声

後編であるVol.2でも引き続き、ニューヨークの先端ショップを紹介していきます。まずは定番から!

6. Warby Parker

Vol.2の一発目は、アイウェア(サングラス・メガネ)において、アメリカではもはや超有名企業となったWarby Parkerです。2010年ペンシルバニア州フィラデルフィアでスタートしました。

元々はオンラインでの販売のみでスタートしたWarbyですが、リアル店舗1号店を2013年にオープン、2015年にNordstrom(全米にある巨大ショッピングモール)にも展開したことでブランドが一気に浸透、現在では全米28州、86店舗も構え、カナダにも店舗を持つようになりました。

ファイナンス的にいうと、2018年にシリーズEの調達を行い、累計で$300M資金調達しています。

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 "アイウェアもファッションブランドであるべき" という創業者の思いから、当初よりVogueやGQなどの雑誌に多く掲載され、 "靴や鞄と同様、ファッションに合わせてアイウェアも使い分けるもの" として、平均95ドル、最も高い商品でも195ドルという価格設定で抑えられるよう作られています。

私もこちらのサングラスが大好きで、過去に3度ほど購入しています。一つ100ドルしないので、気軽に購入できることがミレニアル世代を中心に受けている他、何よりデザインがシンプルでクールなのです。

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▲おすすめは、Barkleyの黒タイプ(2枚目左上)。サングラスをあまり使用してこなかったという人にもおすすめな汎用タイプです。


また、店舗は毎回来たくなる仕組みづくりがあります。ここ2年は半年おきにはLA、ニューヨークのそれぞれの中心店舗を訪れていますが、来店時に楽しめるコンテンツがとても多いのです。

例えば、先日2018年12月に訪れた際は、"PHOTO BOOTH" なるものがあり、サングラスを試着したまま、スナップ写真が取れる仕組みがあるのです。

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立て続けに3回、ガガガっと撮影を行います。もちろんセルフで、勝手に店内のサングラスを持ち込んでOKです。

こんな感じで出てきます。

これは3ヶ月前にはなかった取り組みです。

また、EYE EXAMというドクターによる目の診断も行っています(こちらは有料で20分間で95ドル)。

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LA(アポットギニーブルバード店)はまた店の雰囲気が異なるので、各地で行ってみるのも面白いですね。


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