joker

ジョーカーと言えば今のご時世ピエロを思い浮かべるだろう。
ピエロと言う人物は仮面を被る芸者の事を意味する。
だが、あたしは人物とは全てピエロの様なものでは無いのかと考えているのだ。
読んでくださっている方は思うだろう。
「こいつは何を言いたいのだ。」
そう、理解されない。
だがここで此の理解をさせてあげようではないか。
人物は皆、ピエロの様にマスクをつけて生きているの物だ。それが物理的か心理的かの違いなだけなのだ。
あたしはこういう人だと、いうマスクをね。
他人の思う「らしさ」、や「〜ぽい」などと言う価値観から作られる固くて誰にも潰されないマスクを。
あたしは其のマスクを何枚も作り上げてきた。
無口な人付き合いの悪いマスク、お喋りでちょっかいをかけまくるマスク全てあたしのマスクである。だから其れ等はあたしではないのだ。あたしは其んなにも、気にしない人ではないし、強い生き物では無いのだ。脆くか弱く、気に触る事を恐れ、自分なんかと考える小動物なのだ。
そんな、小動物は人間界には沢山いる筈だ。
自分しか持たない物を持っている事を他人は良いというが、持っている本人からしてみたら承認欲求が損なわれるお荷物なだけだ。
誰にも分かる〜などとは言ってもらえず、ただ一言の「変わってるね」という言葉を耳にするだけだ。
其れを人は個性と呼び良い物だと認識させる。
本当はそんな美化された綺麗な見えない物ではないというのに。