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new nail

ただ ジェルネイルをやったのではなく
土曜日の卒業式にあわせて

袴に合わせたネイルを
昨日お店でやってもらった。

国家試験が無事に終わって
いまだに家でゴロゴロすることに慣れず
罪悪感の癖と戦いながら
ゴロゴロしてる。

京都にいる友達が
卒業式は誰よりも美しく飾ってと
簪をくれた。
ネイルに簪に 準備は順調だと思って
嬉しくて泣いた。

嘘、ほんとはただ嬉しくて泣いた。

今日は3年生を送る会。
在校生がやってくれる恒例行事。

後輩が花束をくれるんだけど
希望があれば 後輩が花をあげる人を指名できる。

わたしは年下が苦手だし
話はするけど好かれるほど
特別これといって思い出もないから
もちろん 知らない思い入れのない子がくれるんだろうとステージに上がったら

いつも 先輩、先輩! といって話しかけてくれる人懐こい後輩が
花束を片手にやってくる姿が目に飛び込んできて
涙が止まらなくなった。

卒業前にして 周りからの愛に気づいて
なんだか勿体無い時間だったなと思った。

恋人と別れて気づく 大切さと似てる。
人はみんな
あの頃に戻りたいというけれど
きっと今でも十分幸せで
何年か後の なりたい時 になってる。

何故それに気づかないの。
とよくきく言葉だけど
気づけば気づいたで 虚しい。
終わりが見えるのに どうにもできない感じ。

なんだか泣き疲れ、
今日は気分が上がらないから
恋人に会いに行こう。
今日はいつにも増して会いたくて仕方ない。

終わりの見えない貴方に
今宵はぎゅっと抱き締めてほしい。


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