インボイス制度というものをご存じだろうか

はじめまして、黒虎(くろとら)と申します。
今回「(1stシーズン)謎解きクラスタによる謎以外 Advent Calendar 2021」の記事としてこの記事を書かせていただきます。

12月12日は毎年その年の世相を象徴する「今年の漢字」が発表されます。みなさんの今年の漢字は何でしょうか?この記事を見ている方は謎解きが好きな方が多いかと思うので「謎」って答える方も多いのかなと思います。(ここまで例年のコピペ)

さて早速本題ですが、みなさん(特に「謎を発注し、報酬を支払う企業」や「謎を制作し、報酬を得る人」)2023年10月1日に開始されるインボイス制度というものをご存じでしょうか?適格請求書等保存方式ともいわれてます。請求書等の形式を取り決める制度なのですが、それに伴って変更になる消費税関連のことのほうが影響がありそうなので、制度開始前後での変更点についてこの記事では書こうと思います。

買手、売手という言葉を多用しますが、
買手:謎を発注し、報酬を支払う企業
売手:謎を制作し、報酬を得る人
と思っていただければわかりやすいかもしれません。

消費税の基本

前提として消費税の基本知識が必要になりますので、
突然ですが、問題です。
問題①消費税は誰がどこに納付する税金でしょうか?
問題②売上税込110万でしたが、仕入等は税込33万でした。納付する消費税はいくらでしょうか?
問題③副業で年間売上100万円を達成したK君。しかし消費税を納めていません。脱税でしょうか?

答え①販売業者等の事業者(売手)が国へ納付する税金です。買手が支払っているので納付しているようかのように思えますが、それはまだ納付ではなく一旦売手へ預けているものです。
答え②7万です。売上税額の10万から仕入税額の3万を控除して納付します。これを仕入税額控除といいます。
答え③脱税ではありません。年間課税売上高が1,000万円以下の事業者は免税事業者として消費税の納付は免除されます。また相手が免税事業者だとしても買手側は上記の仕入税額控除を受けられます。

以上を踏まえて…

インボイス制度開始後の変更点

①免税事業者は課税事業者とならなければ
 適格請求書を発行できません。
②適格請求書を発行されなかった仕入については
 仕入税額控除が受けられなくなります。

簡単に言うと今まで納付しなくてよかった消費税を
①売手側が払うか
②買手側が払うか
ということになります。

ネット上ではこの変更によって免税事業者の個人事業主の方が契約を切られる等のことがよく危惧されています。たしかに買手側が支払う現金としては10%増となるので、見直しが必要になるかもしれません。。。

売手側としてはそれを考慮した上で免税事業者であることを選択するか、
課税事業者となり消費税を納めるかといった選択が必要になります。

最後に

あくまで自分は税理士等ではないので
さらに詳しく知りたい方は
国税庁HPや税理士の方に相談しましょう!

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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