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【統率者デッキ紹介】永遠神オケチラ

 私事ではありますが、今黒井はデッキを4つ持っています。
 オケチラはその4つ目にあたるのですが、他3つは全て3色以上という多色大好き人間です。(《破滅の龍、ニコル・ボーラス》、《精霊の魂、アニマー》、《ドラゴン・エンジン、レイモス》)
 特に意識してなかったんですが、赤青がすべてのデッキに入ってるあたり、まあ偏りが凄いですね。あとこの統率者デッキ基本的に殴らないし。

 …………殴るか。

 という経緯で組むことになったのがこのオケチラ様です。
 実際コンバットをする統率者って楽しかったです。やはりライフを攻めるのもMtGですね。

God-Eternal Oketra / 永遠神オケチラ (3)(白)(白)
伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) 神(God)
二段攻撃
あなたがクリーチャー呪文を唱えるたび、警戒を持つ黒の4/4のゾンビ(Zombie)・戦士(Warrior)クリーチャー・トークンを1体生成する。
永遠神オケチラが死亡するか戦場から追放領域に置かれたとき、あなたはこれをオーナーのライブラリーの一番上から3枚目に置いてもよい。

3/6

 さて。このデッキのメインの勝ち筋ですが、永遠神オケチラの能力を使って横展開して殴りきるプランと、《知識槽》による封殺コンボの2択になります。白単はカウンターや除去に乏しいため、基本的にはメタカードと絡めてこれらのプランを完遂します。

 ではデッキ紹介。
 クリーチャーはそこそこ多めの39枚。

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 メタクリーチャー、土地サーチ+マナ加速、防御用のルーンのママ2種とブリンクできる生物、パンプアップできる生物とフィニッシャーの構成でまとめてます。
 X=0で4/4のゾンビ戦士トークンに化けれるバリスタはオケチラとの相性が良いので、ついででバリスタヘリオッドができるようにしています。
 ZNRの期待の新人《エメリアのアルコン》は、本当にそのマナコストでいいのか目を疑いましたが、まあ大丈夫だから刷ったんだよね。多分。

 生物絡みのコンボで言えば、《白たてがみのライオン》と《コーの空漁師》が出た時に生物を戻せると書いてあるので、自身をバウンスしてマナの限り出し入れ(=オケチラ下だとその数だけトークン)ができます。
 《エメリアのアルコン》下でも《白たてがみのライオン》は瞬速を持っているため、相手ターンに1回ずつ出せば自分の番が戻ってくる頃には3体くらいのトークンが出ていることになります。
 コンバット関係であれば、《月皇の司令官、オドリック》が輝きます。《永遠神オケチラ》とトークンがいればそれだけで警戒・二段攻撃が全体に付与されます。楽しい。

 こっそり《目覚ましヒバリ》と《霊体の先達》が入っているのでこれも無限コンボのパーツか……と思いきやサクり台がこのデッキにはないので、あくまでもただのリアニメイト装置です。多分他にも強いカードがあるとは思うので、入れ替え候補の枠。

 続いて非生物の置物(アーティファクト、エンチャント、プレインズウォーカー)。
 合わせて22枚。

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 妨害、パンプ、マナファクト、除去。《精神迷わせの秘本》は《師範の占い独楽》とは違いデッキが掘り進められるので残していますが、これでいいのかは謎。ここもいいカードが思い当たるまでの入れ替え候補の枠。
 相手の統率者を黙らせる《ダークスティールの突然変異》はかなり有用。自分の《神の怒り》でも退場しないため、封の仕方としてはまあ良いほう。
 《精霊龍、ウギン》とは相性が悪いので、出すタイミングは多少考えた方が良いかもしれない。

 このデッキのフィニッシャーである《知識槽》は、先に《ドラニスの判事》《エメリアのアルコン》《法の定め》のいずれかを置いておく必要がある(相手が呪文を1回しか唱えられない状況にすればOK)。
 知識槽は手札から唱えた呪文を刻印し、唱えた呪文以外の刻印されたカードを唱えるため、結果1回しか呪文が唱えられない状況では何もできなくなってしまう、という盤面ロック。
 ただし自分の生物の打点が他プレイヤーよりも強くなければならないのは前提条件なので、手札にパーツがあっても決まらないことが多い。ロックを決めたはいいが、知識槽の縛りは自分にもあるため盤面の追加は一切できないため、ちょっとでも不安要素があるならステイ。

 ソーサリー、インスタントは控え目な10枚。

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 まあ白だな、ってところのカードを引っ張り出してきただけなので、あまりコメントすることがない。申し訳ない。
 ZNR産の両面カードは土地にもなるため、気持ち土地を削ることに成功しているが、不安なら土地を増やす。
 《ハルマゲドン》の「Destroy all lands.」の3単語で完結する暴力性は美しさすらある。たまらない。《神の怒り》も「Bury all creatures.(※1)」となっているので、英版で集めてみたい気持ちはあるという与太話で誤魔化すとしましょう。

 最後に土地。先述した通り、29枚と基準よりは少なめである。わかりにくいですが平地は19枚です。

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 《ひなびた小村》は基本的に《毒の濁流》対策で積んでいるが、これが想定された使用法で使われる日が来るかは怪しい。タップイン確定なので、両面カードで対処できるカードがあればそちらを使う方が賢いかもしれない。《マキンディの暴走》あたりが役割的には似ているが、ソーサリーなので肩を落とした。
 フェッチランドは高いので入ってない……というわけでもなく、一応《土地税》とかあるし基本土地の枚数は多いほうがいいなぁ……ということでフェッチランドは敢えて入れていない。
 《空の遺跡、エメリア》が起動するまで土地が伸びたことはないが、プレッシャーとしては十分すぎるため、入れたままにしている。

プレイ指針について。

 マリガン基準はとにかくどれだけ速くオケチラを出せるか。または、相手の統率者に致命的なダメージを与えられるメタ札を抱えられるかによる。
 2マナ以上ジャンプするカードが《太陽の指輪》しかないため、基本的には5ターン以上かかるようなハンドでなければOK。
 あとは、上から引いてきたカードを適宜投げつける。それだけだ。

 《ニクスの祭殿、ニクソス》が大量にマナを発生できる唯一のカードなので、さっさとサーチして後手を取らないように、ゆくゆくは先手を取れるようにしておきたい。
 《石のような静寂》や《法の定め》のような自分にも影響があるカードは出すタイミングを見極めないと自分の首を絞めるだけのカードになりかねないので、自分が有利なタイミングでしか投げないようにする。

 あとは上にあるコンボであったり、愚直なトークン横並びで十分制圧ができるので、やべーやつから順に殴り倒していこう。

 単色統率者を使ってみた感想としては、色管理という概念がないため非常に快適だった。あとやることが単純なため、そこも相まってプレイしている側としては快適にプレイできるのは〇。

 ただ、何のデッキにしても青が入るところからスタートだった今までのデッキと比べると、相手への干渉力は著しく低く、《石のような静寂》ほかメタカード数種を貼っているにもかかわらず動き続ける相手を見るとなかなか空しいものがある。
 メタカードが貼れているならまだしもそれすらできないとただの壁と化す(※2)ため、精神修行の一環としても勧められる(?)

 このデッキは先述した通りフェッチランドを入れていないが、入れるにしても4種。ショックランド・デュアルランドも不要なため、単色統率者は入門としては非常にお勧めできる(※3)。

 今日はここまで。ここまで見てくださりありがとうございました。

 (※1)Buryは埋葬。死語のため、昔に刷られたカードはそうなっている。
 (※2)高速環境ならどのデッキでも壁となってしまう可能性があるが、白単だとさらに高いのだ。
 (※3)デッキ構築段階で高額土地カードを入れる必要は必ずしもないが、突き詰めると入る。単色にはそういうカードがないので比較的安く済むのだ。誰だ今《ガイアの揺籃の地》と《セラの聖域》の話をしたやつは。

 

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