【皐月賞の予想】

■皐月賞の前後5Fごとのラップ(2015-2022)
2022:60.2-59.5(-0.7)
2021:60.3-60.3(0)
2020:59.8-60.9(1.1)
2019:59.1-59(-0.1)
2018:59.2-61.6(2.4)
2017:59-58.8(-0.2)
2016:58.4-59.5(1.1)
2015:59.2-59(-0.2)
前半1000m通過・平均:59.4秒

■今年の前哨戦
スプリングS:59.4-61.6(2.2)
共同通信杯:60.5-59.3(-1.2)
弥生賞:61.0-59.4(-1.6)
京成杯:62.2-60(-2.2)
若葉S:64-58.7(-5.3)

スプリングSがもっとも流れの厳しいレースで、共同通信杯、弥生賞は前後差が少ないもののやや後傾ラップ。
京成杯・若葉Sはかなり緩い流れになっている。

皐月賞は後半4-5Fを11秒台で続けるようなレースで走ってきた馬が好走するケースが多く、瞬発力勝負<持続力勝負になる。

昨年がまさに5着までに入った馬でダノンベルーガ以外は後半4-5Fの持続力勝負を勝ってきた馬たちでした。

・ジオグリフ
【新馬:11.8 - 11.2 - 11.0 - 11.3】
・イクイノックス
【東スポ杯:11.7 - 11.6 - 11.0 - 11.9 - 11.4】
・ドウデュース
【弥生賞:11.8 - 11.5 - 11.4 - 12.3】
・ダノンベルーガ
新馬、共同通信杯ともに3Fの瞬発力勝負
・アスクビクターモア
【新馬:11.8 - 11.2 - 11.0 - 11.3】
【未勝利:11.3 - 11.6 - 11.5 - 11.4 - 11.9】
【弥生賞:11.8 - 11.5 - 11.4 - 12.3】

今年の出走馬で後半4~5Fを11秒台を連発して馬券内に入った馬
シャザーン/ショウナンバシット・すみれS【11.9-11.3-11.1-11.4】
ダノンタッチダウン・デイリー杯2歳S【11.7-11.4-11-11.8】
トップナイフ・萩S【11.6-11.5-10.9-11.9】
ホウオウビスケッツ・フリージア賞【11.8-11.6-11.2-11.2-11.9】
上記5頭のみ。

この中でさらに前半厳しい流れを経験しているのは
・トップナイフ
・ホウオウビスケッツ
・ダノンタッチダウン
の3頭

■皐月賞の印
◎ホウオウビスケッツ
〇ファントムシーフ
▲ベラジオオペラ
☆トップナイフ
△タッチウッド
×マイネルラウレア

ホウオウビスケッツがフリージア賞で記録した後半5F57.7秒は
2,3歳の世代限定戦東京芝1800-2000m戦では歴代7位の時計。
かつ他がすべて1800m戦で、2000mでここに入ってくるのはホウオウビスケッツのみ。
(エフフォーリアの共同通信杯、キングズレインの百日草特別が58.0秒で次になります。)

1位:ダノンキングリー(共同通信杯・61.5-57.3秒)
後半5F:【12.0-12.0-11.2-11.0-11.1】
1位タイ:ジオグリフ(新馬戦・62.9-57.3秒)
後半5F:【12.0-11.8-11.2-11.0-11.3】
3位:コントレイル(東スポ杯2歳S・58.8-57.4秒)
後半5F:【11.7-11.8-11.7-10.8-11.4】
4位タイ:カレンブーケドール(スイートピーS・62.4-57.6秒)
後半5F:【12.3-12.0-11.0-10.9-11.4】
4位タイ:イクイノックス(東スポ杯2歳S・60.3-57.6秒)
後半5F:【11.7-11.6-11.0-11.9-11.4】
4位タイ:サリエラ(新馬戦・61.7-57.6秒)
後半5F:【12.1-11.6-10.7-11.3-11.9】
7位:ホウオウビスケッツ(フリージア賞・61.6-57.7秒)
後半5F:【11.8-11.6-11.2-11.2-11.9】

ダノンキングリー:2019年・皐月賞3着
コントレイル:2020年・皐月賞1着
ジオグリフ:2022年・皐月賞1着
イクイノックス:2022年・皐月賞2着
と牡馬に関してはすべて皐月賞で馬券になっている馬。
牝馬のカレンブーケドールはオークス・2着、秋華賞・2着、JC・2着、春天・3着とハイレベルな牝馬世代に混じって、牡馬相手にも好走してきた馬。
サリエラもすでにリステッド勝利。

スローの経験だけならまだしも、スプリングSの重馬場で厳しい流れを経験したならば、例年の皐月賞の前後差の少ないレースにも対応可能と見る。
特にグラニットが大逃げ宣言をしている以上、離れた2,3番手からレースの流れに乗れる。
距離に関しては不安もなく、あとは馬場がどれだけ乾くかだが、兄ホウオウユニコーンも渋った馬場は得意。
ファントムシーフ、ベラジオオペラ、トップナイフ、タッチウッドは前後イーブンに近いレースを経験していることもありここでも上位に。
大外に配置されたマイネルラウレアだが、今日アーリントンCで好走してきたセッションよりも大外を回してラスト100mのみで若駒Sを差し切った点を考えると化け物の可能性がある笑

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