【平安S/オークスの予想】

■平安S

◎ケイアイパープル
〇テーオーケインズ
▲オーヴェルニュ
☆スマッシングハーツ
△サンダーブリッツ

中京ダート1900mは1800mよりスタミナ要求値の高いコースで、スタートが100m後ろにずれることで急坂を2回越えなければならない。
各出走馬に対するスタミナの要求値が非常に高くなるコースとなります。
本来は先行馬よりも差し馬を狙うべきなのですが、今回は◎ケイアイパープルとしました。
前走アンタレスSでは前半61.1秒の厳しいレースを3番手でレースを進めて、前が壊滅していく中でグロリアムンディに次ぐ先行勢再先着。
(グロリアムンディはもうダート重賞取れるレベル)
これを4コーナーでは先頭に立ったこの馬もスタミナはかなりのもの。
去年の東海Sは前半時計が速すぎて7着と負けたが、名古屋大賞典では消耗戦の鬼であるクリンチャーと時計差なしの競馬ができていますし、ダート2500mでも好走できている。
それならば急坂2回のこのコースでも対応は可能と考える。

テーオーケインズがギリギリまでかわいがってくれるならチャンスはあるはず。

テーオーケインズが早めに仕掛けてきた場合、スマッシングハーツやサンダーブリッツにも出番はあるかも。

■オークス

◎シーグラス
◯プレサージュリフト
▲ベルクレスタ
☆スターズオンアース
爆パーソナルハイ
△ナミュール
▽ルージュエヴァイユ
×ライラック
※ニシノラブウインク

本命にはシーグラス。
金曜時点の東京の含水率とクッション値は去年のオークスに近いレベルで意外と重め。土曜の午前中に降る雨の量次第で、日曜がギリギリ同じくらいになるはず。
そうなると、東京の芝2400mの牝馬限定戦は良馬場発表でも消耗戦になってくるので、各種牡馬産駒の牝馬の距離別成績が上位に来る馬で一番妙味がありそうな馬を選びたい。
シーグラスは小倉のあすなろ賞で外8頭分外を回しながら3~4コーナーをまくり気味に走っており、出走馬の中で一番スタミナを使って走っていた。
この時に破ったタイセイディバインはファルコンS、アーリントンCと重賞を好走してきた馬もいる。
未勝利で2着になったレースはラスト3Fが加速ラップだったのでやむない敗戦。忘れな草賞は中途半端に動いてしまい、アートハウスに加速ラップを刻まれているので度外視します。
東京コースでは3戦してすべて馬券外ではありますが、レースを観ると、直線一気の競馬をしようとしているため、ゴールドシップ産駒には最悪の乗り方をしているので個人的には度外視したいと思っています。この中でも上がり最速の脚は使えていますし、直線平坦のコースの方が向いている産駒だと思っています。去年のユーバーレーベンのように向こう正面辺りで位置を上げつつ加速していき、直線先に抜け出せればチャンスはあるかと。
少なくとも直線一気の競馬をしたら終わりです。

■ゴールドシップ産駒・牝馬(東京芝2400m):【4-1-4-9】

続いて評価をしたいのはクイーンC組の上位3頭。
〇プレサージュリフト
▲ベルクレスタ
☆スターズオンアース

クイーンC開催時の東京は馬場が重めの状態が多く、芝の状態としてはダイヤモンドS開催週よりも重めだったため、スピードに加え、スタミナの要求値が高めのレースでした。
桜花賞勝ち馬スターズオンアース、7着馬のベルクレスタはよりスピード質が求められた桜花賞で、上位に入ったこの2頭は枠云々で評価を下げる必要はないと考えています。プレサージュリフトは桜花賞では凡走するのは目に見えていたので度外視です。
オークスはこの時のクイーンCと同じくらいの馬場状態で行われるはずなので、この組は素直に評価したい。

爆が◎よりもオッズが低いのは意味がわかりませんが(笑)、パーソナルハイ。
フローラSのレベルを疑問視している人がいるのですが、自分はレベルよりもこの馬が距離延長してきたときの成績に注目しています。
2戦目:1600m→2000m:2着(勝ち馬キラーアビリティ)
6戦目:1600m→1800m:6着(スタート出遅れ)
8戦目:1600m→2000m:2着(勝ち馬エリカヴィータ)
赤松賞は400m短縮でも好走しましたが、この馬にとって短縮延長ローテは特に影響はない。
いかに自分の競馬をするか、だと思っています。
今回はラブパイローがいますが、テンの速さや芝でのスピードを考えればこちらが先手を取れる。
重まで行くとわかりませんが。
大崩れをしたのは明らかに外枠が不利だった阪神JFのみで安定したレースができるのもこの馬の強み。さらにディープインパクト産駒の牝馬は全体的に東京芝2400mでは好走できる。

■ディープインパクト産駒・牝馬(東京芝2400m):【17-12-8-76】

続いてナミュール。典型的なDanzig持ちで成績がテレコな馬。
この馬はピンパーですが、赤松賞で見せた走りがやはり優秀。
鞍上が鞍上でも余裕でしたし、阪神JFは明確に敗戦理由がある。
桜花賞もチューリップ賞も同時計で走破しているわけですし、最終的には枠の差もあったのかな、と。買うならここで。

ライラックはオークスで、と思っていたのでここで。
ニシノラブウインクはフラワーC・2着から無理せずオークスに歩を進めたのは良かったと思いますし、この枠なら逆に腹を括って2,3番手で競馬をして欲しい。エピファネイア産駒の延長ローテはプラスではありますが、東京・芝2400mで結果を出しているのはOP以上ではデアリングタクトしかいません。それだけ能力が図抜けている馬じゃないと厳しいということです。

※出走各馬の種牡馬・東京2000m/2400mにおける種牡馬成績。


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