【4重賞の注目馬】

久しぶりの4重賞開催なので、ぱっと見た感じの注目馬をピックアップしておきます。

■ダイヤモンドS
☆トーセンカンビーナ
昨年のダイヤモンドS・3着馬。
長距離重賞はコンスタントに走る馬で、ダイヤモンドS・3着、ステイヤーズS・4着、阪神大賞典・2着、20年天皇賞(春)・5着と3000m以上のレースで掲示板を外したのは22年の阪神大賞典、天皇賞(春)の2つ。
阪神大賞典に関しては上り幅が狭いレースで差し損ねた形。
天皇賞(春)は最初の1000mが60.5秒、ラスト1000mも60.3秒と完全にスタミナを求められたレースで3着内までが4番手内にいた馬で決まっているレース。かつレースレベルもかなり高いもの。
4着:ヒートオンビート・七夕賞・2着、アルゼンチン共和国杯・3着
5着:アイアンバローズ・ステイヤーズS・4着
7着:ロバートソンキー・3勝クラス勝ちから、オールカマー・2着、日経新春杯・5着
12着:ディバインフォース・ステイヤーズS・3着
15着:ハヤヤッコ・函館記念1着
16着:ハーツイストワール・札幌日経OP・1着、アルゼンチン共和国杯・2着
中止:シルヴァーソニック・ステイヤーズS・1着

7歳馬なので、長期休養明けは気になるところですが、まともに走れば通用する能力はある。

☆マリノアズラ
ハイレベルだった六社S2着、古都S2着と長距離レースでも安定した成績を残してる当馬。
グレイトフルSでは6着と敗れたが、このレースは道中ディナースタ、モリノカンナチャンが捲りを入れ、ラスト5F目に区間最速の11.2秒が出ているように先行勢にとっては超厳しいレース。ここで先行して残したホウオウリアリティは迎春Sで3着と好走し、シロニイが万葉Sが3着と巻き返した。
六社Sではブレークアップと僅差の競馬をしていた馬ですし、シルブロンは展開利もあったので、そこよりも人気しないようであれば積極的に狙っていきたい。

■京都牝馬S
☆サブライムアンセム
スワンSでは4コーナーで大外を回してしまい、ラスト100mくらいで中に入れるも時すでに遅し。阪神1400mは【1-2-0-0-1】の成績で条件的にはここがベスト。

☆シゲルピンクルビー
3勝中2勝が阪神芝1400mで明らかに1400m巧者で唯一馬券を外した昨年の京都牝馬Sは相当レベルの高いレースで、ロータスランドは高松宮記念2着、スカイグルーヴは京王杯SC・2着、シゲルピンクルビーは鞍馬S1着、6着ギルデッドミラーはその後ダートで覚醒。
ここで人気がない+内枠なら上位評価。

☆ルチェカリーナ
当馬も阪神芝1400m巧者で阪神カップは6着と敗れたものの、勝ち馬からは0.2秒差で、阪神芝1400m最強のダイアトニック、グレナディアガーズ相手に0.2秒差なら許容範囲内の内容。
先行勢がそれなりにいるこのメンバーであればイン差しも決まりそう。

☆テンハッピーローズ
阪神芝1400mは2回走って【1-1-0-0】とパーフェクト連対。その後は左回りばかりを使われているが、このコースが一番適正がありそうな馬。
ウインシャーロットとは0.3秒差あったが、より適正の高いコースで逆転も。

☆ヒメノカリス
2走前の六甲アイランドSが非常に強い内容。どれだけ使ってもイン有利の阪神芝コースを大外から2着まで上がってきた内容を評価。
その後、新春Sを勝って引退間近にようやく初重賞挑戦。あまり人気しないようであれば。

ただ、注目馬を挙げたものの、ウォーターナビレラ、ウインシャーロットが55キロ、ロータスランドが56キロ、ってなっててやる気がすでにないです。

■小倉大賞典
ヒンドゥタイムズが1人気になったり、ウイングレイテストが2人気になるようなメンバーレベル。ペース次第では前が残る馬場ではあるが、今週もそこまで天気がよいわけではないので差しの決まる小倉だと思ってよさそう。

☆ロングラン
ディセンバーSでは上り2位の脚を使って5着と好走。そもそも3勝クラスのレースではウイングレイテストを破っているように時計の掛かる馬場は歓迎。
上記の通り、ウイングレイテストが想定2人気になる、かつレッドベルオーブがいるメンバーならば追い込み馬でも届きそう。

☆ダンディズム
散々重賞でも通用すると推してきたが、前走馬券になってしまった笑
前走はインを突いたディープモンスターに先着された格好ではあるが持久力を求められたレースで、上り最速タイの脚を使えた。
ラスト3F【12.7-12.6-11.9】と加速ラップのレースでもあったので引き続き好走があっても。

☆ホウオウエミーズ
エリザベス女王杯でも推奨したが、馬場の渋ったコースでは無類の強さを誇る馬で、稍重以上の芝では5勝。初の小倉だが、週中の雨次第ではここでも。

☆フォワードアゲン
3勝クラスを勝ってからG3で5着→4着→13着→8着と大きく負けたのは前残りだった中日新聞杯のみで、中山金杯では上り最速の脚を使って8着。
追走は内でしていたが、直線進路がなく外にだし、ラーゴムとともに外目を走っていたために内にいた馬たちに後れを取ってしまった格好であれば、ここで。

■フェブラリーS
☆ケンシンコウ
1400mはさすがに距離が短いと思ったが、出遅れながらも上り2位の脚を使って6着と好走。ユニコーンSでも3着と入っているように東京ダート1600mの実績もある。揉まれていい馬ではないので、揉まれない外枠と湿った馬場が必要。

☆ショウナンナデシコ
シニスターミニスター産駒の東京ダート1600mの成績も悪いが、実はオルフェーヴル産駒の東京ダート1600mの成績も同じくらい悪い。
この馬に関しては地方交流G1とはいえ、牡馬混合のかしわ記念でソリストサンダーやテイエムサウスダンを蹴散らしているだけに能力は確か。
東京大賞典は6着と敗れているものの、これは道中サンライズホープとリンゾウチャネルの捲りの影響をもろに受け、外目からプレッシャーを掛け続けられ、内に閉じ込められ続けていたのも大きい。
ワンターンのコースだと3戦して全敗なのでその点が気になるのと、牝馬同士、かつ実績のある船橋で1.9秒も負けた点か。

☆セキフウ
Danzig持ちかよ、って思うくらいに兵庫CS以降の成績がテレコで、好走と凡走を繰り返す馬。ユニコーンSは伸びない東京ダートの内を突っ込んで好走しているように能力はある馬。
人気がないようであれば紐に。

☆シャールズスパイト
スパイツタウン産駒のデータがそこまで多くないのですが、こちらもやはり東京ダート1600mの成績が悪い産駒。
それでもアメリカのダート重賞で3着と好走。
この時の勝ち馬はG1・3勝のマインドコントロール、2着馬がドバイWC・2着と好走し、日本で種牡馬入りしたホットロッドチャーリー。
4着以降にはかなりの差をつけての3着だけにそれなりに評価はできる。
BCマイルではバーイードと2馬身差くらいの2着と走ったモダンゲームズと0.1秒差の競馬をしているように能力は高い。芝の実績馬なので芝スタートの東京ダート1600mは問題ないと思うが、スパイツタウン産駒と東京ダート1600mとの相性の問題だけが気になるところ。

☆メイショウハリオ
久しぶりの1600m戦ではあるが、薫風Sで勝っているように問題はないはず。
東京大賞典は3着と敗れたが、勝ち馬のウシュバテソーロが強すぎた。馬場が渋ったコースでは実績豊富。メンバーが手薄すぎるので追走さえ問題なければ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?