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京都工芸繊維大学 編入学試験 数学 厳選まとめ

こんにちは。Black Rockです。

先日、京都工芸繊維大学の数学の編入試験の問題解説を公開しました。


京工繊編入試験の数学は、基礎的な問題が多いですが、中には難しめの問題もあります。「基礎的な問題はわかるので、難易度の高い問題の解説だけ知りたい」という需要もあるのではないかと思いました。

ということで今回は、個人的に難しいと思った問題のみを集めた解説を作成しました。10年分の過去問解説の中から難しめの問題を厳選し、切り抜いてまとめたものです。

今回ピックアップした問題は下に示した5つです。

  • H22 大問3

  • H27 大問1

  • H29 大問3

  • H31 大問3

  • R2 大問1

これ以外に難しいと感じた問題があればこちらからお問い合わせください。要望いただいた問題を追加するかもしれません。


H22 大問3

『平成22年度3年次編入学(一般)試験問題用紙《工芸科学部》』より引用

(2)が難しいと感じました。そのまま計算すると0/0の形になってしまうので、そこをどのように計算するのかが問題です。


H27 大問1

『平成27年度3年次編入学試験(一般)問題用紙《工芸科学部》』より引用

(2)は3次正方行列のn乗を求める問題です。普通は対角行列を利用して求めるのですが、この3次正方行列Bは対角化不可能です。


H29 大問3

『平成29年度3年次編入学試験(一般)問題用紙《工芸科学部》』より引用

2変数関数の微分の問題です。2変数関数の問題は京工繊でもよく出題されていますが、この問題は少しイレギュラーかなと思います。


H31 大問3

『平成31年度3年次編入学試験(一般)問題用紙《工芸科学部》』より引用

2変数関数の偏微分の問題です。x,yが別の2変数s,tの関数であるという点が、他の年とは異なっています。ある定理を使いこなせないと解けません。


R2 大問1

『令和2年度3年次編入学試験(一般)問題用紙《工芸科学部》』より引用

(3)が難しいです。証明問題はやっぱり難しいですよね。自分もなかなかわからなかったので、ネット上の記事をいろいろあさって、ようやく答えにたどり着いたという感じでした。


今回も同様PDF形式です。


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