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京都工芸繊維大学の編入試験を受けてきた(受験記録)

Black Rockです。

昨日、京都工芸繊維大学の編入試験を受けてきました。僕が受けたのは、設計工学域の情報工学過程です。

合格発表は1週間以上後なので、今回は感想だけ記憶が新しいうちに書き残しておきたいなと思います。合否が決まったら、また別で報告したいと思います。

試験の1週間前あたりから、時系列に沿ってその時思っていたことなどをまとめたいと思います。

試験前の1週間

浪人生活で毎日7~8時間程度の勉強をしていたところ、3ヶ月位たったあたりから自律神経の乱れを感じ始めました。長時間勉強していると、気分が悪くなったりすることがありました。吐き気とか息苦しさを感じるときがしばしばありました。

なので、試験前の1週間は回復をすべく、一日5時間程度の勉強量まで落とし、それ以外の時間を自分の好きなことに費やすようにしていました。

試験前々日

自律神経がある程度回復したかなと思って、最後の仕上げをしようと思い、集中して長時間の勉強を行ったところ、また自律神経が乱れて、吐き気や息苦しさの症状が出ました。


試験前日

前日に乱れた自律神経を回復すべく、この日は勉強はあまりせず、観光をしたり、早めにホテルにチェックインして仮眠をとったりするなどしました。

観光は京都御所に行きました。ここは、敷地が広く、自然も多くてリフレッシュにはぴったりでした。御所の敷地内にある休憩所で、軽く勉強したりしました。ここはカフェのような雰囲気になっており、無料で使用できるため、勉強している人や、パソコン作業、リモート会議、iPadで動画鑑賞している人もいました。

京都御所は完全に穴場って感じでした。無料で使用できる休憩所で作業をし、疲れたら自然の多い敷地内を歩いてリフレッシュできますし、お腹が空いたら、休憩所の中で食事を購入することもできます。無料Wi-Fiも使えます。

観光が終わったら、早めにホテルにチェックインして、仮眠を取りました。仮眠は長くても30分程度に収めるべきなのですが、1時間ほど寝ました。というのも前日からの自律神経の乱れと、在来線での長時間の移動によって体がだいぶだるさを感じていたからです。(帰りは新幹線で移動しましたが、やはり新幹線のほうが圧倒的に楽です)

夕食はあまり、食欲がなかったのですが、夕食の量が少ないと空腹感がストレスになって睡眠の質が激烈に下がるのが経験的にもわかっていたので、普段どおりの量を食べるように努めました。試験前日の緊張感もあり、なかなか箸が進まず、普通の定食を完食するのに30分以上かかりました。

夕食後も普段どおりのルーティーンで過ごしました。やはり次の日の試験への不安がありましたが、不安に対して注意を向けすぎないように、コントロールしつつ、普段どおりのメンタルの状態を意識しつつ過ごしました。

不安が浮かんできたときに、その心配事が問題ないと思えるレベルまで考えたくなってしまいそうになるのですが、多分それをしていると、不安な思考がループするいわゆる反芻状態になってしまいかねないので、深く考えすぎないようにしてました。

就寝は12時過ぎでしたが、眠りに入ったのは1時過ぎだったかなと思います。試験に対する不安や緊張がありましたが、ある程度のコントロールはできていたみたいです。

試験当日

6時過ぎに目が覚めました。目覚めは悪くはありませんでした。

本当は8時くらいまで寝たかったので、2度寝しようとしたのですが、試験のことが頭をよぎってアドレナリンが出てきたので、2度寝は無理でした。

そこから、朝風呂に入ってリフレッシュした後、仮眠をとって、結構気持ちいい状態にもっていくことができました。これは普段あまりやらないことですが、結構良かったなと思いました。

朝食にはスターバックスラテとナッツを食べました。普段どおり軽く済ませました。

京工繊におそらく最も近いホテルの一つをとったので、朝は時間に余裕があり、そのぶん精神的にも余裕が生まれたようにも感じます。

試験会場につくと、多くの人が勉強して緊張感が漂っていました。僕も数学の問題を軽く解いてウォーミングアップしておきました。意外と試験開始ギリギリに着く人がいて、面白いなと思って見ていました。なので、ひょっとすると寝坊で試験を受けなかった人もいたのではないかなと思いました。見た感じ9割位の人が試験には参加していたのかなといった印象でした。

まず、最初の試験科目が数学で、数学はある程度傾向通りといった印象でした。一部あまり解いたことのない問題がありましたが、運良く過去の記憶から引っ張り出せたので、全問回答することができました。まだ自己採点していないのでわかりませんが、計算ミスや勘違いをしていない限りは満点取れていると思います。


ぶっ通しで2時間くらい座っていると疲れるもので、数学の試験が終わった瞬間外の空気を吸いに行きました。軽くジョギングしたり、キャンパス内を見学しつつウォーキングしたりしました。そのあと、昼食を食べながら軽く情報理論の復習をしました。

ちなみに昼食にはSOYJOYとコンビニのサラダを食べました。食事による集中力の低下は避けたかったので、普段どおりの低糖質なものを選ぶようにしました。緊張で食欲も低かったので、量としてもちょうど良かったなと思いました。

自律神経が乱れて気分が悪くなるのは避けたかったので、試験直前にも外を歩いて整えました。


2科目にして最終科目の情報基礎の試験は結構レベルが高かったです。

出題としては、アルゴリズム、論理回路、コンピュータアーキテクチャ、情報理論、システム論(RC回路、信号処理)でした。

アルゴリズムは、今年は若干テイストが例年と異なっていて、計算量のオーダー表記を求める問題が出ました。オーダーについては他校の対策として把握していたので、この問題はほとんどすべて解くことができました。

他には2分探索法に関する問題も出て、こちらも他校の受験対策として、把握していたので、問題なく解くことができました。例年はアルゴリズムというよりかは、プログラミングに対しての理解を試すような問題が多かったのですが、今年はプログラミングと言うよりかはアルゴリズムへの理解や知識を試す問題でした。

論理回路からは、組み合わせ回路と順序回路から問題が出ました。組み合わせ回路は過去にもよく出ていましたが、順序回路は過去7年分の過去問を見ている限りでは出ていませんでした。順序回路は後半に後回しにして焦って解いたので、2問ほどミスしていました。組み合わせ回路に関してはおそらく問題なく普通に解くことができました。

コンピュータアーキテクチャからは、用語の穴埋め問題が出ました。過去にも用語の穴埋め問題が出ていましたが、基本的に用語の一覧から選んで答える問題だったので、どうにかなるだろうと思って、あまり対策していませんでした。今年は用語の選択肢が与えられておらず、用語を知らなければオワリって感じの問題でした。なのでここは結構間違えていると思います。

情報理論からは、シャノン符号、情報量、符号から出題されました。情報理論は過去にも多く出題されており、京工繊の専門対策の中でも重点的に対策していた方なので、ここは問題なく回答できました。

システム論からは、RC回路のシステムに関する問題と、フーリエ級数展開を用いた信号処理に関する問題が出題されました。

RC回路のシステムに関する問題は、ラプラス変換などを用いて伝達関数やインパルス応答、振幅応答特性を求める問題などが出題されました。このあたりは電気科でもやっていたので、ほとんど解けたわけですが、「RC回路の振幅応答のグラフを書くときにwCRを横軸に設定する利点を説明しなさい」みたいな問題はよくわかりませんでした。

信号処理では、与えられた波形をフーリエ級数展開して、その結果を用いて考察して解く問題が出題されました。4問中2問目でフーリエ係数を求めて波形のフーリエ級数表現を求める問題が出たのですが、フーリエ級数展開の係数を求める公式を覚えていなかったので、2問目以降は解けませんでした。フーリエ係数の公式を提示してくれないあたりが、落とすテストだなって感じでした。

試験の内容はこんな感じでした。情報基礎は7割くらい取れた印象です。とにかく専門に関しては出題範囲が広すぎましたね。(笑)それからTOEICは、翌日のIP試験は受けずに810点で提出しました。

過去7年分の過去問はほぼ全て解けていた僕ですが、明らかに難しかったように感じます。今年は志願者が66人いて、昨年合格したのが5名なので、客観的にみても試験の難易度が上がったのは間違いないと思います。

僕は電気科出身なので、情報科出身の方がどう感じられたのか気になります。もし良ければコメントして下さい。

試験が終わった後は、京都の観光をしてきました。


また、試験の結果が公開されたら、合格でも不合格でも報告したいと思います。試験に関しては健闘はしましたが、いかんせん倍率が高いので、落とされても悔いはないなと感じています。これだけ出願者がいれば、自分よりも優秀な人はいるでしょう。


では、最後まで読んでいただいてありがとうございました。試験はあと3校受けますが、精神と身体がイカれないか心配です。他の受験生の方々はどんな感じでしょうか?もし良ければコメントいただけると嬉しい限りです。

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