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大阪大学の編入試験を受けてきた(受験記録)

Black Rockです。

8/19・20の大阪大学工学部の編入試験を受験してきました。僕が受験したのは電子情報工学科の情報通信工学科目です。

今回は受験記録ということで、試験前日あたりから試験終了までの流れや思ったことなどを時系列に沿ってお話ししたいなと思います。

いわゆる編入体験談的なものは合否が出てから書くことにします。ただ、不合格だった場合に、書くモチベがなくなって投稿しない可能性はありますが...
とりあえず、合否だけは確実に報告すると思います。

試験前日、試験1日目、試験2日目、試験全体のまとめ、の4部構成で書きます。


試験前日

この日は九州大学の編入試験の2日目でした。15時ころに試験が終わったので、そこから空港へと向かい、空港で夕食を食べて、19時40分に福岡を福岡を出発し、着いたのが20時50分です。

そこから、ホテルまでが遠くて、結局ホテルに着いたのが、23時過ぎです。ホテルに到着したらすぐに風呂に入って、就寝したのが12時半過ぎでした。この日も自律神経失調症の治療のために処方されていた睡眠剤を服用していたので、すぐに入眠できました。

この日が一番ハードだったかなと思います。ただ、睡眠はそれなりに確保できていたので、しんどいと思うほどではありませんでした。


試験1日目

朝は7時くらいに目が覚めました。2度寝しようと思ったのですが、この日も、少し時間があったので朝風呂でリフレッシュすることにしました。

素泊まりプランにしていたので、朝食は持参したナッツだけを食べました。

試験会場に着いて、受験者の座席表を確認してみると、電子情報工学科は出願者が確か36名くらいでした。ただ、ところどころ空席もあったので、出席率はだいたい8割位と見て、受験者は30人弱(30人よりも少ない)でしょう。

ここからは試験の内容についてです。大阪大学の編入試験の過去問は例年公開されているので、ここで詳しく説明はしません。

英語

大問1:長文読解
3程度

大問2:日本語訳
5~6割程度

大問3:和文英訳(英作文)
7~8割程度

大問4:穴埋め
8割程度

大問5:誤り訂正
8割程度

英語は全体としては65%程度だと思います。

大問4と大問5は過去問を解いた感じ得点源だと思っていたのですが、今回の試験では数問わからない問題もあり意外と難しかったです。英語に関しては若干難化があったかなと思います。大問1,2のできの悪さは単純に時間不足でした。

以前から英文の読み込みの遅さを感じていたので、そこが対策でカバーしきれなかったのが反省点です。

数学

大問1:線形代数
6割程度

大問2:微分方程式
7~10割程度

大問3:ベクトル解析
5割程度

大問4:確率
5割程度

微分方程式は連立微分方程式を解く問題でした。答えまで出しましたが、計算が長いので、その過程で計算ミスなどをしていれば結構厳しいと思います。

数学は全体としては65%程度だと思います。ただし、ミスが多ければ5割程度もありえます。


ここからは選択科目です。僕は、電気電子回路とコンピュータ工学を選びました。

電気電子回路

大問1:電気回路
8割程度

大問2:電子回路
6割程度

電気回路からは、回路のインピーダンスやアドミタンスを求める問題や、交流回路の問題などがでました。

電子回路からは、オペアンプの問題が出ました。後半に、初見問題があり、それが解けなかったので6割程度です。

コンピュータ工学

大問1:数の表現、論理回路
8~10割程度

大問2:アルゴリズム
8~10割程度

大問1は、例年通りといった感じでした。順序回路からはカウンタの問題が出題されました。ミスがなければ10割ありそうな気がします。

大問2は2分探索木の問題でした。過去にも出題されており、対策はしていたので、全て回答できました。ただ、時間が押していて焦って解いたので、ミスがあるかもしれません。


専門は全体としては8割程度はありそうです。


筆記試験を総括すると7割程度でしょうか。ただこれは、ミスがさほどなければの話です。手応えとして、今までの試験の中で一番自信がないです。やはり、レベルの高い大学だなと思いました。


1日目で筆記試験はすべて終了ということで、試験後は面接対策をしました。志望動機は正直ほとんど考えていなかったので大阪大学のサイトをあさって、原稿を作成しました。

卒業研究に関しては、今までの面接で、追加で聞かれる事が多かったので、よりわかりやすくなるように、原稿を改良しました。

面接対策のこれらの作業は2~3時間ほどで終わりました。

そこから夕食を食べて、夜は面接の原稿のアウトプットをしつつ、リラックスして過ごしました。

この日は12時過ぎに就寝しました。最終日も問題なく入眠できました。この4日連続の試験を通して、就寝から入眠まで平均して5分もかかっていないと思います。試験の日に睡眠が十分に取れるというのはありがたいことだなと思います。


試験2日目

この日は目が覚めるのが早くて5時頃でした。流石に2度寝しようと思ったのですが、やはりこのあと試験が控えているという事実から、アドレナリンが出てしまい、15分経っても再入眠できなかったので、朝風呂に入り体をリラックスさせて、そこからもう一度布団に入ると、気持ちよく眠れました。

結局起きたのが7時半で、そこから速攻で朝食と身支度を済ませ、8時に出発しました。

会場についてから、学科・コースごとに別々の待機室に誘導され、受験番号順に面接を受けるという流れでした。確か僕の受けた情報通信工学科目では15人弱くらいの受験者がいた気がします。電子情報工学科全体では受験者が30人弱なので、電気電子工学科目と半々くらいで分かれたみたいです。


ここからは面接試験の内容です。

面接直前は少し緊張しましたが、メンタルのコントロールにはある程度慣れているので、緊張しすぎることはありませんでした。良い緊張感でした。

面接官は3人いて、それぞれ、志望動機、卒業研究、学びたいことを聞かれました。志望動機では1点質問が返ってきました。卒業研究では特に質問されることはなく、最後の学びたいことに関しては、「あなたは電気科出身で、大学では情報系の分野を学びたいってことですね?」という質問というか確認をされて終わりました。すべて、詰まることも無く、冷静に答えることが出来ていました。

かなりあっさりしていて、正直面接試験の終了後は、「あれ、落とされたかも」というような感情を抱きました。実際に筆記試験の出来もそこまで良いとは言えないので、落とされてそうな気もします。

僕自身そこまでこの大学に固執しているわけでもないので、特にメンタルに来ることもなく、「まぁ、こんなもんかな」って感じでした。


試験全体のまとめ

試験の出来としては、英語・数学は6.5割程度、専門は8割程度です。全体としては7割程度(ミスがほとんど無ければの場合)

面接は冷静な受け答えができていたように思いますが、面接の内容がかなりあっさりしている印象を持ちました。

手応えは、僕が受けた4つの大学の中で最も低いです。受かってたらいいなくらいの感触です。


4日連続の試験で、受ける前は正直なところ、かなり精神的・体力的にしんどいのではないなと思っていたのですが、想像以上に楽に過ごすことが出来ました。こういった面での成長を感じられたことは、学力の成長よりも遥かに嬉しいことです。

最後に、このように試験を4つの試験を受ける機会を与えられたことをありがたく思いますし、無事4つの試験を受けきることが出来てホッとしています。

いつも応援、支援してくれる方々には感謝しています。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。


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