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山口達也さんの事件から3ヶ月20180729 Twitterまとめ再掲 #TOKIO #山口達也

 あれから3ヶ月経って、思ったこと考えたことをつぶやいてみる。
 もちろん知っている情報は限られているし、いろいろな情報が出回っている。プライバシーもあるし未成年が絡む事件であることから、真実を私が知ることは、ないだろう。

 それでもなんとなくモヤモヤしたたまったことを吐き出して、スッキリしたい。

 前提として、山口氏と4人の会見での発言に嘘はないとする。 被害者については触れない。ただ、被害者が呼ばれて家に行ったことについて、「圧倒的に立場が強い相手に呼ばれては断れない」というコメントをどこかで読んだが、それは問題だ。例えて46歳の会社の社長が16歳のバイトの女子高生を家によんで、断ったら仕事に支障が出るから断れないというのは、明らかなパワハラである。そのようなパワハラが芸能界で一般的ならばすぐに改善するべきだ。

 次に、山口氏がアルコール依存症だったかどうかについて考えてみる。
 お酒が原因で肝臓に異常が出て入院するくらいであれば、当然お酒を控えるように指導を受けるはずだが、退院してすぐに飲んでしまい控えることができない、仕事に支障が出てしまうのに控えることができない、というのはアルコール依存症の診断基準を満たす可能性がかなり高い。
 が、会見では診断書にはアルコール依存症とは書かれていなかったという。書かれていた病名については明らかでない。入院までしていれば、何らかの病名がついていただろう。肝臓の治療での入院だったのなら、アルコール性の肝機能障害とかの肝臓の病気の診断書だっただろうか? また、もし、雑誌で言われているように双極性障害だったとしたら、アルコール依存症と同じ科で扱われている疾患だから、治療は専門的プログラムが必要で難しいとしても、指摘はされるのではないだろうか?(もちろん双極性障害の人がアルコールの問題を抱えることもある)
 しかし、本人は、アルコール依存症と言われたことはない、と述べている。 

 よって、”専門医に受診すればアルコール依存症と診断される状態だったが、専門医には受診していなかった”と仮定する。

 もし上記の仮定が事実だったとしたら、なんとも残念である。
 受診して診断され、治療を受けていれば、今回の事態には至らなかった可能性が出てくるからだ。
 逆に、病気のせいでそうなったのであって欲しいと思う自分もいる。
 もちろんそれだけではない。 連絡先を交換し保存していたのは彼の意思だろうし、仕事でであった全ての高校生と連絡先を交換することもないだろう。そこには目的があったはずである。

 覆水盆に返らず。起こってしまった事は元には戻らない。
 それでも、どうすればよかったのか、どうすればこんなことにならずに済んだのか、考えてしまう。
 仮定を前提として考えをすすめよう。

 アルコール依存症は、精神疾患であり、脳の病気である。 うつ病などの精神疾患と同様に、治療が必要な”病気”である。心の強い弱いの問題ではなく、逆に心が弱い強いということで、心を強くもてばいいんだ、と、必要な治療から遠ざけてしまう可能性がある。そして多くの精神疾患と同様に、自分が病気だという認識を持ちにくく、専門医受診にも治療にも結びつかないことが多い。内科で肝臓の治療をして改善、退院、飲酒し、、、ということを繰り返し、そのまま肝機能障害で亡くなる方も多いと聞く。
 なぜ病気だと認識できないのか? 正確な理由はわからない。 ただ多くの体の病気、肺炎とか虫垂炎などの、腹痛とか息苦しいとかの自覚症状を認識判断しているのは、脳の働きである。その脳は、脳自体の症状や状態の判断はあまりできないようである。例えていうなら、ギターの音がずれたことをチューナーは指摘できるが、チューナーが壊れたことをチューナーは指摘できないようなものだろうか?(変な例えだ)
 さらには、精神疾患に対する偏見は未だ根強く、自ら罹患した事を否定したり、認めないようにしたり、恥を感じる人も多い。病気になったこと=自分の弱さという考えは特に男性に多いようだ。病気だという認識が持てないまま、家族に、時に友人や会社の人間に連れられて、あるいは誘われて受診に至るケースは結構多い。完全に病気だと認識できなくても、言われたから、受診しよう治療しようでも、治療の導入の入り口になれば、それはいいことだろう。もちろんアルコール依存症の専門治療の多くは、本人の治療意思が大前提となっており、同意や導入も難しいことも多い。

 今は、大きな会社だと、社員の健康状態について相談する部門があったり、産業医がいて月に1回面談をしたりする制度がある。また、昨年から会社でもメンタルヘルスのチェックが導入されている。
 ジャニーズ事務所はどの程度の規模の会社なのか私は知らないが、おそらくは大きな会社であり、いろいろな分野の人々とのつながりも多く、専門家に相談できる機会も多いのだろう。そういった社員の健康状態については、どのような体制が取られているのだろうか?

 芸能人といっても人間である。
 華やかな芸能界だが、労働基準法が本当に適応されているのか疑問に思うような長時間労働や、勤務時間も早朝だったり深夜だったりと不規則で、多岐にわたる仕事内容や、多くの知らない人とコミュニケーションをとったり、失敗の許されない生放送や緊張を強いられたり、ストレスを感じる部分も多いだろう。
 週に2、3回も国内線にのるなんて私だったら体力がないので絶対病気になる自信がある。
 体力のある人だって、忙しい毎日で病気になってもおかしくないだろう。

 さらに、事務所の組織体制はどうなっているのだろうか。所属のタレントは、SMAPの解散からすると1年契約の契約社員扱いということなのだろうか。
 一般の企業だと、社員の健康状態から勤務体制の調整などが必要になった場合は、まずは直属の上司に相談をすることが多く、(さらにその上司になることもあるが)また、上司が部下の様子を見て健康状態に不安があると指導が入ったり、受診を指示されたりする場合もある。3月の末にメンバーより先に会社の人間に事件について相談したそうなので、この相談相手が上司にあたる人物だろうか。(この場合、リーダーも含めたメンバーは同僚ということになる)この上司にあたる人物は山口氏のアルコールの問題について認識していたのだろうか?入院先から仕事に行っていたということだが、仕事に支障が出ているような状態なのに、仕事をお休みして治療に専念させようという話にはならなかったのだろうか。社員の不始末の場合企業は、上司や上司の上司や社長がずらりと並んでお詫びの会見をするのが一般的だが、この会社では同僚しか出てこないのだろうか。(不起訴処分で会見を開くかどうか知らないが)
 「何度も何度も同じことをしてしまった。昔から今までそれで迷惑かけてしまったこともいっぱいある。それでもやってしまった」という山口氏の発言。何をやってしまったのか。単純に考えれば”お酒を飲んで問題を起こす”ということだろう。昔というのはいつからだろうか。依存症であるとして、その前だろうか後だろうか。もしお酒を飲んで問題を起こしても、事務所がその後始末をしてきたのだとしたら、本人が自分の問題として認識することなく繰り返し、共依存的関係として本人の酒の問題をさらに助長させる結果になってきてはいなかっただろうか。 今回の前の問題の時に対処はできなかったのだろうか。

 もちろん全てが仮定に基づくただの推測でしかないが。

 いずれにしろ、事務所は所属タレント(特に独身)のいろいろな面での管理指導教育(圧力ではない)を再検討するべきであり、タレントも受け入れるべきだろう。プライバシーの問題もあるし、窮屈かもしれないが、全てを失うよりはマシだと思う。

 では、これからどうしたらよいのだろうか。

 本来なら、もうすでに一般人になった山口氏の状態についてあれこれ述べることは、適切ではないのだろう。 (もちろんこの記載も含まれる)
 一部雑誌やネットでは入院をしていると言われ、精神的に不安定な状態だと言われたいる。 自分のしでかした事件により、長い付き合いのメンバーを含めた多くの人間に多大な迷惑と膨大な損害を与え、日本中でニュースになれば、何も感じない人はいないだろう。30年の付き合いの仕事仲間かつ友人が、自分の不始末で泣きながら謝罪し土下座までしているのである。自責感で死にたくなるのはむしろ正常な反応かもしれない。
 もし現在、本当に精神的に不安定な、生命にかかる状態なのであれば、その治療を最優先するべきである。「死にたい」でも「TOKIOに戻りたい」でも、適切不適切の評価なく、思っていることを話せ、なおかつその内容が外にもれない、保護的支持的環境が必要だろう。
 そして、ある程度状態が落ち着けば、また外来で通院治療にうつるという段階になるのだろうが、彼ほど顔を名前を知られていると、どこへ行っても”事件を起こした元TOKIO”と指さされ、そのような対応をされ、場合によってはネットに情報が上がってしまうだろう。自分の言動が逐一周囲に知られてしまい、あれこれ批判され続けて、果たして精神的に落ち着いていくだろうか? (不適切な例かもしれないが、雅子皇太子妃は長年治療を継続されているが回復とまではいかず、それには多くの批評が影響しているのではないかと考えている)
 どこで生活するのがいいのかわからないが、本人が安心して治療に望める環境があるといい。 海外に行くならそれも一つの選択肢だろう。(担当医との治療が途切れなければよいが)周囲に日本人のいない状態で人目を気にせずに生活できた方が気が休まるだろう。 
 国内ならお寺に一時出家するとかどうだろうか? 静かで比較的世俗から隔離されているし、規則正しい生活で住職が飲酒しなければお酒とも距離が取れる。(女とも)掃除をして祈り清め、自分を見つめ直す機会になるかもしれない。
 再婚するのもよいかと思う。 生活が規則的になるし、受診や治療へのサポート管理も受けやすい。女子高生も呼べないし、何より精神的な支えを得られる。 (相手にとって支えになれるかはわからないが)
 心身ともに健康な状態となって、償いが必要ならばすればよい。個人的には、事件を起こして許す許さないは、被害者とその家族が決めるものであり、事件に無関係の外野が決めることではないと考えている。償いを希望するしないも相手が決めることだろう。
 当然メンバーを含め事件に関係して迷惑をかけた多くの人々には、謝罪なり償いなりをしていくことになるだろう。

 そして社会復帰となった場合、就職をするのであれば、事務所が関連するところや連携しているところを紹介するのがよいのではないだろうか。いろいろなことを器用にこなす人だが、履歴書上は、46歳、高卒、普通自動車免許と船舶免許、不起訴処分歴およびアルコールで治療歴あり、となると、なかなか全く違う分野に一から再就職というのは年齢的に厳しいだろう。46歳新人で中途採用、再就職しても、元有名人にはやっかみを含めた特別待遇をされ、結局続かずにまたアルコールの問題が再燃する可能性が結構高いのではないだろうか。 (もちろん夜の仕事などは論外である)彼には”元TOKIO”の冠詞がおそらく死ぬまでつきまとうだろうし、何か事件を起こせば報道されるだろう。リスク管理の観点からも、その度に事務所や元のメンバーにも影響を与えることを考えると、お互いやりにくいかもしれないが、事務所の目が届くところである程度目を配りながら仕事をさせるのがよいのではないか。

 本当は私は、できればいつか復帰して、5人のTOKIOに戻って欲しいと願っている。
 また5人で笑い歌って欲しいと思う。
 ただ現実としてはそれは難しいのかなとも思う。

 まず、戻ることに対するファンや視聴者の抵抗がある。 彼らはアイドルグループであり、ファンや視聴者など見る側の好意や応援があってこそ成り立つ存在である。
 今、ファンの間でも、もう4人でいい、帰ってこなくていい、という声を見かける。その意見の人たちは5人に戻ることに抵抗があったり反対するかもしれず、場合によっては4人ならファンでいるけど5人に戻るならファンをやめるという人たいもいるかもしれない。
 今回のことで減ったと思われるファンをさらに減らすことは、グループ自体の存続に関わると思われ、5人の戻ることを反対する意見を無視はできないだろう。
さらに、ファンでなくても彼らの冠番組を見ている人たちは、特にゴールデンでは子持ちの親子が多いと予想され、今回の事件には嫌悪感を抱く人たちが多いだろう。現在立て直しを図っていると思われる番組の視聴率への影響を考慮しなくてはならない。
 次に、残りのメンバーや、スタッフなどが受け入れられるかという問題もある。4人のメンバーは、会見や番組以外にも彼の事件によって、あちこちに謝罪し、変更やフォローや、視聴者などの目に映らないところでも、とにかくいろいろなことをする羽目になっている。私などに彼らの心境はわからないが、ずっと一緒にやってきた仲間だからこその、怒りや悲しみ、不信感などいろいろな感情が巡っていると想像する。城島氏は「男同士の友情は続く」と発言しているが、すんなり「おかえりー」「ただいまー」というわけには行かないだろう。TOKIOの魅力は5人が自然に仲良くしている様子であり、今回のあとでは、以前のように仲良く、というのは心理的感情的に難しいだろう。
 最後に、山口氏本人にとってグループに戻ることが最善なのか、という疑問が残る。 他のメンバーと以前のように仲良くできない、のは本人も同じである。 またTOKIOは売れっ子グループであり、仕事は忙しく負担も大きい。
 もしアルコール依存症だったとしたら、その治療は長きに渡ることが多く、再発の可能性も高い。通院し病状を安定させながら仕事をこなすのは相当大変だろう。

 私は貴方の声が好きだった。「AMBITIOUS JAPAN!」や「自分のために」で響く、伸びやかで甘い声が。平家派のgraduationではその美しい歌声のハーモニーに感動した。

 テレビや武道館でなくても、(あんまりいったことないけど)その辺のライブハウスとかジャズ喫茶とかでいいから、 無理ならTOKIOでなくてもいいから、 どうかいつの日か、 またその声を聞かせて欲しいと願っている。

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