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買わないでください 公演中で仮UP中です。猫でもわかる仮想通貨講座

今日は猫でもわかる仮想通貨講座を開催いたします。

「仮想通貨」ってなに?

と聞かれたら皆さんは何を思い浮かべますか?

・法定通貨でない通貨

・ビットコイン

・金融商品

・よくわからない


はい。どれも正しいものと言えます。

今回はこのよくわからない「仮想通貨」というものを簡単に説明しつつ、これからどうなっていくかを書いていきたいと思います。

まずはどんなコインがあるの?というところから書いてみます

上記のイラストはそれぞれ仮想通貨と呼ばれるジャンルの中のものになりますが、現在世界中で発行されている仮想通貨は1000を超えています。

そんな中で、日本でよく取引をされている通貨を中心に説明いたします。


■BTC、ライトコイン

ビットコインは全ての仮想通貨のベースとなっている通貨であり、ライトコインはほぼ同じ特徴を持っています。他の仮想通貨はブロックチェーンによる台帳管理をベースにしながら、さまざまな機能を備えているのが特徴です。

■イーサリアム、イーサリアムクラシック、Augur

イーサリアムは取引情報に加えて、契約情報もブロックチェーン上に記録できるスマートコントラクトが特徴です。当然、分岐したイーサリアムクラシックも同じ特徴を持っています。Augurは胴元を介さない未来予測が特徴の仮想通貨ですが、イーサリアムのスマートコントラクトプラットフォームを活用したプロジェクトです。海外のブックメーカーが行っている、いわゆる賭け(未来予測)を中央管理者(胴元)のいない分散型で実現できます。

■DASH、Monero

DASHとMoneroは匿名性に特徴のある仮想通貨です。ビットコインはアドレスがオープンになり、どのアドレスからどのアドレスに送金されたかを辿ることができますが、DASHやMoneroは暗号化し追跡不可能な仕組みにしています。また、DASHは4秒、Moneroは2分という高速取引も特徴です。

■リップル

リップルは決済・送金のプラットフォームです。リップル内の仮想通貨XRPを使い、さまざまな法定通貨で取引ができます。海外送金は時間とコストがかかりますが、XRPを仲介通貨として使用することでスピードアップとコスト削減ができます。

■NEM

NEMはProof of Importanceというアルゴリズムに特徴のある仮想通貨です。ビットコインやイーサリアムで採用されているProof of WorkやProof of Stakeとは異なり、残高・取引回数・取引量などから総合的にスコアリングされ取引の承認を行うようになっています。


次に価格を見ていきます。

これは2017年10月17日11:30ごろの価格となりますが、基軸通貨と言われるビットコインが634,318円となっています。

先週の価格が53万円、先月の価格が39万円、去年の価格が6万円なんで、去年からは10倍、先月からも2倍近くの価格を付けていることになります。

この価格については適正価格が専門家でもまちまちで、様々な要因(分裂や半減期、学会の発表、)によって変化していきます。

まぁテレビでは1年前も3か月前も、今日だって「バブル!バブル!」って言っているわけなんですが、結局のところはよくわかりません。

しかしながら、法定通貨に対する信頼が薄い国にとってはこの中央集権ではない通貨というものは非常に魅力的で、且つインフラへのコストがほとんどかからないというところから、非常に有用であると言われています。

では今後どのような仮想通貨が使われていくのでしょうか?

【仮想通貨未来展望】

ここからは個人的な意見を交えてになります。

まずはビットコイン


当然に現在の基軸通貨としての立場があり安定して上昇していってほしいところですが、予想としては10/25のBTG(ビットコインゴールド)分裂まで上昇を続け、11/19に行われるsegwit2xへの分裂問題を前に暴落の可能性があります。※B2Xコインの情報が明確にならなければ危ないです。

その後、このB2Xコインの立場によって大きく値段が変わってくると思われます。このsegwitによって分裂したコインの方がレジェンド(元のコイン)よりも承認を受ける量が多くなれば、レジェンドが消えてなくなる可能性も有るからです。

まずはこの先のBTGについては、マイニング形式がこれまでのASICという専用の機械を利用して行うと効率が良かったものとは異なり、ASIC耐性を持った通貨で、マイニングにはGPU(グラフィックボード)が有効になります。そこで、これまでの中国一強の時代は終わりを告げ、世界中でマイニングが行われる公平なコインになるのではないかと言われていました(過去形)

しかしながら現在この文章を書いている瞬間では、BTGを取り扱うとしている取引所は世界で4つのみです。

※昨日19日、日本でもコインチェックの付与が確定しました。

これはこのBTGに関して、実は開発者側が既に2017年10月1日にプレハードフォークを済ませており、独自にマイニングを行い一定量の通貨を手に入れているという情報や、これまでのBTCからの利便性の向上につながっていない等、様々な問題を持っているということが原因で、世界の取引所から「仮想通貨」として認めないと言われてしまっている状態なのです。

日本の取引所などでも代表的なbitflyerやcoincheckなどではまだ取り扱いをするというアナウンスがなされておらず(10月19日時点)、おそらくは10月25日までには対応しないのではないかと思われます。

とすると、中国の一部の取引所のみでしか付与されないとわかった瞬間にBTCは大暴落する可能性を秘めていると言えるでしょう。

現状は10月25日までに保有していれば貰えるんだ!と信じている人が多いことから現在危険なチキンレースが行われているといっても過言ではない気もします。

では直近ではどんな動きをするべきかという個人的な意見を書くと、

①10月25日までは寝る前に持越しはしない!

②デイトレというよりは時間トレを行い危険に備える

③BTGの情報をなるべく多く集める

といったところで、なるべくポジションを絞って、スキャルピングのような形で利幅のみ押さえていくトレードを心がけます。

次に11月19日までの流れですが、

①10月26日以降は売り目線

②ポジションは多くとらない

③segwit2xの受取やハードフォークの実態がわかるまでは注意

といった形になります。

この11月19日のハードフォークについては、これまでの楽観的なハードフォークではないということだけは理解しておくといいでしょう。

最悪は、これまでのレジェンドBTCについてもノードを上書きされることによって「消えてなくなる!」という可能性があるからです。

これは売り目線についてもいえることで、株でいう上場廃止なのですが、買い戻すコインが存在しないのであればどうなってしまうのかもよくわかりません。

しっかり情報が出るまでは、失ってもいいお金のみで取引をすることをお奨めします。

ちなみにギャンブル性は高いと思うので、いくらかの失っていいお金をBETするのはありかなと個人的には思います。

次にイーサリアムです。

Ethereum(イーサリアム)という仮想通貨は、ビットコインの足りないところを補おうとして作成された仮想通貨であり、多くの金融業界、証券業界などからの注目度合いは世界的にはビットコインを遥かに抜いていると言われているようです。マイクロソフト社がイーサリアム基盤のブロックチェーンを導入したことでも有名です。

イーサリアムの追加された点の1つとして、「スマートコントラクト」という機能が追加されています。
これは、コントラクト(契約)をもブロックチェーンによって記入していこうという機能です。

ビットコインでは、お金の流れをブロックチェーンによって記録していますが、イーサリアムでは
「いつ誰にいくら送金をする予定で、送金ができればこんな証明書を発行する」という決まり(契約)までもを記録することができます。

これによってお金を動かすという約束も改ざんすることができなくなります。イーサリアムのように契約を記録する仕組みが広まると、ネット上のコンテンツのコピーの防止や、所有権の移動の透明性を使い勝手を悪くすることなく徹底できると言われています。

ハードフォーク「メトロポリス」

先日、10月16日にハードフォーク「メトロポリス」が行われました。

一時価格は39000円を記録し、現在の34000~35000円程度に落ち着いています。

BTCとの決定的な違いは、イーサリアムはそもそもハードフォークを行うことが前提の通貨となっており、フォークを行っても分裂することなく(※第一回目のみDAOハッキングの対応時にETCと分裂)、バージョンアップのようなイメージで新たな機能が追加されるのです。

あらかじめ4段階のハードフォークが予定されており、今回のものは3番目の「メトロポリス」となります。

1.フロンティア(Frontier)

2.ホームステッド(Homestead)

3.メトロポリス(Metropolis)※今回

4.セレ二ティ(Serenity)

ちなみに今回のメトロポリスでは、機能追加としては、

1、プライバシー保護強化

新しい「zk-SNARK」または「ゼロ知識」の証明が付随されます。これは匿名性の高いZcashと共同で開発した技術が用いられています。ユーザーは過去よりも高いレベルで匿名トランザクション(取引のこと)を実行、つまり、プライバシーが保護されます。

2、スマートコントラクトの簡略化によるコスト削減

イーサリアムのプログラミングと目玉であるスマートコントラクトがはるかに簡単になり、現在のプログラマーの負担を軽減します。また、取引が実行されたときに(ガスを調整し、請求書を決済して)コストを節約できるようになります。

3、セキュリティ強化

THE DAOのような事件が起こらないようにユーザー自身で秘密鍵を持つアドレスを決めることができ、セキュリティを強化できます。これをマスキングというようです。量子コンピュータの攻撃に対してもネットワークセキュリティを強化します。

4、マイニング方式移行(POW ⇒ POS)のための準備

ETHのマイニングにおける「プルーフオブワーク(POW)」から「プルーフオブステーク(POS)」に変更するための準備がなされるといわれています。

現在のETHはビットコインと同じでPOWというマイニング方式をとっています。これは、ビットコイン同様にお金と電力が多くかかります。POWのETHの年間消費電力は小国1国分(キプロス、ブルネイ等)と同じ電力くらい多いです。

POWが現在のETHのマイニングの方式ですが、POSは、個人がそれぞれのコンピューターをつなぐだけでマイニングができ、通貨を持っているだけで金利のように増えていくという仕組み。大量にETH持っていると有利なので保有していると得になります。

つまり、ETHはビットコインと同じPOWだとマイニングに莫大な電力がかかるため、電力がほとんど無視でき、処理がはやいPOSに置き換えようとしています。

ではイーサリアムはどんどん値段が上がっていくのでしょうか?



答えは、わかりません。

まぁわかれば大金持ちですよね。

一つ言えるのは、BTCのように大きく価格が高騰しないのには「発行上限」にあるのではないかと思っています。


【仮想通貨発行上限】とは

仮想通貨はマイニングと言われる取引の再計算による報酬として新たな通貨が発行されるのが一般的なのですが、「発行上限」があります。

これは無限に通貨が発行できてしまうと、通貨自体の価値がどんどん稀薄化していき、最終的には価値のないものになってしまうことから、あらかじめ最大で発行できるコインの枚数を決めているのです。

そして、この発行上限を持っている通貨、持っていない通貨が存在します。

通貨の発行上限

ビットコイン  2100万枚

イーサリアム  ありません!!

リップル    1000億枚

ダッシュ    2400万枚

ライトコイン  8400万枚

ネム      約90億枚

他にも発行数が決まっていない通貨はありますが、基本的に発行数が決まってないということはいくらでも発行ができることから価値は上がりにくいと考えられます。

したがって、イーサリアムについてはかなり優秀な通貨であるのですが、BTCのような高騰は見込めないと考えるのが一般的です。


続いてリップルXRPです。


2017年10月18日産経新聞に「リップル社長逮捕!」と記事がでたあのリップルです。

ちなみにこれ、悪意のある記事で、実際はリップルを取り扱う取引所の社長がリップルを盗んだって話ですね。

このニュースとリップル社の会合の発言で10月16日33円を付けていた価格は、18日にかけて22円と約30%の下落を起こしています。全く関係ないのにこの仕打ちを受けたリップラーも多かったようです・・・。

さてこのリップル、ビットコインやイーサリアムとは違って、明確な運営元が存在します。それは、クリス・ラーセン氏がSEOを務める米国のベンチャー企業Ripple Labs, Inc(リップル・ラボ)です。

そしてこのXRPは仮想通貨というよりは「送金システム」に利用される「ブリッジ通貨」といった方が表現としては正しいかと思われます。

XRPが注目されているのは「海外送金」となりますが、世界の銀行がこの仕組みに参加し、XRPをブリッジ通貨に利用し、他国の銀行と送金を行う仕組みについて取り組みを行っています。

日本においても内外為替一元化コンソーシアムという取り組みが行われており、三井住友銀行や三菱東京UFJ銀行などメガバンクを含む数十社の銀行が参加して送金の仕組みを大きく変えようと現在進行形で進んでいます。

リップルXRP展望

この通貨については、XRPで送金される為替量が増えれば増えるほど上昇していくものと考えられています。更に既に全発行量の1000億リップルは既に発行済で、今後は取引が行われるごとにごく少量ずつ消費されていくので、若干希少性が増していく仕組みです。

しかしながら、このXRPについてはネガティブな面として発行時点で、リップル社が約60%程度保有しているという事実があります。

これは、リップル社がこれを売却してしまうと一気に値崩れをしてしまう可能性を秘めているということでもあります。そこでリップル社はロックアップというシステムを導入し、一定期間、リップル社が保有しているうちの90%にあたる550億リップルを売却ができないという決まりを作りました。

そして毎月10億XRPのみロックアップが解除されるのですが、売却されなかったXRPは再度ロックアップされます。

この10億XRPが多いのか少ないのかは市場での判断となりますが、もしこの10億リップルが全て市場で売りに出された場合はかなりの売り圧力になるでしょう。※恐らくはそんなことはしないでしょうけどね。

では結局XRPは上がるの下がるの?と言ったとき、個人的には一番安定した通貨になるのではないかと思っています。

世界の銀行で取引が開始されることにより、徐々に徐々に価値を上げていくのではないかと思います。取引量が増えれば増えるほど、ブリッジ通貨としてはXRPが大量に利用されるようになってくるので、1XRPの価格を少し上げた方が取引が楽になるからです。

しかしながら送金システムというものがメインとなることから、急激な値上がりというものはあまり好ましくないことから、現在の仮想通貨の投機的な動きとは若干違った落ち着いた動きになるものと思われます。

長期(5年くらいの長い期間)で考えるなら1$くらいまでは上昇するんじゃないかなと個人的には思っています。

続いてネム(NEM/XEM)です

ネム(NEM)は2015年に公開された、ブロックチェーン技術を応用して生まれた技術であり、XEMはNEMをプラットフォームとした仮想通貨です。

ネムはビットコインやイーサリアムと同じように、P2Pネットワークで任意のノードが取引を承認し、その取引をブロックに格納しながら処理していく、不正や改ざんの起きにくいシステムです。

通貨の送金はもちろんのこと、イーサリアムで実現されている「スマートコントラクト」も実装可能、さらには独自のトークン(通貨)発行などいろいろとできることの範囲は広いです。

最近話題になったテックビューロ社のCOMSAについてもこのネムの仕組みを利用した発行トークンとなっています。

ここでは説明はしませんがこのネムという通貨は「mijin」と呼ばれるサービスや、「カタパルト」という最終兵器(笑)を持っており意外と器用な通貨となっています。

個人的には大好きな通貨なのですが、COMSAがゴタゴタしている関係から、かなり印象が悪くなっているような気がします。

また、取引所のZaifについても、Zaifトークンの問題や、取引所のサーバがボロボロな関係でよいイメージがありません。

NEMはもっとやれる子なんですが、価格が伴ってこないというのはそういった理由があるからとも言えますね。

しかしながらこのNEMは今後COMSAのタイミングや、カタパルトの実装のタイミング等、非常に多くのチャンスを持っています。

しかも現状は25円程度の安い通貨なので、安値で買って、長期に持ってて適当な高値で売るというノンビリスタイルの人にはとても良い通貨ではないかなと思っています。

最後に

他にも現在アルトコインと呼ばれるものが1000以上、そこから派生するトークンまで含めるとかなりの種類の仮想通貨が存在します。

全てのコインがまだ手探りの状態であることから、投機的なチャンスはたくさん転がっています。

正しい情報をいかに早く仕入れるか、暴落時の原因をいかに早く突き止めるかが仮想通貨に投資していくうえでかなり重要になってきます。

私は気分的にあんまり注目を集めないように投資情報はかなりクローズにしてありますが、気分が乗った時はツイッター等でつぶやいたり、投資グループを運営したりしています。

基本的に知ってる人に頼まれない限りはお金をもらっても講演などはしないので、今日はいい機会なので何かあれば答えられる範囲でお答えするので何でも聞いてください。

ではでは以上です!

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