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2月4日仮想通貨講演に関する質問と回答


2月4日にとある社団法人様より講演の依頼を受けまして、説明に参ります。その際に事前に質問をいただきましたので、そちらの回答を参考までに掲示させていただきます。

今回は一般の解放はございませんのでご了承ください。

コインチェックの事件をうけ
取引所とウォレットの説明

まず、取引所が安全か否かですが、安全ではありません。ですので大きな金額を保管するにはあまり適していないと思います。リスクとしては、

①外部からのハッキングのリスク

②取引所自体の倒産

③テザー問題のような特定通貨の破綻の可能性

このようなリスクが考えられます。①については今回のXEMのハッキング問題のように、基本的に外部からの攻撃によるものがあり、ハッキングにより盗まれたコインについては自己責任となる可能性が多分にあります。

②では取引所が破綻してそもそも通貨自体がどこに行ったかわからなくなるケースです。こちらも全部失ってしまいます。

しかしながらこれは取引所ごとに対応が異なります。日本の認可された取引所は安全と言われているのは、財産分離管理という条件が金融庁の登録時に課せられるというところからで、顧客より預かったお金は運営資金とは別口座にて管理をしなければならないということです。つまり、運営が行き詰まっても口座の暗号通貨は保証されるということで安心感があります。

今回のコインチェックはまだ認可されておらず、財産分離管理もできていなかった可能性があり、顧客の財産保全の為に金融庁は急いで立ち入り調査をしたようですね。

今、話題の、コインチェック不正取引の詳細

先ほども少し説明させていただきましが、ご存知の通り、コインチェックでXEMという通貨が約580億円分ハッキングにより盗難にあったという話になりますが、原因としては

①コインチェックのメイン口座がホットウォレット(オンラインに接続された口座)だったこと。

②その口座のXEMの鍵がマルチシグではなくシングルキーで管理されてたこと。

これがハッキングを受けた大きな原因です。コインチェックでは、オンラインで接続できる口座に①つしか鍵をかけていないという状態でた。通常はマルチシグといって3〜5個に秘密鍵を分散して管理することにより、一つ鍵を盗まれた場合でもハッキングされることはないのですが、一つの鍵を盗まれ、オンラインであれば当然ハッカーも盗んでいきますよね。

これ以外にも口座凍結の前にメインウォレットからリスク(LSK)が他の口座に一気に移動させられているなど疑惑も多く、現在では、内部告発として計画倒産ではという話も出てくるなど、混乱を招いています。

安心なウォレットと取引所

では安心なウォレットとは何でしょうか?

オフラインのウォレット(コールドウォレット)、いわゆるハードウォレットとペーパーウォレットなどがありますが、それぞれリスクももちろんあります。

物理的な破壊、紛失ももちろんリスクですが、ハードウォレットの更新による消失やシステム変更による紛失など素人にはかなり難易度の高いことになっています。さらには、購入時にも注意が必要で、正規品を正規のルートで買わずにアマゾンなどで個人が出しているようなものを購入すると、そのウォレット自体にすでにスキャムが仕掛けられていてそのウォレットから不正に送金されるといったような被害も発生しています。

30万くらいの運用でハイリスクな銘柄だと月々どれくらい増えるのか?最悪どれくらい減るか?

当然無限に増えますし、0になるリスクもあります。そうならない為に様々な情報を集め、取引を行います。

同じ条件下でローリスクな運用(イーサリアムとか?)なら月々どれくらい増えるのか?最悪どれくらい減るか?

こちらも同じです。例えば2月2日朝に購入して夜の時点であればマイナス30%程度になっていました。いかに安くなった時に内容の良い通貨をその安くなった理由をしっかり把握して買うことが重要になってきます。

資産が増えやすい銘柄は?

基本的には増えやすい=リスクの高い銘柄になります。そのほかにもあとで説明しますがマイニング、レンディングなど様々な資産を増やす仕組みはあります。

がちほか?

税金の問題もありますので、安く仕入れたものをガチホは必要な戦略になります。大暴落の後にはこれまで必ずといっていいほど戻りがありますので、大暴落の最中に狼煙売りをするのはオススメしません。そもそも失っては困る金額を投資に使うことをオススメしませんので、ちょっとした値動きで一喜一憂するのではなく将来性の高い通貨を長期に持つことも重要になります。

レンディング、マイニング(簡単に説明してください)か?

レンディングとはいわゆる自身の保有している現物資産の暗号通貨を取引所にて貸し出す仕組みです。取引所にて空売りを行う際には取引所で借り入れを行う必要がありますので、その人たちに貸し出すイメージですね。このレンディングレート(貸出金利)は市場の空売り比率が増えてくれば上がっていきますし反対に空売りが減ってくれば下がっていきます。これを指標にした取引方法もあります。

チャンスみて売買か?
売買なら仮想通貨の場合は何を基準にしたり勉強すれば良いか?

チャンスを見て売買です。何を基準にというのはかなり情報の早い市場になりますので、日々の情報収集が重要になってきます。暗号通貨の基本についても学ぶ必要があります。投資する対象が、どういった理由で下げていて、その価格は買うには妥当かの判断をする為です。

そもそも素人に仮想通貨の資産運用を
おススメしますか?する、しない問わずその理由

素人の定義になりますが、素人で何も勉強しないで、理解していない人には進めません。そうでなく、暗号通貨に興味を持って、将来性を感じる人にはオススメします。これはどの投資でも同じですが、やってみないと中身はわかりません。そして学ぶ人はその中で自分の生活に必要なものをどんどん学んでいきますし、世界で何が起こっていて自分の世界にも何が起こっているのかを理解します。

学ばない人はそこで人生が終わりと私は思っていて、私はいつになっても立ち止まることなく学んでいきたいと思っています。

勉強したり慣れて、おススメするならば
どんな風に資産運用を勉強したらいいか?

その辺は少しずつ暗号通貨に触れていき、分散管理をしっかりしながら運用をしていくと、自然に調べないといけないことがわかってきます。もちろん今後勉強していく上でわからないことに関しては誰かが疑問に持っていることであり、それを説明してくれている人が多くいます。まずは少しだけ触れてみて、そこから疑問をどんどん解決していくのが一番の勉強法ではないかと私は思います。

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