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【第6弾環境】初心者🔰向け サカズキ 徹底解説

割引あり

 ゼハハハハ!
 どーも黒ひげTJです。

 本記事では、ワンピースカード第6弾環境で私自身が使用している青黒サカズキについて解説しました。出来るかぎりくわしく書けたと思いますので、初心者の方にも役立つと思います。1万字超の長文となりますが、是非ご一読いただければと思います。


やるなら徹底的に

 
 「除去して支配する」


 そのシンプルな思考法で5弾の頂点に立ったサカズキ。
 6弾では主にモリアや黄色の台頭によりシェア率は落ちてきたもののそのパワーは未だ健在です。

 そして、今使われているリーダー達との相性はほとんどが5分以上、唯一不利であるヤマト相手にもプレイで5分近くまで持っていくことができると私は考えています。(要塞ヤマトにはむしろ有利です。)

 また、新たな3兄弟にも有利が取れていますし、サカズキはTier1の良いデッキではないでしょうか。



では、まずは早速構築の紹介です。

【デッキレシピ】


 おそらく6弾で基本的な構築がこちらだと思います。

 そして、その構築から大きく外れたものではありませんが、私のデッキレシピがこちらです。

 以下では採用カード、不採用カードについて解説します。

《ゲッコー・モリア》

6弾の主役


 圧倒的パワーを誇るこのデッキのキーカード。多面展開が強いです。しかも、ただの多面展開ではなくトラッシュから色の指定なしに蘇生は強すぎます。

 レベッカとルッチもサーチが効かないカードですが、モリアさえ引けていれば、トラッシュから蘇生させることができます。
 そのため、ブランニューで落とせる可能性のある他のカードはまだしも、モリアだけは素引きする必要があるため、4確になると思います。
 
 ここで確率を考えると、
 毎ターンリーダー効果使用、サボや4クザンを考慮せずに、ライフを2枚受ける計算だと、
 先攻の場合は9ドンのターンまでに16枚、後攻の場合は8ドンのターンまでに15枚ドローができるので、マリガンで引けなくともおよそ77%の試合で素引きすることができます。サボが絡めば82%程度まで上昇します。

 ただ、私は8モリアに対して懐疑的です。もちろん強いし、2枚引けば引いたで2枚出すのも強い。
 でも、モリアがなくとも勝てたり。
 でも、モリアやミラー相手にはモリアを出したい…
 そんなこんなで、今はどっちつかずの3枚採用ですが、普通に4確だと思います。
(もっと時間があれば、モリアなしの構築を試していきたい。)

 モリアの基本的な蘇生先は、下記2つです。

 1.レベッカ(+ヒナ )or ボルサリーノ+ たしぎ or ブランニュー
 →ハンド2枚補充しながら大型&ブロッカーの面展開
 →10ドンのターンだと、
  レベッカヒナつる蘇生+犬噛or天叢雲剣で処理も可能

 2.ルッチ + つる
 →9ドンのターンの場合、
  氷河時代と同時に使うことで相手の大型処理が可能

 盤面の優位を保っている場合など、暇なターンはたしぎorブランニューを出しながら4クザンやボルサリーノをただ展開するだけでも強いです。

 モリアはサーチ出来ないので、たしぎorブランニュー+モリアが引けていれば基本的にはキープします。

 このような大型キャラは基本的にスピードが早いデッキに対しては腐ってしまいがちですが、蘇生先をレベッカ+たしぎにすればカウンターカードを2枚回収+ブロッカーを展開しながら大型を残せるので、アグロ系の対面でもモリアを置きながらカウンター値を蓄え、1ターン耐えて返しにリーサルに行く選択肢があります。攻守ともに強いですね。

《ブランニュー、たしぎ》

 たまにたしぎ3枚の構築を見かけますが、理想の動きの再現性を上げるだけでなく、序盤に出すことで犬噛紅蓮の価値を大きく上げることができるので減らす選択肢は今のところないです。
 ただ、デッキ枠がないので減らしたくなる気持ちは分かります。

 また、この2種類が欠損してしまった対戦では、モリアの価値が大きく下がります。
 序盤に場に出したこのカードが処理されなかった場合、トラッシュに蘇生用を置いておく必要があるため、対戦内容によっては2枚以上引いておく必要があるのでどちらも4枚確定です。


 《2000カウンター》

 2000カウンターはつるを4枚、ヴェルゴ3枚です。

 つるは1枚トラッシュにあるだけで終盤のモリアから展開する理想ムーブの選択肢が増える上、大噴火の代用の動きにもなるため4確です。

 ヴェルゴは唯一、レベッカ、たしぎ、ブランニュー全てから回収可能な2000カウンターです。3コスト2000カウンターのたしぎと比較されますが、特に1コストたしぎから回収可能であることが重要で、モリアから蘇生したたしぎから2000カウンターを加えやすくなっています。そのため、3枚でも何度も使いまわすことができ、2000カウンターが少ないとは感じません。

 3コストたしぎは手出しのヒナの代わりとして使用できる点は評価できますが、現状はヴェルゴ・つる優先です。


《4クザン》

カッコいい

 4クザンについては賛否が分かれそうですが、ミラーマッチ、黄色対面、レイジュ対面ではボルサリーノより優先されるパワーカードであるため3枚と多めに採用しています。
 そして大きな採用理由は、クザンが好きだからです。(笑)

 すぐに除去され場に残らないから強くないという意見も聞きますが、相手目線残すとやばいカードなので相手に処理要求をしながら、ワンドローができる点はかなり優秀だと思います。
 「除去された」ではなく「除去させた」の意識で相手の行動を制限することが重要だと考えています。


《4ボルサリーノ》

 4ボルサリーノはモリア対面では固い壁となり、アグロゾロや緑黄ヤマトに対しても重要な札となりますが、後述のサボを採用するに至ったため、枚数を減らしました。


《ルッチ》

 5弾で酷使されていたカードですが、以前ほど使わなくなりました。
 ただ、モリアの蘇生先として欠損していると困り、アグロゾロやベロベティ、赤緑ローなどの対面では必要です。
 そして赤紫ルフィや白ひげ対面において4/6000打点を後2や先3で置くことも偉いです。
 そのため、4投しておきたいカードですが、天叢雲剣の採用もあり、私は3枚の採用となりました。

《シャーロット・プリン》

 最近構築に入るようになったプリンです。
プリンはモリアからの蘇生の選択肢の一つであると同時に、出すと詰ませられる対面があるので採用しています。

 例えば、豊富な手札を抱える白ひげ、ライフを受けて手札を蓄えるエネルや赤緑ロー、デッキの順番を管理するナミなど、相手のプランを一気に崩壊させて負け試合も勝ちに持っていくパワーがあり、1枚入れておくだけで効果的です。

 また、モリア対面において、相手がホグバックから8モリアを回収し、次のターンの8モリア展開に備えてきたタイミング
 サカズキミラーにおいて、お互いにライフをある程度受け合ってお互いにハンドを蓄えるような状況など相手のやりたいことをする直前に刺さったりします。

 また、リーサルターンで使う場合もあります。
 通常、サカズキの打点アップの方法は犬噛紅蓮しかないので、リーサルに行くしかないターンを渡された局面では、基本的に相手は守れるカウンター値を持っています。そのような局面で、4コスト支払って相手のカウンター値をぐちゃぐちゃにして、負け試合を運ゲーに持ち込むことができます。

《犬噛紅蓮/天叢雲剣》

 犬噛紅蓮は5〜7ドンでの強い動きに大きく絡むだけでなく、10ドンのターンもモリアと合わせて打てるパワーカードです。

 天叢雲剣は犬噛紅蓮の下位互換としての役割がほとんどです。
 エネル、カタクリ、ヤマト対面などでは4クザンと噛み合って2面取りが容易にできるカードです。
 特に、トリガーからのキャラ+手出しキャラによる、通常サカズキが負け試合となりうる黄色の上振れを唯一まくれる札だと思います。


《サボ》

 5~6ドンのターンに次の理想ムーブに繋げるために使ってもトラッシュ肥やしも相まって悪くなく、
 10ドン以降のターンでは1ターン延命ができるカードです。

 1ターン延命ができるということは、自分の盤面のキャラがもう1ターン多くアタックができることを意味しており、モリアなどの大型キャラが立っている環境では強力です。

 特に、エネル、カタクリ、レイジュは4ボルサをケアする手段はあってもサボを取る手段を持っていないので、サボを出して残りドンをキャラクターに割り振って圧をかけ、次のターンにリーサルを取る展開が頻出します。
(レイジュは入っている可能性は現状低いですが混色バグのみ)

 最終盤に1枚欲しいカードですが、全体面への汎用札ではないため現状2枚ですが、環境分布次第では増やす選択肢もあるカードです。

《7ボルサリーノ》

 先攻7ドンターンの最強ムーブである一方で、それ以降には使って強いターンがあまりないカードです。

 一応、10ドンのターンのヒナ+ボルサリーノなどは考えられますが、
 氷河時代+モリア(ルッチ蘇生)や
 モリア(レベッカ→ヒナ蘇生)+犬噛紅蓮or天叢雲剣
の劣化ムーブになります。

 サーチカードを打つタイミングが多い先攻時に、運よくサーチから引っかかればおいしいカードです。

 2枚目の7ボルサの有効性があまりなく、先攻7ドンターンに出せなかったからといって負ける札でもないので、2枚目はリーダー効果のディスカードの優先となっているため、ピン刺しでもありかなとは感じますが、最近は数を増やした構築も見かけるため、要研究です。

《氷河時代/大噴火》

 氷河時代を2枚、大噴火を3枚としています。

 昔は使いづらかった氷河時代も今は手札を切らずに除去ができるため、とても有用です。ルッチと合わせて多面展開の回答となりやすいです。

 モリアの投げ合いが想定されるモリア対面、サカズキミラーにおいては、後手ならモリア連打、先手なら9ドンターンの氷河時代+モリア(+ルッチ+つる)での相手のモリアKOが非常に重要となります。それが先攻まくりの回答ムーブであるため、それまでに手札に引き込んでおきたいです。

 大噴火は多くの構築で4投が見られるカードですが、なくても構わないのではないかと個人的には思います。なので、どっちつかずの3投よりは0の方が良かったり…?こちらも要研究のところではあります。


《アラマキ》

 今回は不採用となりましたアラマキです。
 
 モリアやミラー以外にはとても有用です。黄色対面でリジェクトやおナミ、アマルなどの細かいケアを考えなくてもよくなります。なので、黄色に勝てなくて悩んでいる人は一考する価値があります。
 ただ、リーダーモリアやミラーでは、ほぼ使えないため、それなら全対面を見れるサボをということで今回は不採用となりました。

【デッキレシピ追記12/31】

 今の環境やはりモリアゲーになっていることが多いため、モリアを4枚にしました。
 4ボルサ、ルッチも引きたい場面が多く4枚に。
 天叢雲剣よりも犬噛を優先で枚数調整。
 枠がなかったため、最近ただのドローカードで腐りがちだった大噴火を不採用に、海軍本部を1枚採用。

【デッキレシピ追記1/2】

 早速変更ですが、
 海軍本部は場に出しても2回以上使うような機会がなかったため不採用に。
 プリンも刺さる場面ではとても強力ですが腐る場面が多く、今回は不採用に。
 そして、ヴェルゴと7ボルサを増やして安定を求めました。
 おそらくこの構築が今環境での、私の最終構築になると思います。あとはプレイングを磨いていきたいですね。

【デッキの回し方】

 
 サカズキというデッキは相手に対応していくイメージだと思います。しかし、実はこのデッキはコストの踏み倒し、効率の良い除去など、明らかにパワーが高く、コストパフォーマンスの良い強い動きがはっきりと存在しています。そして、そのパワームーブを一方的に押しつけ続けることで勝利してしまうデッキです。

 相手に合わせなければならない動きも中にはありますが、この動きは基本的に大きく変わらず、知っているだけで勝率がかなり安定すると思います。

 構築自体は基本的なものが存在し、変わるのもそれぞれの枚数くらいだと思います。
 なので、青黒サカズキを使うにあたって最も重要なことはデッキレシピではなく、各ターンにどう動けば強いのかを正確に把握しておくことだと考えています。(試合中の無駄な思考を減らすこともできます。)

 これらを把握しておくことは、数ターン先の理想ムーブをするために必要なカードをリーダー効果で捨ててしまうミスをなくしたり、たしぎやブランニューの最適なサーチ先を選ぶことにもつながります。
 負けた試合を振り返った時、ディスカードやサーチ先のミスであることも多いです。(泣)
 
 6弾では5弾の時よりも、見聞色の覇気で、数ターン先の理想ムーブについて意識したプレイを心がけることが必要となったように感じます。

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