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日本ダービー2024 予想

はじめに

ダービーは競馬に携わる全ての人にとっての「夢」。自分がPOGにハマった由縁と昨年のダービーで起きた事、「スキルヴィング」の軌跡について少しだけ書かせてほしい。

POG(ペーパーオーナーゲーム)は媒体によって差はあるが、ダービー翌週の新馬戦スタート~翌年のダービーまでの期間で活躍する馬を選び獲得賞金(ポイント)で競うゲームだ。

暇な時間に過去の名馬について調べたり、有名なレースを視聴するくらいには競馬にハマっていた自分だが、一口馬主になる程資金に余裕はない。そんな中POGの存在を知ったのは21年11月頃だった。すでに有力馬の多数が出走した後だったため、シーズン開幕前から情報収集して臨んだのは昨季が初であった。

様々な情報から馬をリストアップし、馬体、血統で自分なりに取捨選択をして挑んでいた。

幸運なことに後のクラシック馬リバティアイランド、ソールオリエンスを始め重賞馬ラヴェル、サトノグランツ、朝日杯FS2着のダノンタッチダウン、共同通信杯2着のタッチウッドや後のOP馬グランヴィノスなど強い馬たちを指名することができ、全体の8位(netkeiba POG)でダービー当日を迎えていた。

オークス直後のPOGランキング、ポイント


10月に東京で新馬戦を迎えたのがスキルヴィングだった。兄弟馬も1勝馬(当時)と未出走馬のみで目立った活躍がなく、募集価格も高額では無かったためか前評判はそれほど高くなかった。この馬の指名を決めたのは馬体写真を見た時の迫力と馬の形の美しさが強烈に印象に残っていたからだった。後にも先にも、馬体でPOG指名を決めた馬はスキルヴィングだけだ。新馬戦は惜しくも2着となったが、その後は未勝利→ゆりかもめ賞→青葉賞と破竹の3連勝でダービーの切符を掴んだ。

リバティアイランドがオークスを勝ち、POG過去最高順位で臨んだダービーはソールオリエンス(1人気)、スキルヴィング(2人気)、サトノグランツ(7人気)と3頭出しであった。3頭の結果によってはPOGの頂点も十分あり得る状況で、否が応でも期待は高まるばかりだった。
(桜花賞&オークス馬 + ダービーの1人気、2人気馬を同時に指名できる幸運はもう一生無いだろう)

スキルヴィングは過去にダービー馬が出ていない青葉賞路線も、他の人気馬も選べたはずのルメールのダービー騎乗馬となった。

競馬の祭典ともあり馬券もそれなりに握り、レースを見守った。白帽2番のスキルヴィング・ルメールは五分のスタートから中団後方の最内を運び、2コーナーから徐々に外に出された。さすがはルメール、ロスなく、閉じ込められるリスクも回避できる最善のコース取りだ。

3コーナーから4コーナーは中団外目から馬なりでスルスルと前を飲み込まんとする最高の手ごたえ。「きたきたきた!!」と自然と叫んでいた。いざ勝負の直線、全馬がリミッターを外す。世代最強を決める、競馬に携わる全ての人&馬にとっての「夢」は目前に迫っていたはずだった。

が、、おかしい。スキルヴィングは追い出されるも全く反応なく馬群に飲み込まれていった。一瞬何が起きたか分からなくなり、レースの結果などどうでも良かった。フラフラと歩くような足取りで入線した後、スキルヴィングは倒れ込んでしまった。後に急性心不全での死亡が発表された。

もはや馬券が外れた事などどうでも良かった。デビュー前から追ってきた馬が、初めてその馬体の美しさに惚れた馬が、新馬戦から全レース固唾をのんで見守った馬が、ダービーという最高の舞台で倒れ帰らぬ身となってしまった。

こんなことがあっていいのか?

まさに昨年のダービーは「悪夢」のようだった。スキルヴィングは、そして2023年の日本ダービーは、一生忘れられない馬でありレースとなった。

あれからもう1年が経ちダービーの週となった。とはいえダービーはPOGのゴール。競馬の祭典だ。いつまでもくよくよしてられない。「幻のダービー馬」としてスキルヴィングにも見守って欲しい。POGを楽しむ者として、競馬愛好者として今年も本気で挑みたい。




日本ダービー 前段

◆今年のTB(トラックバイアス)

今年のダービーは「Cコース替わり」の週となるためラチ沿いの芝の痛みは解消される。内枠がそれなりに有利になるだろうか。土曜日に再度確認したい。

また天気予報(21日現在)を見ると水曜~土曜は晴れ予報、当日日曜日は曇り・23℃予想。パンパンの超高速馬場とまではいかないが、それなりに速い良馬場になりそう。

◆オークスとの比較

オークスも同じ芝2400mで行われるが、牝馬路線は桜花賞などマイル向けに馬が作られ、また最大800mの距離延長と距離不安な馬が多いため道中でレースが動くことは少ない。

対してダービーでは他馬のマーク等の位置取り争いがより激しくなり、捲りも入りやすいため、トップスピード性能(瞬発力)だけでなく、長くいい脚を使うロングスパート性能も求められる。

◆前哨戦のポイント

皐月賞はメイショウタバルが57.5で逃げ、のちにNHKマイルを勝ったジャンタルマンタルが早め先頭もジャスティンミラノが抜け出して勝利。従来のレコードを0.7縮めるレコード。時計だけで判断するのは早計もハイレベル戦であることは確かで、皐月賞組は軽視できない。




日本ダービー 予想


買いたい馬

ジャスティンミラノ

新馬戦はレースラップ 63.1-33.5 、続く共同通信杯も 62.7-33.1 と2戦続けて俗に言うドスローからの瞬発力戦。どちらも4コーナー2番手と先行力もあり、かつ共同通信杯では自身の上がり32.6と鋭い末脚を発揮。それに対して3戦目の皐月賞は前半57.5の超ハイペースを5番手で追走し、直線でマイル王者を容易く捉えてのレコード勝ち。1、2戦目と3戦目では全く異なるレース質となったが高い追走力、トップスピード、持続性能で適応して見せた。

昨年のソールオリエンスが勝った皐月賞は重馬場+超ハイペースの前潰れとかなり特殊なレースであり、それでもダービーでは1.8倍と抜けた人気を集めた。ジャスティンミラノは異なるレース質で前受けし勝ち切っている時点でソールオリエンスよりも断然の評価をすべきで1.5倍でも買わざるを得ないと考える。鞍上は不安だが馬が強い。当方穴党だがここは1着固定やむなし、あっても2着までか。


ダノンエアズロック

前述の通りハイレベルな皐月賞組だが、ジャスティンミラノへの逆転と言う意味ではやはり別路線組からも探したいところ。アイビーSでは上がり4F45.1(レースラップ)と前半スローながら高いロングスパート性能を見せての勝利。弥生賞の7着はレース後に軽度の骨折と報じられた通り、ノーカウントでいい。前走プリンシパルSはダービーへの最後の切符だけに各馬仕上げた中でもラスト緩める余裕残しでの完勝。東京競馬場での3戦はいずれも勝利と適性も文句なし。鞍上のモレイラも非常に頼もしい。POG馬。


アーバンシック

2戦目の百日走特別の内容が破格。スタート直後に他馬に寄られて最後方となる不利、道中一度も内に入れることなく常に一頭だけ外4〜5頭目の位置取りとなったことでの距離ロス、直線もほぼ最後方からとなったが上がり0.6秒差をつけての完勝。メンバーも後に世代牝馬重賞で勝ったアドマイヤベルやホーエリートもおり低レベル戦ではない。京成杯、皐月賞でも高い上がり性能を見せ好走できており、得意の東京戻りで高いロングスパート性能を生かして好走する確率が高いと見る。


その他 分析中

今のところはこの3頭で勝負したいと考えているが、
上記の馬以外でももしいい馬が見つかれば追記していきたい。



最終印

枠順、オッズ確定後に追記予定。


当日更新↓↓

思ったよりジャスティンミラノがオッズついておりここからの連系、3連系で勝負したい。逃げ馬不在ではあるが展開はスロー寄りのミドルを想定。もしかなりのスローになればどれかの捲りが入って4〜5Fロンスパ戦になるか。どちらにしろ印上位3頭は対応できると考えている。

あとはなにより全人馬無事でレースを終えられるよう願う。

◎⑮ジャスティンミラノ
◯⑧アーバンシック
▲⑨ダノンエアズロック

紐②レガレイラ
 ⑤ダノンデサイル
 ⑥コスモキュランダ
 ⑰ショウナンラプンタ


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