狂犬

ものすごく、、、好きかもしれない、、、

1話目で号泣して、あまりにも好きなジャンルなのでもうこの次のエピソードがつまらなかったらやってられない悲しくてやりきれないと思い、9話まで配信がたまったところでどうやら主人公がとんでもない狂犬だといい感じの感想が流れてきてて心を決めて一気に配信済みの9話まで視聴。小5の娘も最高に気に入っているらしいのでたぶん児童向け東映アニメーション作品としても内容的には成功しているはずです。商業的にも成功して武道館ライブも成功してほしい。

高尾山での試合セコンドの帰りの新宿で用事を済ませてついでにベローチェカフェに入り、なんのきなしに未視聴の8話と9話を視聴していたら、8話で声もあげずぽろぽろと涙をこぼして無言でおじさん大号泣。となりに座っていたパパ活女子っぽい風体のお客さんがそっと別の席に移動するくらいには号泣した。

テーマがシンプルなのがすごくよくて、第1話からもう一度観なおしているんだけど最初にバシッと、自分は間違っていない、負けたくない、との主題が提示されてそれだけでただひたすら生きていく物語で、その主題は、それは嘘だよ、だとか、ロックが必要なのです、だとかの象徴的な科白にでてくるのだけど、人間はどんな状況でも、狂犬呼ばわりされも、安っぽいプライドだけで生きていけるしそれがなければ死ぬしかないことをここまで丁寧に描く秀作。どうなのこれ。悪質なストーカーとかテロリストとか邪悪な信念を持ったピュアな人たちも勇気づけたりしないのかな。ガールズバンドクライを見て勇気づけられない人はいないんじゃないのか。破壊力、兵器並み。いい人や常識的な人しか出てこないのにちゃんと主人公と仲間たちがこの世の悪と戦っているのもいい。主人公がこの世の悪とは何かをきちんとわかっているところが最高にいい。つまりはロック。全13話なのかな。9話時点で89点。

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