カリフォルニアロール物語
Cさん、シカゴ出身の黒人で軍人で奥さんが日本人、のCさん、スラム街出身らしいCさん、クラス中にラップで歌いだす陽気なCさん、アメリカ人特有の陽気でいなければならない文化を体現するCさんに、ねえねえカリフォルニアロールって好き?って聞いてみた。
まあ日本で食わせてもらった寿司はそりゃ美味しくて好きだよ、でもアメリカで食う寿司は寿司じゃないしスーパーのカリフォルニアロールって不味いよ、俺は嫌い、俺の奥さんを初めてシカゴの実家にサプライズで連れて行ったとき偶然俺の家族はカリフォルニアロールを買ってきてたんだけどそのときは俺は超きまずかったよ、カリフォルニアロールはもちろんめっちゃ不味くて奥さんはこっそり残して俺が食ったんだ、で、なんでそんな話を聞くのよ?という答えだった。
そりゃそうよね、そうするとやっぱりアメリカ人にとっての日本語のラップって我々にとってのカリフォルニアロールだよね?と聞いてみた。
そうしたら、イヤイヤ違うイヤイヤイヤイヤ全然違う。俺は仕事でいろんな国で過ごした、韓国のラップも最高に好きだし、ドイツのラップもよかった。日本語ラップもすごく好きだよ!ヒップホップってそういうものだろう、という回答だったので、その日がトライフォース志木の日本語ラップ記念日で、去年はHiyadamを一番長くかけていました。
なお、Cさんの目では、日本ではAwichさんが別格ですごいそうです。見る目あるねえ。
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