稽古日記。5月1日(金曜日)

本日の稽古は10:00~11:30。14:00~16:30
午前中は、演出家抜きで一回通しをしました。
とにかく芝居の流れを、少しでもカラダや頭に落とし込められるように、今の段階では回数を重ねるしかない。

スマホの画面上と、聞こえくる音。(これも、その時々で状況が変わるので、本当に微細な情報と、今までの積み重ねと、劇団力で補うしかない)

そして、自分が迷子になるところも分かってきた。

午後は演出家が、視聴者と同じ条件(YouTubeライブ視聴)で視ている状態で通す。

ZOOMのウェビナーを使い視聴者を集めた場合、
どのくらいこちら側の通信に影響が出るのか予測がつかないので、
安全策を取り、YouTubeのライブ配信とリンクさせて、視聴者はそちらから視てもらう。という作戦に切り替える。

通しのノーツ(演出家からの指示や提案)の時のことばで、

このリモート演劇なるものは、

「神よ照覧あれ」という身体性で、ギリシャ悲劇などの芝居を得意としているSPACだから出来るのでは?って。

そもそも目に見えている具体物がスマホの画面で、
それに向き合いながらも、「対象のある身体を表現する」って、

日々の俳優トレーニングでやっていることだから。

妙に納得してしまいました。

少しずつ前進していると信じて。

舘野百代

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