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君の名は。から色々想うこと

君の名は。の新海誠さんがとてもロマンチックな人だと最近知った。新海さんによると、人には運命の人がいるみたい。この世に本当に赤い糸で結ばれた運命の人がいるのかどうかは自分には分からない。でも運命の人がいて、もし出会ったらどんなに素敵なんだろうと思う。君の名は。や他の新海さんの映画も素晴らしいのだが、今回は映画マトリックスの主人公のネオとトリニティを取り上げてみた。独自の解釈や想いをこめて書くので、その辺りはご了承ください。最初に映画が公開されたのが1999年みたい、もう25年前になるのか。昔の映画なので、非常に簡単に復習をさせて貰うと。。。

・ネオ 
マトリックスの世界でプログラマーとして生きていた。トリニティに出会った。最初会った時からどこかで運命の人だと感じていたのかも。モーフィアスに出会い真実の世界を知る道を選択した。モーフィアスはネオを救世主だと信じる道を選択した。オラクルはネオに救世主ではないと告げた。
・トリニティ
オラクルはトリニティにあなたが愛した人が救世主だと告げた。

映画マトリックスの一番のキーワードは選択とされていたりもする。他にも信じる、認識、変化、進化などのキーワードがあるようだ。でも本当の一番のキーワードは愛なんじゃないかと感じる。過酷な状況の中ネオとトリニティに安らぎが訪れた瞬間があった。それは世界を救う事より、世界の命より、ネオにとってはトリニティが大切、トリニティに取ってはネオが大切と感じた瞬間だと思う。運命の人とはそういう人なのかなと思う。

自省の余談
マトリックスでは機械と心についても描かれている。自分はもともと物理(=数学、と言いつつ数学は非常に苦手)の人なのだけど、物理数学の天才とされているロジャーペンローズの心とは何か?機械や他の生物が人間のような心を持てるのか?の問いに20歳の頃に衝撃を受け、その後15年くらい考え続けていた。それからさらに年月が経った今でも、それについての自分なりの答えは未だに全く見つかっていないが、頭で考えても心が猛烈に苦しくなるのだけを長い間感じていたのを覚えている。現代の物理数学レベルにおいて仮に彼の理論に誤りが見つからなかったとしても、彼の心についての出発点に何か根本的な大きな誤りがあるのではないかと今では思うようになった。
最小作用の原理によれば宇宙は常に楽な道を選択し続けている。もし苦しい道であったとしても、それが選択されたのであれば、それが一番最短な道であったという事になる。自分の事で言えば、頭で考える事で生まれていた苦しさも何か理由のある修行のようなものであったのではないかなと、今では感じる。自分がバカだと気付けてやっと楽になれた。

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