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ヘッドハンター名鑑vol.24

※掲載内容(プロフィール等を含む)は公開当時のものです。

今回は、株式会社ビズリーチ主催「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2021(以下:アワード)」にて金融部門のMVPを受賞されたKANAEアソシエイツ株式会社の澤田勢多氏による寄稿文を掲載いたします。

活躍する現役ヘッドハンターによる「業界の展望」と「今後活躍する人材層」についての寄稿をぜひご覧ください。

【澤田勢多氏 プロフィール】
明治大学卒業後、銀行、大手損害保険会社などを経て、パーソルキャリア(旧インテリジェンス)入社。2018年、同社史上初めて通算1,000名の転職サポートを達成(決定人数の部で全社で1人目の殿堂入り)。全社MVP、顧客親密大賞など表彰多数。より金融領域の専門性を深めるため、KANAEアソシエイツ株式会社に入社。専門職の案件に強みを持ち、相応の求人案件を有している。
保有資格:CFP(R)、産業カウンセラー、第一種衛生管理者、宅地建物取引士など

澤田勢多氏による寄稿文

1. 金融業界の展望

この質問への回答は難しい部分があります。
というのも、私が担当している金融業界としては、数年前より変革期の真っただ中にあるためです。
現時点ですと、DX人材への引き合いは相変わらず強いですし、再生エネルギーをはじめとするインフラファイナンス、海外不動産投資などの領域も常時ニーズがある状態です。
第二新卒などのような若手を積極採用している企業も少しずつ増えていますが、まだ一部の動きであり、全体の求人数としては、即戦力となるプロフェッショナル人材への求人ニーズが相変わらず堅調な状況です。

また、金融業界は、デジタル化や事業の多角化を推し進めるなかで、異業界出身者の活躍も目立つようになりました。
例えば、地域金融機関では、全国各地で、地域に埋もれて知られていない産品を発掘し、生産者らに代わって域内・域外に拡販する「地域商社」事業を、地方銀行が設立する事例が増えています。今後はインフラを作っていくうえで、地域商社事業に携わっていただく人材の採用など、規制緩和に伴い、こういった新しいビジネスにおける採用への動きなども、よりニーズとして高まってくると思います。

2. 金融業界で今後活躍すると思われる人物像

その人にしかできない希少性の高いキャリアを持っている方です。
また、優れた感性を持ちつつ、数字をみながら、目標達成していっている人材などは、今後においても、活躍する人材だと思います。
また、これから10年単位で掘り下げる領域を決めていて、そのために、いまできることを定め、自己研鑽している人材なども、今後の活躍が期待できる人材だと思います。
目的意識を持ち、長期的なビジョンで動くこと。そのために、いまできることを定め、中長期的な視野で逆算し、行動している方は、より活躍の場を広げていらっしゃるケースが多いなと感じます。

次回のヘッドハンター名鑑は、2021年8月18日(火)公開予定です。


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