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ヘッドハンター名鑑vol.29

※掲載内容(プロフィール等を含む)は公開当時のものです。

今回は、株式会社ビズリーチ主催「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2021(以下:アワード)」にて流通・小売り・サービス部門のMVPを受賞されたアズール&カンパニー株式会社の安田達也氏による寄稿文を掲載いたします。

活躍する現役ヘッドハンターによる「業界の展望」と「今後活躍する人材層」についての寄稿をぜひご覧ください。

【安田達也氏 プロフィール】
大学卒業後、繊維専門商社にてアパレル向け国内OEM営業に9年間従事。その内、6年間をアパレルブランド側に出向し、常駐しての生産管理を請け負う。その後、大手メーカー系商社で同様に国内向けのOEM営業を経験後、2016年よりアズール&カンパニーに入社。現在、日系ファッションおよびEC/Web関連業界担当のチームマネジャーとして、多数の転職のサポートを行う。

安田達也氏による寄稿文

・ファッション業界の展望

ファッション業界におけるリアルからネットへの移り変わりは、新型コロナウイルス感染拡大により一気に加速し、リテールビジネスの縮小と相反するように、デジタル化・ECの拡大が急速に進んでいます。
企業は、デジタル・ECを活用した戦略へとシフトし、Web上でも商品の魅力を細部まで伝える方法を模索し、消費者がそれぞれ自分に合った品物を見つけやすい仕組みを作るなど、時代に沿った利便性の追求に注力しています。
コロナ禍から情勢が回復していった先では、自分を表現したい、機能性の高い服で快適に過ごしたい、ファッションを楽しみたいといった消費者ニーズは、さらに増えていくと考えています。

同時に、日本の製品を世界中の人々へ届けられるネットワークの構築が進められており、日本のファッションそのものが、よりグローバルなマーケットで活躍するための、今がまさに準備期間とも言えるのではないでしょうか。
ボーダーレス化が進むなかで、ファッション業界以外のノウハウを持つ人材を採用している企業が増えてきています。そのような企業が、多様性と先進性を持ったビジネスモデルを確立し、世界との競争を勝ち抜いていくでしょう。

・ファッション業界で今後活躍すると思われる人物像

変わりゆくビジネス環境のなか、旧来のやり方にとらわれず、これまでにない新たな取り組みができる人材が求められてきます。今までのやり方や現状に疑問を持ち、さまざまなアイデアを出して、さらにそれを実行に移すことのできる人材が活躍できると感じています。

また、ファッション×ITというビジネスモデルへのシフトが急激に進んでいる現在、ITリテラシーも必然的に重要なスキルになっています。ファッション業界は元来、感性型が好まれる傾向がありましたが、デジタル化にともない、IT(Web/EC)リテラシーを持つ人材が今後はさらに採用されていくと思います。

以上のことから、新たなことにチャレンジできる力と、ITリテラシーを持つ人材が、今後のファッション業界をけん引していくと考えています。

次回のヘッドハンター名鑑は、2021年10月8日(金)公開予定です。


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