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ヘッドハンター名鑑vol.23

※掲載内容(プロフィール等を含む)は公開当時のものです。

今回は、株式会社ビズリーチ主催「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2021」にて会員満足度部門を受賞されたアデコ株式会社(Spring転職エージェント)の濱口卓也氏による寄稿文を掲載いたします。

活躍する現役ヘッドハンターによる「業界の展望」と「今後活躍する人材層」についての寄稿をぜひご覧ください。

【濱口卓也氏 プロフィール】
アデコ株式会社
Spring転職エージェント・シニアコンサルタント
濱口 卓也
2016年、青山学院大学卒業後、株式会社りそな銀行に入社。2018年、アデコ株式会社に入社し、Spring転職エージェントにて人材紹介サービスに従事。国内大手SIerやコンサルティングファームへの採用支援を行いながら、それらを志望する人材のキャリア開発支援を行う。「職種・業界の専門性」と「360度式コンサルティング」を駆使し、質の高いサービスを追求している。また、スキルに加えてビジョンや価値観もつなぎ合わせ、人材が躍動できる支援を心掛けている。

濱口卓也氏による寄稿文

【業界の展望】
国内大手SIerやコンサルティングファームの展望

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が続いているのに加え、予測不能なVUCA時代により一層、社会、ビジネス、ライフスタイルなどあらゆるものを取り巻く環境は目まぐるしく変化しています。私が担当する国内大手SIerやコンサルティングファームでは、事業を通じて社会課題を解決し、SDGsに基づいた持続可能な社会づくりをミッションとしています。
例えば、デジタルトランスフォーメーション(DX)支援では、ビジネスモデル変革のテーマにおいて顧客と新しいビジネスを共創する取り組みが増えていると感じます。また、オープンイノベーションのような複数の外部リソースを用いて価値を創出する取り組みも各所で実施されています。今後も、顧客やさまざまなビジネスパートナーと協力し、社会的価値と経済的価値を創り出すことが重要視されていくと思います。

【今後活躍すると思われる人物像】
求められる力は、「顧客と共により良い社会や未来をデザインする力」

国内大手SIerやコンサルティングファームで求められるのは「顧客と共により良い社会や未来をデザインする力」であり、具体的には、「社会や顧客の課題解決マインド」「ビジネス力」「IT・デジタル技術」「デザイン力」の4つに分解できます。それに加えて、人材がこれまでの経験や強み・資質を自ら考え、存在意義を見いだすことで、持続可能な社会をつくる一員として躍動できると考えています。

1. 社会や顧客の課題解決マインド
- 持続可能な社会づくりの視点から未来を予測し、社会や顧客と共に新たな価値を共創する当事者意識
2. ビジネス力
- 業界動向や顧客を理解したうえで課題解決する力
3. IT・デジタル技術
- 先端技術やデジタル技術を活用し、価値提供する力
4. デザイン力
- 本質的な課題やニーズを多角的に理解し、新しいアイデアを企画する力

キャリア支援を通じて、人材が躍動できる可能性を追求

私は、「人材が自らの意志で選択・行動できる環境」の実現を目指しています。人材が自らの意志で選択・行動することは決して容易ではないと思います。組織人として自己実現を果たすためには、人材自身が自らの強みや資質などのポテンシャルを理解し、組織と同じビジョンに向かうことが必要です。
人材が躍動できる可能性を追求すべく、以下の3つのポイントを駆使してキャリア支援を行っています。

1. 職種・業界別専門性
私は、国内大手SIerのビジネス職(営業・企画職)を専門領域として、業界特有のキャリア形成方法や職種の業務・スキル分析を生かした支援を行えます。

2. 360度式コンサルティング
私自身が企業の採用支援と求職者のキャリア支援の両方を担っています。人材と採用担当者、事業責任者などの企業担当者と直接コミュニケーションを取り、一次情報を得ることで精度の高いマッチングが可能です。

3. キャリア戦略立案から転職活動のオーダーメイド式支援
職種・業界別専門性と360度式コンサルティングを用いて、人材と企業のキャリアに必要な要素を因数分解し、オーダーメイドでつなぎます。システムが行う自動マッチングではなく、私自身が一次情報から得た感性も大切にしています。

仕事を通じて価値創出をするアーティストをプロデュースしたい

価値を創出するコト(仕事)は芸術活動であり、それを担う人材はアーティストだと捉えています。転職支援という形でそのような人材のポテンシャルをプロデュースすることで、適材適所の創出を実現したいです。持続可能な社会づくりを目指す企業や人材のパートナーとして尽力していきたいと思います。

次回は、2021年7月21日(水)公開予定です。


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