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ヘッドハンター名鑑vol.22

※掲載内容(プロフィール等を含む)は公開当時のものです。

今回は、株式会社ビズリーチ主催「JAPAN HEADHUNTER AWARDS 2021」にて地方創生部門を受賞された株式会社リージェントの溝渕愛子氏による寄稿文を掲載いたします。

活躍する現役ヘッドハンターによる「業界の展望」と「今後活躍する人材層」についての寄稿をぜひご覧ください。

【溝渕愛子氏 プロフィール】
同志社大学卒業後、総合リース会社での営業職を経て、株式会社リクルートに入社。
新卒・中途・派遣領域で企業の採用活動支援に従事。地元四国へUターンした後、人材サービス企業の管理部門で新卒採用活動等を経て、現在は株式会社リージェントで四国地域の活性化を目指し転職コンサルティングに従事。大手メーカーや商社、インフラ関連等、四国に本社を置く企業の経営幹部層とコネクションを持ち、地場密着の転職支援を専門とする。

溝渕愛子氏による寄稿文

弊社は四国に特化した転職コンサルティング企業で、これまで国内外に住まわれる数多くの方々に対して四国エリアへのUターン・Iターン転職支援を行ってきました。なかでも私は主に、香川県本社の企業の採用支援をさせていただいています。

香川県に本社を持つ企業の特徴として、メーカーの集積地帯であること、下請けではない独立系企業が多いこと、人口比率に対して上場企業が多いこと等があげられます。独立系の企業が多いということは独創的な発想が生まれやすく、その分、企業が育ちやすい環境でもあり、国内外のマーケットで活躍している企業の多さがそれを物語っています。また、独自技術を生かしたニッチ分野で評価され日本一・世界一を誇るトップシェア企業、ロボット・AI技術やドローンを用いて社会課題解決や革新的開発にチャレンジしているベンチャー企業といった、ユニークな企業の多さからも、香川県の企業特徴がうかがえます。

今後の展望として、例えば、特定分野を事業領域に定めて世界No.1シェアを目指す機械メーカーでは、電動化・自動化の技術開発はもとより、次世代に向けた技術継承問題を制御技術で解決すべく、将来を見据えた研究開発など、機能強化に注力しています。また、さまざまな領域で「世界初」の技術を生み、世界シェア上位の製品群を持つ化学メーカーでは、次の事業の柱となる新規事業立ち上げに向けて注力するなど、先を見据えた投資の動きが積極的になってきていることを肌で感じています。こういったグローバル企業やニッチトップメーカーでは、製品の電動化・軽量化、製造工場の自動化・効率化、実験・製造データの解析・分析、AI・ロボット活用、画像処理の先端技術化、新規事業開発などを実現できるエンジニアの方々を求めており、キャリア採用に積極的な姿勢で臨んでいます。

また、あらゆる業界において、四国エリアでも企業のDXに対する意識が急速に高まっており、業務効率化や生産性向上、組織運営や働き方のデジタル化などを目的として、DXを推進してくれる社内SEや情報システム人材の需要が非常に多くなっています。その他、次世代の経営者への世代交代も進んでおり、経営管理スキルや、ニッチマーケット戦略で新たな変革をもたらしてくれることを期待したマーケティングスキルなど、今まで社内に存在していなかった能力・スキルを持つ経営課題解決人材への需要が高まってきていることも、今後の展望を語るうえでは、ポイントになろうかと思います。

私たちは、四国の未来を前進させるつながりを創出していくことを使命として、日々、地元企業の成長と候補者のキャリアの在り方に向き合った活動をしています。また、一人一人の状況や価値観に合わせたキャリアコンサルティングを得意としておりますので、四国へのUターン・Iターン転職に限らず、キャリアを考える際のパートナーとして、ご活用いただけますと幸いです。

次回のヘッドハンター名鑑vol.23は、2021年7月14日(水)公開予定です。


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