危機は機会でもある? あなたは歴史から何を学びますか?

コロナのような感染症の蔓延は過去にも起こっています。

・中世ヨーロッパにおいて人口の3分の1が死亡したといわれるペスト、
・世界中で5億人以上が感染し、2,000〜4,000万人が死亡したとされるインフルエンザ(スペイン風邪)など、

感染症は多くの人の命を奪ってきました。スペイン風邪では、日本国内でも2,500万人が感染し、38万人が死亡したとされています。

他にも、1976(昭和51)年にエボラ出血熱、1981(昭和56)年にエイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)が出現するなど、ここ30年の間に少なくとも30の感染症が新たに発見されており、これらを新興感染症といいます。

21世紀に入っ てからも、2003(平成15)年には重症急性呼吸器症候群(Severe Acute Respiratory サーズ Syndrome:SARS)や高病原性鳥インフルエンザウイルスの流行などが発生したことは有名な話です。 

また、結核、マラリアなど古くからある感染症の中には、近い将来克服されると考えられていたものの再び流行する傾向が出ている感染症があり、これらを再興感染症 といいます。

コロナが収束したから、コロナのワクチンができたから、また過去のビジネスや文化はそのままでいいのでしょうか。

例えば、ペストの例をあげると、アイザック・ニュートンは、ペストの影響で、ケンブリッジ大学が休校になり、じっくりと物事を考えられる時間ことで、りんごの話で有名な万有引力の法則などを思いついたとされています。

また、深刻な労働力不足により、農業の労働形態は変化を迫られたことで、農奴制が崩壊し、小作農が出現して、農民の地位向上につながりました。

そして、ペストの脅威(きょうい)を防ぐことのできなかった教会はその権威を失い、教会の権威は失墜しました。

さらに、ペスト病の中の混乱に乗じて、ユダヤ人への迫害が起きたという説もあります。デマのような形で、今でいうフェイクニュースもあったという説もあります。

経営者であれば、with コロナ、After コロナのビジネスについて頭を悩ませていることと思います。経営者の方だけではなく、サラリーマンや学生、主婦でも時間的な余裕ができた方が色々と思考を巡らせていることと思います。

労働者と会社の関係、ノマドという働き方の社会的な地位、オンラインでは出来ないというある種宗教のような考え方、色々これから変化が見える化していくと思います。

あなたは何を歴史から学びますか?

Biznomi staff たけのこ



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