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Notion認定試験を1日で全て受験した話

Notion認定試験

無料で受験することができる「Notion認定試験」はご存知でしょうか。

Notion認定試験は、「Essentials」「Settings & Sharing」「Advanced」の3つのレベルに分かれており、それぞれ90分間選択式のテストを正答率70%で合格となります。

私は3/28日の仕事終わりに、ノリと勢いで3つの試験全てを受験してきました。もちろん後悔しましたが、3つの試験を受験して気づいたことと、このような問題を解くうえでのテクニックを紹介します。


▼ Notion認定試験傾向と対策

▽ 3つの試験を受験した結果

結論から言います。

Essentials 合格
Settings & Sharing 不合格
Advanced 不合格

Notion認定試験「Essentials」で合格したときにもらえる認定書
Notion認定試験「Essentials」合格認定badge

Essentialsは、普段からNotionを利用していることもあり合格しました。しかし、難しい問題もいくつかあり、Notionについて幅広い知識が求められます。

Essentialsの応用編となる位置づけのAdvancedは、より実践的な問題となり難易度はかなり高めでした。特に、多答式(例:正となるものを全て答えよ)の問題の難易度が非常に高く、合格者はNotionマスターを名乗るのにふさわしいレベルでした。

Settings & Sharingは、チームや企業での利用を想定した問題となっております。そのため、権限や共有についての問題が多く、個人でNotionを利用している人には少々難易度の高い問題でした。

難易度や出題内容が違う試験ですが、3つの試験で問題文が一字一句同じものが2問出題されていました。また、類題もいくつかあったので、復習は有効な試験対策になります。

今回は落ちてしまいましたが、始めての受験だったこともあり問題傾向が分かったので、次は合格できるという自信がつきました。

▽ Notion認定試験は英語力が必要?

Notion認定試験は、申請から届くメール、また問題文と選択肢全て英語で書かれています。しかし、英語が読めないと試験が受けれないかというと、そうではありません。Google翻訳等を使えば、大半の問題が解けるようになっています。

しかし、いくら優秀な翻訳ツールでも違和感のある文章がいくつか散見されました。英語は読むことができたので、翻訳機能を切ると問題の意味が理解できました。翻訳機能を切った問題を仮に全て間違えたとしても、合格ラインに届かないということはないので英語力は必ずしも必要ということではないでしょう。

思い出せる範囲で、違和感のある文章が何を指していたか紹介します。

Automation
翻訳ツール:自動化
問題文での意味:オートメーション機能

Notion page
翻訳ツール:概念ページ
問題文での意味:Notionのページ

Integration
翻訳ツール:統合
問題文での意味:外部ツールとの連携機能(API)

Notion認定試験

▼ 大学受験を通して身につけた選択問題を解くテクニック

▽ 高校数学で軽視される単元

私は理系の科目が得意で、一方で文系の科目には苦手意識がある典型的な学生でした。理系の科目が得意だった理由を自己分析すると、高校の数学で軽視されがちなある単元が実は重要で、それに気づいていたからだと分析します。

そのある単元とは、「命題と必要十分条件」です。

この単元がなぜ大事かというと、バカ正直に問題を解くことがなくなるからです。命題と必要十分条件を語ると非常に長くなってしまうので割愛しますが、もし興味がある方がいればコメントいただけますと幸いです。別の記事で紹介します。

▽ 選択問題を解くときのテクニック

選択問題をとくうえでも、「命題と必要十分条件」の考え方が活きてきます。選択問題というと、以下のような種類の問題パターンが存在します。

Q. 4つの選択肢から正しいものを1つ答えよ
Q. 4つの選択肢から正しいものを全て答えよ
Q. 4つの選択肢から誤っているものを1つ答えよ
Q. 4つの選択肢から誤っているものを全て答えよ

よくある選択問題のパターン

この問題文は全て、次のように言い換えることができます。

Q. 4つの選択肢から誤っているものを3つ答えよ
Q. 4つの選択肢から誤っているものを全て答えよ
Q. 4つの選択肢から正しいものを3つ答えよ
Q. 4つの選択肢から正しいものを全て答えよ

変換した選択問題

何を当たり前のことを言っているんだと感じる方もいると思います。1つの答えを出す問題については、答えを3つ出す問題に変わっています。

しかし、この考え方が非常に大事です。解けなかった選択問題が解けるようになります。不思議なもので正しいものを探しても分からないのに、間違っているものを探すことはできるということは多々あります。

▽ Notion認定試験特有の問題にも対処できる

Notion認定試験には、以下のような問題がいくつか出題されました。

Q. 4つの選択肢から正しいものを全て答えよ
選択肢:「A」「B」「C」「D:これら全て当てはまる」

Notion認定試験でよく出題される問題パターン

この問題を見たとき、まず何を考えますか?問題文を正直に受け取り正しい選択肢を探す方もいると思いますが、非効率かつ誤答のリスクが高まります。私はこの問題を読んだとき、問題文を以下のように読み替えます。

Q. 3つの選択肢から誤っているものを全て答えよ。(ただし、ない場合はDを選択しなさい)

変換後の選択問題

なぜこのように読み替えるかというと、選択肢ABCの中に誤っている選択肢が存在したとき、Dという選択肢が候補から消えるからです。(読み替える前の問題文の通りに解くと、選択肢ABCの中に正しい選択肢が存在したとき、Dという選択肢は候補からは消えない)

▼ 最後に

Notion認定試験に落ちてしまった場合、1ヶ月後に再受験が可能です。無料で何度でも挑戦できるということです。

「落ちたくないから躊躇してしまう...」
「準備してから挑みたい...」

気持ちは分かりますが、それでは1歩前に進むことはできません。

Notion認定試験を受けて最も変わったのは、「Notionを全く新しい視点で見ることができるようになった」という点です。

これまでNotionを利用して、ある程度使いこなせるようになりました。しかし、Notionについてまだまだ知らないことがたくさんあるということに認定試験を受験し気づくことができました。

私の知らないNotionを知るために、

「どこにどんな機能や設定があるのか」
「これまでと違った方法で、Notionの機能を使うことができないか」

このようなことを考えながらNotionを使うようになりました。

認定資格は一つのステップに過ぎず、その結果以上に重要なのは受験を通じて得られる深い知識と経験です。

Notion初心者の方でも、ぜひ受験してみてください!Notionをもっと好きになるきっかけになるでしょう。


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