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【台本保存】セルフカラーノート白髪染め「ドルチェスパイス」

セルフヘアカラーリスト、美容師パパです。
今回のセルフカラーノートは「ドルチェスパイス」


個性的なカラーバリエーションで色を楽しむ白髪染め、カラートリートメント付きで深く鮮やかな発色のヘアカラーです。

美容師パパの比較チャートでは真ん中のゾーン「程よい明るさで、白髪のカバー力も中ぐらいのタイプ」

いつもなら、職場では「~番」までOKの人が使いやすいラインナップです。。。とお話するのですが今回は要注意!(「色」が強いカラーなので範囲の指定が難しくなります)

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それでは「ドルチェスパイス」はどんな人におすすめなのか?

分量。。。120g
刺激。。。あり
容器。。。クシ型ノズルタイプ
値段。。。お高め
色。。。彩度高し
ダメージ。。。白髪ではなくハイトーンのトーンダウンでバサバサ

付属品。。。手袋 ヘアキャップ ヘアカラートリートメント

口コミ聞くとどっちの意見もあると悩みますよね。。。正反対の意見もあります。結局、いいのか?悪いのか?どっちだよ!!と。

そこで今回は
1. パッケージと中身の確認
2. 使い心地レビュー
3. 色と明るさの解説
4.美容師パパのおすすめ

こちらの4つにまとめていきます。

「ドルチェスパイス」が自分におすすめの白髪染めかどうか?一緒に確認していきましょう。

1何が入ってる?

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近くのドラッグストアには見当たらず、フラっとはいったお店で発見
(同じアンナドンナの「エブリカラートリートメント」はどこのお店でもよく見かけます)

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2016年発売なので、新商品でもないですが。。。

カラートリートメント付き!!

1・2剤と色落ちした全体染めにカラートリートメントの併用は美容師パパのグラデーションカラーと同じ考え方!

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この手のシールは、爪には強敵なので「逆に押して開ける」方法を発見。。。
48時間前にパッチテストのお知らせです。

(アレルギー持ちの美容師パパが実際にパッチテストのやり方も紹介しています)

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乳液ノズルのフリフリタイプですね!

サイオスカラージェニック、シエロデザイニングカラー、クレオディーテエマルジョンと同タイプ。

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説明書がけっこう分厚い!

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説明書と別に、中身が2つ。。。

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ひとつは

美容師パパの好きな「ぴっちり手袋」
(少し生地がうすいことと、もう少しだけ肘まで長さがあれば最高です)

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もうひとつは、、、

ヘアキャップでしたーーーー

普通のよくある使い捨てヘアキャップです。

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そして今回、気になるのは「付属のカラートリートメント!」

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でも、ちっちゃいかも。。。

イマイチ大きさが伝わらず、の手のひらサイズです。

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外見は、エブリカラートリートメントとそっくりのミニチュアサイズ。
色味も気になるところ、早速確認していきます!

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2どんな使い心地?

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チューブの薬(1剤)をボトルに全部入れましょう!穴に落ちそうで落ちない絶妙な大きさのチューブです。

(同じ乳液フリフリタイプの、サイオスカラージェニック、シエロデザイニングカラーはパッケージにはめ込む転倒防止の工夫がありますね)

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全力で「30回以上」目安にシェイク!!!
(混ぜたらすぐ塗り始めましょう、蓋閉めたまま放置すると、酸素が発生して容器破裂の危険もあり!)

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振り終わったら

「キャップを外してノズルにチェンジ」

ノズルでシェイクすると飛び散るので注意です。。。(少し試したらダメでした)

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ノズルタイプは最後までしっかり使い切れないことが多いですよね。

グーって押しても後半全然でてこなくなったり。

なるべく下向きに使用するのもポイントです。

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今回の香りは「気になるニオイを抑えたアップルドルチェの香り??」

dolce(ドルチェ)は甘い、やわらかい、やさしいなどを意味するイタリア語
アップルはりんごですよね。。。

ヘアカラー剤の香りです。。。吸い込むとツンと来るその奥に、りんごがあるような気もします!!!
木になるニオイ、まさにリンゴ!



今回注目は「付属のカラートリートメント」
説明書には
シャンプー後タオルドライした髪にトリートメント代わりに5~15分使用 とのこと

色落ちした髪に使用することを想定して

白髪
少し明るい髪(赤みオレンジみあり)
明るい髪(黄み)
の3パターンで確認しました!

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かなり固め!!カラートリートメントは「アップルドルチェっぽいさわやかな香り」です。

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濡れた髪でもなじみにくさが少しありますね。

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白髪には薄っすらとしか染まらず
(白髪染めトリートメントではありません)

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明るい髪には、色味の補給!

少し暗く見えているのはトリートメント効果のしっとり感が強いことも関係あり!
(ぺたんこになりやすい人はご注意を!)

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3 どんな色?明るさ?

アンナドンナ ドルチェスパイス ヘアカラー(白髪用) ベージュ

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緑よりのアッシュベージュに染まる白髪染めです。

髪色の仕上がりイメージは「マカロンのような軽やかなミルキーベージュ」

アッシュベージュの発色はとてもきれいですが、

染まりにくい人や黒髪が多い場合はすでに明るく染まっている髪に使用する方が相性が良さそうです。

傷んだ毛先が金髪になってしまう、でも暗く染めたくない。。。

そんな時の明るい鮮やかさに
アッシュベージュの発色にカラートリートメントの組み合わせは、ぴったりかと思います。

反面

黒髪を明るくする強さはそこまで強くないため、
赤みが強い髪には白髪浮きっぽく感じる場合もあるかもしれません。

すでに明るい髪の暗くなりすぎない色味補充向き

アンナドンナ ドルチェスパイス ヘアカラー(白髪用) レッド

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深みのあるレッドに染まる白髪染めです。

髪色の仕上がりイメージは「ルージュのようなレディな深レッド」

暗くても鮮やかな髪色を楽しみたいときに、挑戦しやすい色味です。

ちらっと白髪の場合は
黒髪が染まった暗い赤の中に、鮮やかなレッドがキラキラと。深さと鮮やかさの相乗効果が期待できます。

白髪が多い場合は
派手なイメージになりがちですが、
レッドなら白髪と黒髪のコントラストを減らし馴染みも良いため、ドルチェスパイス他の色に比べて違和感なく受け入れやすいと思います。

暗めで色味を楽しみたい人向き

アンナドンナ ドルチェスパイス ヘアカラー(白髪用) ブルー

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鮮やかな青色の白髪染めです。

髪色の仕上がりイメージは「夜空のようなクールな深色ブルー」

青みを感じるというより青いアッシュです。

白髪の多いひとは青い髪になります!
白髪が部分的に固まっていると、そこだけうっすらとした青い髪の人になるので注意です。

アッシュは赤みがないほど、人工的になりやすいので、白髪の多い人ほどブラウン味のあるアッシュを選ぶほうが安全です。

黒髪を明るくする力がそこまで強くないため、地毛よりも暗く赤みを抑えた「ブルーブラック」の染まりを感じると思います。

暗めに染まった場合なら
染めたあとの過程で、アッシュの色落ちによって髪色も明るさもかなり変化してきます。

黄色い髪に塗った場合
青の発色が強いため、黄色と混ざって緑に見える場合もあります。

暗く赤みを抑えたい人向き

アンナドンナ ドルチェスパイス ヘアカラー(白髪用) グレー

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鮮やかな青紫の白髪染めです。

髪色の仕上がりイメージは
「外国人のような透明感アッシュ」とありますが、、、

透明感をだすには、もともと明るく染めているのが前提になります。

明るく染めていない黒髪に染めた場合
暗めに染まり、外国人も透明感も感じません( ゚д゚)ハッ!

グレーのカラーネーミングですが、

金髪の黄色い髪色を青紫で打ち消すのは理にかなっていますが、白髪はグレーに発色しにくいかもしれませんね。。。

少し黄ばんだ白髪にも若干鮮やかな色味が強く出過ぎるケースも有るかと思います。

色落ちすると「なんとなく髪が青く感じる。。。」人は注意してください。

鮮やかに染めたい人向き

アンナドンナ ドルチェスパイス ヘアカラー(白髪用) パープル

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深みのある紫に染まる白髪染めです。

髪色の仕上がりイメージは
「果実酒のような上質な深いパープル」

紫色は赤+青

ドルチェスパイスは色鮮やかな発色が特徴のため

レッドの色効果とブルーの色効果を併せ持つ中間色になります。

ちらっと白髪の人なら
「深くシックに染めたいけれど、赤みが強すぎるのはちょっと苦手」

白髪が多い人なら
「紫の髪の人」になります。

白髪と黒髪のなじみを優先するなら「レッド」の方が自然に見えるかもしれません。

個性的に鮮やかに染めたい人向き

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個性的なカラーバリエーションで鮮やかな髪色を表現できる白髪染めです。

レッド・ グレー・ ブルー・ グリーン・パープル・ベージュの6色構成です。

色味に「ブラウン」がないこと。。。色を鮮やかに見せるコンセプトがすごい割り切りですね!!!

なんといっても「カラートリートメント付き」は珍しいセットです。

髪色を長く楽しめるようにトリートメントしながら髪を染める発想は、美容師パパも大賛成!(絶対に痛まない白髪染めで提案中ー)

日々カラー剤は進化していますが、
鮮やかな発色ほど色落ちが早く感じやすいのがセオリー

いつも「付属のトリートメントいらないから、値段下げて!」と言っている美容師パパもカラートリートメントには納得しています。

全体染めのしやすい乳液タイプ、1・2剤=1:2のバランス、容量は120gで乳液タイプでは少しすくなめ。

特徴は、良くも悪くも「鮮やかな色みのバリエーション」

髪全体に白髪が多いほど、「赤・青・黄色と鮮やかな色」がしっかり染まります。。

ブラウンみで白髪をカバーをしない分、ダイレクトに発色!

パンチの効いた白髪染めですが、

美容師パパのおすすめは

「レッド」


赤色は、暗くても赤色って色味がわかりますよね!

深みのあるワインレッドの発色はなかなか1・2剤タイプでは少なく

派手にしたくないけど、色味を楽しみたいニーズに、ピッタリ。色落ちの早さもカラートリートメントの併用でカバーが期待できます。

逆に

グレー・アッシュの寒色系の発色は注意が必要!


色が深いほど暗く見えるはずです。

はじめは地毛よりも暗いけど、色落ちとともになんとなく赤みを抑えたいい感じの色への変化を楽しむのも良いですね!(前頭白髪やかなり明るい髪には、色味が強く感じやすいため注意です)

すでに使用中の方には

もう少しブラウンを加えて自然に白髪をカバーしたいなら。。
ウエラトーン、ロレアル

色味を感じながらもう少し明るくしたいなら。。
 
シエロデザイニングカラー

ちらほら白髪で黒髪明るくを優先しながら色味を楽しみたいなら。。
クレオディーテ、サイオスカラージェニック

も選択肢になるかと思います。

暗いイメージになりがちな白髪染めに、明るさでなく「色の鮮やかさ」でアプローチした個性的な白髪染めブランドですね。ブラウンが入らない分、染める前の髪の状態で仕上がりの色味は千差万別!使いこなせるセルフカラー上級者さんにおすすめしたいです。


価格(参考価格) 1,600円
容量 1剤40g 2剤80mL カラートリートメント50g
薬液タイプ ミルキー 乳液 エマルジョン
香り 気になるニオイを抑えたアップルドルチェの香り??
容器 クシ型ノズルタイプ
付属品 手袋(ぴっちりちょいうす)ヘアキャップ カラートリートメント
発売日 2016/9/28



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