内(美容学校)から見た美容学生

こんばんは。

今回は内(美容学校教師)からみた学生と、外(美容室側)から見た美容学生について書いていきたいと思います。

まず、外から見た美容学生ってどうですか?

フワフワしてますか?期待してますか?頼もしいですか?向上心ありありですか?

僕(内)が思うことは、「何も思わないで下さい」

彼らは漠然と美容師のイメージを持って、心躍らせながら、また美容業界に限界を感じながら、「しんどいんだろうなぁ」とマイナスイメージを抱きながら、「有名になってやる!」と野心を抱きながら。

様々な想いを持って学校を卒業してきます。

美容室が増え、新卒が減り、生き残りをかけて採用活動に尽力し、やっとの思いで採用した子が、1年足らずで辞めてしまう。

過剰な期待、レッスン、待遇を用意してませんか?

延命措置を施してませんか?

美容師の皆様、ご自身を見つめ直してください。

期待されすぎたら、待遇が良すぎたら、よしよしされすぎたら「逃げ出したくなりませんか?」

だからただ、入社してきたらただただお店の一員として迎えてあげてください。

長く働いて欲しい、お店に貢献して欲しいとお思いなら、お店の「売り」を主張して下さい。

その「売り」はお店の発信力、集客力、立地なども大切ですが、それよりもついて行きたいと思われるような、安い言い方をすると「カリスマ美容師」が必要です。

カリスマ美容師は、お客さんだけじゃなく、スタッフも呼びます。

お客様からみても、同じ美容師スタッフから見ても教えてほしい、ついていきたいと思えるのは、「人」。

いくら法人化した、安定して働けるといっても、ずっとやっていこうと思えるのは、「この人と働きたい」しかないと思っています。

男が男に惚れる、女が女に惚れる。

男女で感覚は違うと思いますが、同性に惚れるのは、異性に惚れるより数倍硬い絆になりうると思っています。

つまり、「新しい子に手を差し伸べる」よりも、

「背中を見せる」ことが大切だと考えています。


かなり私情を挟んでしまいましたが、僕が思っていることはこんな感じです。

「そうは言っても、まず新卒に自店に気付いて貰わないと。」

もちろんそうです。

では、一つアドバイス。

「美容学生は、単価の高いお客様だと思ってください」

もうわかってらっしゃる美容室様が多いと思いますが、美容学生もお客様と同じでインスタで就職先を探しています。

そして気になるヘアスタイルを見つけたら、HPを読んで募集要項をみて・・・といった具合です。

気になるヘアスタイルとは、ダブルカラーの綺麗な色で、アイロンでかわいくスタイリングしてある、料金にして2万円ほどはするであろうスタイルです。

地域密着のサロン様でも、そういったスタイルを数点載せておくとフックになって学生が見るようになるかもしれません。

求人媒体にお金を払うより、2.3スタイルそんなスタイルを作るほうが楽しくないですか?

幅広いスタイル写真は学生も安心できる教育があると思わせる材料になり得る気がします。


タイトルから少し離れてしまいましたが、まだまだ高校生の匂いの残る彼らですので、どうぞよろしくお願いします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

あ、ちなみに私、美容学校職員です。

それではまた。









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