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生い立ち。専門学校編、社会人編〜


こんにちは。桐山です。

今回は、生い立ち。
専門学校編とそれ以降の社会人編となります。

ざっくり言うとこれで自分史の完結です。
退店前に書き上げて、退店すると消えてしまう。

書き上げたものを全て消すのは
もったいない気もしますが、
お店のルールなので。
誰かの心に留まれば光栄です。

生い立ちを初めてご覧になる方は、

こちらの記事から読んでいただけると
より桐山の事を知ってもらえるかと思います。

それでは、専門学校編、社会人編をどうぞ!!




専門学校に入学し、
自分の過去を知る人は1人だけ。

1人だけ高校が同じ子がいたので、
でも、その子とは
今まで同じクラスになったこともなければ
話したこともなかったので

頑張って女子になろうと努力した。
自分なりに。

思い出しただけでも動悸がしてくるのですが、
したくもない化粧をしてみたり
服装もボーイッシュではあるけど
ちょっと女子寄りにしてみたり。

今までの自分のことを
知らない人たちの環境の中でなら、
頑張って女の子になろうと思えば
なれるんじゃないかって。

同じ高卒女子たちと溶け込められるように
話も合わせたりして半年くらい頑張った。

入学当時、掲示板で出会った女の子と
お付き合いしていたのですが
価値観の違いから別れてしまい、

そして自分を偽るのもだんだん
しんどくなってきてた時期と
ちょうど重なって二重で苦しかった。

専門学生1年目の秋に、
仲のよかった同じクラスの女の子2人に
自分の性自認のことと恋愛対象について
カミングアウト。

2人ともすんなり受け入れてくれて
嬉しかった。

そのうちの1人の子と
後にお付き合いすることになるんですが、
その子は当時彼氏持ち。

なので自分から告白できるわけでもなく、
ただただ一緒に学生生活を過ごせるだけで
幸せでした。

そして彼女の方は、
僕と仲が深まるにつれて僕に好意を
寄せてきてくれていたようで。

彼氏と別れてきたから付き合ってほしい。

と言ってきてくれました。

略奪したわけでもなく、彼女が自ら
彼氏を振って僕のとこに来てくれたことに
びっくりしたよね。

正直、喜びよりも驚きの気持ちの方が
大きかった。

もちろん彼女は戸籍上女性と付き合うのも
初めてなわけで。


僕はその当時、
ボーイッシュな女子みたいな外見
だったのでデートをする時に手を繋ぐのも
躊躇していましたが

当時の彼女に、
堂々としてればええねん!!
ってお尻をペチペチ叩かれてました。笑

悩みに悩んで、ネットで自分と
同じように悩んでいる人たちを
検索して調べまくった。

デコログというものを通じて知り合った人と
ご飯とかお茶とかしたりして、
自分の似たような感覚や性自認の認識が
強くなっていった。


学校を卒業して、次の日に
ジェンダー外来のカウンセリングに。

カウンセリングでは、

今までこのnoteに書いてきたような
自分史のことを話したり、
周りからの理解は得られているか
自分がどういう治療をしていきたいか

など、あとは心理テストもしました。
これはザッと説明しているだけなので、
本当はもっと細々したこともあります。


仕事はというと、卒業して
新卒採用ではなく中途採用扱いで
新しい仕事に就き始めたものの、
原因不明の病気が改善されたわけではなく

むしろ環境の変化のストレスで
再び高熱が出始めていたので、
2ヶ月で辞めてしまいました。

ひょっとすると、この時がいちばん
心身ともに疲れていた辛い時期かもしれない。

周りや家族からも、
仕事をもう辞めたいって相談した時に

2ヶ月で辞めんの?!
もっと頑張れよ!
根性ないなあ、もっと踏ん張らんかい!


と心配されるどころかゲキまで飛ばされ、
遊びに行ってても行ってなくても体調は崩れるし
こんな状態ならいっそのこと
死んでしまいたい。

とまで、正直思ってました。
音楽を聞きながら、泣きながら
毎日始発に乗って通勤してましたね。笑

彼女も新しい環境でバタバタしており、
僕に構う余裕すらなく、振られました。


完全に、僕が社会についていけない。
身も心もついていけていない。

そこからは、
フリーター生活が半年ほど続きます。

カウンセリングは着々と進んでいって、
性同一性障害と診断をされました。

障害とついているものの、
障害者手帳などは発行されませんし
身体的にも特に大きな疾患はないので
他の元気な方たちと同じ暮らしをしています。

ただ、色々な場面で女性扱いをされることが
僕にとっての苦痛であり生活の困難です。

戸籍上の名前の変更と外的治療に踏み切るための
ホルモン注射を、ほぼ同時期に始めました。

その頃には新しい環境で正社員として働いており
男性として雇用されました。


そして、声変わりもして見た目も男性に
近づいてはきたけど、胸があるのが邪魔。
夏になると胸を潰すためのシャツを着てから
Tシャツを着て過ごす。

見た目は男性なのに胸があるこのギャップが
また辛かったです。

注射をして一年ほど経ってから、
胸を取る手術を受けました。

そして、
手術を受けてから1ヶ月経たないうちに
違う職種へ転職しました!

そこからはその手の職業が
自分に合った職業であることに気付き
今でも継続しています😌


今回、専門学校と社会人編をセットにしたので
大変長くなってしまいましたが、
ご覧いただきありがとうございます🙇‍♂️

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