テキストプレースホルダ__4_

【アンプのピークランプ】2つの活用法

ピークランプ活用法を2つ紹介します。
ベースアンプのゲインをうまく設定することによるメリットは2つ。

①力み具合のチェック
客観的に力みを判断できる
②トラブル対策
⇒原因の特定に役立つ

▶ピークとは
このnoteでいうピーク=ゲインの横についているランプ。入力レベルが大きいと、赤や青で点灯する部分です。

✔こんな「ベーシスト」に向けて書いています。

ライブ中の力みが気になる
アンプのゲインは上げめ
ドラマーとアイコンタクトをとることがある

※注意
以下の項目に当てはまる場合は、参考にならない可能性があります。
〇とにかく力の限り弾く、ピークは常に点灯させたい
〇アンプのゲインは小さめの音が好き
〇ライブ中は後ろを振り返らない

※今回のコラムは、一般的なゲインの説明とは違った切り口です。
・歪みの増加による音作り
・機器への負荷
といった観点からのゲイン/ピークには触れません。

では説明していきます。

①力み具合のチェック

ピークを使って、ライブ中に力んでいるかを判断します。

※力み=「不必要に強く弾いてしまい、リハーサルで想定した音になっていない状態」とします。

・手順
1:リハで、ゲインを「強く弾いた時だけピークが点灯」する位置にします
2:ライブ中、弾いているときに、ピークを見る

以上です。どこを弾いてもピークがつかないようにしておきます。

※使うフレット・フレーズで、一通りチェックすること
例えば、激しくピッキングするパートでピークをチェックしなかった場合、ライブ中に点灯を"力み"と錯覚してしまいます。

こうすることで、ライブ中"客観的に"力みをチェックできます。

ピークが
☑ずっとついている ⇒ 力んでいる
たまにつく ⇒ 少し力んでいる
つかない ⇒ 同じ力(もしくはリハよりも弱い)

という風に読み取ります。

弾いている最中に「あれ?もしかして力んでいるかも?!」と感じたらサッと確認してみましょう。その時ピークがついていなければ、力んでいません。控えめに見積もったとしても、"大きく"力んではいません。

ピークを判断基準として使えるかどうかは、事前のゲイン調整が重要になってきます。それぞれのフレーズや奏法に応じて、設定を追い込んでいきましょう。

例:"かなり強く弾いても点灯しない"設定にしていた場合、力みのチェックは難しくなります。

▼ピークの見方
ピークを見るためには、ある程度後ろを向く必要があります(背中に目はない)。

このとき、あまりマジマジと見ていると、機材トラブルっぽく見えてしまいます。そのため、自然な流れで見るとよいです。

例えば、ドラマーの方を向きアイコンタクトをとる流れ。そのとき、視線をドラマーから正面に戻すついでに、サっとピークを見る。

▼注意
力み以外で、ゲインが点灯する場合があります。
⇒接触などでツマミが動いて、リハと違う設定になっている場合です

ピッキングに対して、
ピークの点き方に違和感がある場合は、エフェクターなどの設定を確認してみましょう。


②トラブル対策

ピークはトラブル時の判断材料としても使えます。
例えば、【アンプから音が出なくなった】というトラブルが発生した場合

あえて強く弾き、ピークが"点灯する/しない"を見る

▶︎点灯する場合
少なくとも"アンプまでは音が入っている"ことが分かります。
対応例:スピーカーケーブルの接触をチェック
▶︎点灯しない場合
"アンプの前で異常が起きている"可能性が高いです。
対応例:ボード内ケーブルの接触をチェック

このようにピークの点灯を目安にすることで、トラブルの原因が特定しやすくなります。

"ワイヤレスの送受信状態"や"チューナーへ音が入っているか"、といった他の情報と合わせれば、さらに素早くトラブル対応が可能です。


🌟まとめ

ピークランプ活用方を2つ紹介しました。

①力み具合のチェック
客観的に力みを判断できる
②トラブル対策
⇒原因の特定に役立つ

アンプのゲインをうまく設定することで、ピークを有効に活用できます。

それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!



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