誰かを泣かせるために始めたバンド
誰かを泣かせるために、バンドを始めたつもりはありません。
誰かを悲しませるために、バンドを始めたつもりはありません。
が、なぜでしょう?
昨夜、好き勝手にバンドをやっている自分達を見て、涙を流してくれる、悲しんでくれる人がいた。
泣きたくてバンドを応援する人、いないはずで。
悲しみたくてバンドを応援する人、いないはずで。
雨降ってるしいきなり寒すぎたのに、休みを勝ち取って来てくれた人、仕事終わりにどうにか駆けつけてくれた人、在宅で済むところをわざわざ新宿のコワーキングスペースで仕事して来てくれた人、もうすぐ引っ越しだというのに足を運んでくれた人、ライブ"後"に仕事へ向かった人、
……そこまでしてライブに来てくれる人達がいるにも関わらず、そのお客さん達が悲しむような決断を、なぜ自分はしたのか。ライブが始まる直前ステージ上で、一瞬わけが分からなくなりました。
俺はずっと、バンドを通して何かポジティブなエネルギーを与えたいと思ってきた。じゃあその結果、なんで誰かが悲しんで、残念がって、寂しがって、名残惜しむようなことになるのか。
正直言って、「何回目」とパっと言えないくらい、メンバーが入れ替わっている。バンドを去った人間だけで、あと4つ5つバンドが組める。
そこまでしてこだわって、何になる?
……いや、何に"なった"?
もう始めてから、11年も経った。
農作物なら年に1回は収穫できるぞ。
W杯2回やってもまだ3年余裕あるぞ。
バンド、どうなった?
メダルの1つでも獲れたのか?
ぶっちゃけ、もう分かりません😌。
いやもちろん自分の音楽は最強だと思っている、何ら揺らぐものはない。
けど(けど?)、昨日、3年ぶりか4年ぶりか5年ぶりか、本当に久しぶりに来てくれたお客さんがたくさんいて、その人達に会った瞬間、目頭が熱くなってしまいました(逆にライブ中はノーマル目頭だった)。
なんというか、あれだけ何度も何度もライブに来てくれたのに、またこういう結果を見せてしまい。申し訳なさと、不甲斐なさと、悔しさと、苦しさと、久々に会えた嬉しさと、感謝と、なんか色んな感情が0.000000001秒の瞬間に流れた。感情更新速度世界新記録。
あぁ、別に懐古主義ムーブしたいわけじゃなくて。「昨日初めて見ました」という方もいたし、最近知ってくれた方も来てくれた。それがすごく嬉しかった。
そうなのよ。俺は、俺たちは、先に進むために、いつもこういう判断を下してきました。だから、新しいお客さんとの出会いがあるのは素晴らしい。知ってくれてありがとうございます。
新曲を"One Step Over"と名付けたのも、先に進みたいからで。
とはいえ、後任も決まってないしライブも決まってない。
ただ、今回ソールドアウトできたのは、大きな収穫。ここに至るまでありえないくらいの時間がかかったけど、勝ち筋がチラっと、見えました。みなさんのおかげです。それが何かはまだ言えないけど、「次はこれだ!!」って道が、分かりました。
てか、別に解散じゃないんで。活動休止でもないんで。
今後のバンドの情報は、Twitterと公式LINEチェックしていただけたら、見逃すことはありません。(いつになるか不明ですが)動きがあれば、公式LINEで先出ししようかなと思ってます。
個人の活動も、変わらずアクティブに発信していきます。
noteやポッドキャスト(毎日更新)、チェックしてみてください。いつもチェックしてくれている、スーパーセンスフルな諸氏はありがとう君達はとても素晴らしい。
やー、さすがにそろそろ、悲しい涙アゲインは避けたいですね。次は嬉し涙届けられるように、精進します。
それではまた!
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