見出し画像

【使用エフェクターケース紹介】CNBのPDC-600【コンパクト派ベーシストにおすすめ】

かれこれ3年近く、CNBのエフェクターケースPDC-600を愛用しています。とはいえ使いこんだせいか、最近その初代(1台目)がガタついてきました。なので新しいモノ(2台目)を購入。

今回はリアルなPDC-600ヘヴィユーザーとして、このケースを使う理由を書いてみました。

以下3点に分けて、良いところはもちろん買う前に注意すべきポイントも書いていきます。ボード選び中の方の、ご参考になれば幸いです!

1.メリット
2.デメリット
3.他メーカーのボードとの比較


1.メリット

まずはメリットから。軽くて小さい。とにかくこのメリットは凄まじい。手持ちが楽!

内寸:450mm X 300mm (20+50)mm
重量:2.14kg

(ソフトケースを除き)調べた限り、CLASSIC PROのLITE系に次ぐ軽さです。電車移動バンドマンにとって、機材は軽い方が良いコンパクトに越したことはない。雨の日はつらい。深夜のラーメンは美味い。そもそもベース単体で幅とりますし。


で、軽さだけを重視すればCLASSIC PROも候補になりますが、どうしても「必要最小限のサイズ」にしたくて。CPは残念ながらピッタリなサイズが見当たらず。

そんなわけでCNBの絶妙な縦横尺が、購入の決め手となりました。

※なぜ縦の長さにこだわるかというと、僕はベースの音を2つに分けて(2ライン)出力するので、見た目も2段にしたかったため。

画像1


その他比較対象になりそうなメーカー、例えばKCの近いサイズだと、以下のようなサイズ感。

内寸:495 x 250 x 85
重量:約2.5kg

ちなみに頑丈さで知られるARMORのPS-3Cは、

内寸:455W×255D×80Hmm
重量:約3.6kg

といった感じ。

むろん何を重視して選ぶかは、各人のセットアップや価値観によります。

それこそ自分が1ライン直列の機材セットアップであれば、横長のケースを選んでました。(後述しますが)機材車があれば、ARMORやPULSEなどが選択肢に入ってきます。


2.デメリット

軽くてコンパクトなことがメリットのPDC-600、しかしデメリットが5つあります。


①頑丈さに欠ける
メリットの裏返しで、頑丈さには欠けます。

例えば機材車に積みっぱなしで、ラックケースなどと一緒に運搬するような使い方には向いていないと思います。

耐久性は、ザックリ週1ペースのライブで2年近く使ったところ、ガタつきが目立つように。シートが剥げたり、ボードの足がゆるんできたり。

※ただし、使用状況としては、演奏中の踏みかえ無しです。自分は全エフェクター常時ONなので、足での操作はほぼしていません。

下地のボード(板)耐久性は、ARMORクラスに比べると明らかに劣るので、ペダルのON/OFF(踏みかえ)が多い方は、特にご注意を。外側はともかく、内側からの耐久性はあまり高くないような感触です。

とはいえ、僕のような「普段は手持ち&たまにツアー」くらいの使い方なら、耐久性は気にならないかと。少なくとも気になったことはないです。運搬の衝撃で壊れたような現象も、起きていません。


②フタの締め方にコツがいる
ケースのフタが、はめるタイプではなくて、スライドさせて差し込むタイプです。

画像2

左側から差し込むんですが、意外と一発で差し込めず、、。もう通算100万回くらい差し直してます。自分が下手なだけかな、、。

なのでフタの締め方に関しては、よくある「上から合わせるタイプ」に軍配が上がります。


③フチ(縁)が少し深い
ストレートだと、例えばSansAmpのアウトにギリギリ刺さらない高さになります。なのでエフェクターによっては、何らかの対策(底上げなど)が必要です。自分はL型のケーブルにして対応しています。

画像3


④パスやステッカーが貼れない
外側はザラザラ?トゲトゲ?した材質なので、何も貼れません。いろいろ貼りたい方はご注意を。

(あくまでも肌感覚ですが)その代わり汚れにくいような印象はあります!


3まとめ

PDC-600の何が良いかというと、
・軽さ
・絶妙なサイズ感

です。

ぶっちゃけ、ライブ後は疲れもあるので、荷物が重いと帰りはしんどいです(しんどくないですか?)。手持ち派ならなおさら。

自分はアンプヘッドも持ち込んでいるので、荷物の総重量はなるべく下げたい。でも、音はできる限り最強にしたい。PDC-600は、そんな都合良いスタンスをどうにか実現させてくれます。ありがたや。

もちろん、重くて頑丈なケースを否定しているわけではありません。かつてCrystal Lakeで弾いていた頃は、ARMORのケースを使っていました。どちらの良さも踏まえた上で、書いています。


というわけで、最終的にはそれぞれのライブペース(ランニングコスト)や機材量次第になりますが、コンパクト志向の方はCNBのPDCシリーズ、ぜひチェックしてみてください。

サイズのバリエーションもあり、全部で4種類。そういえばケースの付属品で、40cmほどのマジックテープがついてきました。地味にコストが抑えられますね(ありがたい)。

なお現状サウンドハウスには取り扱いないようです。


※ちなみに手荷物をさらにコンパクトにしたい方は、IbanezのIBB924がオススメ。

ポケット多め&収容能力高め、Markbassの1Uアンプが入るサイズ。最強に便利です。



ご感想はTwitterでシェアしてくださると嬉しいです!  https://twitter.com/Bitoku_Bass