ワイヤレスをボディ付けする理由
ワイヤレスを楽器本体に付け始めてかれこれ5年。
今回のテーマは「なぜワイヤレスをボディ付けするのか」です。
※使用しているワイヤレス(LINE6 G30)のステータス説明
2つのLEDはそれぞれ
画像上:通音状況(音が鳴っているとグリーンに点灯)
画像下:電源状況(電池残量。ふつうブルー、残りが少ないとレッドになる)
を示しています。
※記載ない限り、以降【ワイヤレス=送信機側】とします。
※「自分のやり方」を書いているだけであって、他の方のスタンスに異を唱えたりなんだりする趣旨はないです。
1.ボディに付ける理由
理由は2つ。
①精神的不安の排除
ライブで「ワイヤレスは100%ONになっている」ことを確認しながら弾くため。背中側につけて見えなくなることで生じる、「もしかして電源落ちてるでは?」という精神的不安を排除するためです。
②ライブでのトラブル対策
トラブルで音が出なくなった時、状況判断に割く時間を減らすため。「なぜ音が出ないのか」はワイヤレスのLEDステータスを見て判断するので、すぐ見えた方がはかどります。
LEDのパターン別に、考えられるステータスは以下の3つ。
1. 電源:× / 音:×
⇒再起動してもダメなら有線へ
2. 電源:〇 / 音:×
⇒ケーブルをチェック
3. 電源:〇 / 音:〇
⇒ワイヤレス以降をチェック
1~3どれなのかによって、その後とる行動が変わります。
※実際の具体的な行動はケースバイケースなのであくまでも一例。
見えない場所につけていると、
ワイヤレスの状況が1~3どれか断定できないわけです。
2.LINE6 G30にこだわる理由
最近はXviveやBOSSのWLシリーズといった、ケーブル一体型の新しいワイヤレスも発売されています。あれなら視界に入る位置につけられるのに、なぜ乗り換えないのか。
正直、便利そうなので使いたいです(新しいもの好き)。ただ自分のステージングスタイルに照らし合わせると、躊躇してしまいます。こうして床に置いたりした時に、直に衝撃がいき壊してしまうのは避けたい。
実際にジャック部分と床の接触で、ケーブルが破損したことがあります。
これがもしケーブル一体型のワイヤレスだったら、おそらく壊れるのがケーブルではなくて「ワイヤレス本体」になります。
ワイヤレス買い替えの金額って、ケーブルと1つ桁違いますからね。消耗品として割り切るにはちょっと高額です。
ボディ付けは手段
結局、目的は【トラブルへの対応スピードをなるべく速めるため】。これに尽きます。
僕はこれまで、散々ステージでトラブルを起こして迷惑かけてきました。大きなフェスで、演奏中にベース弦切ったり、突然ピックアップのネジ飛んで音出なくなったり。
そんな色々を踏まえて個人的な見解は、
ステージングのアグレッシブさと、トラブルへの対策度合いは比例すべき。
派手に動くなら、その分トラブルは1分1秒でも早く解決できるようにしておく。そのためには、僕にとっては「ボディ付け」が今のところ最善の手段です。
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というわけで今回はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ワイヤレスのおかげで、伸び伸びとライブができます。
ありがとうワイヤレス!全てのワイヤレスに幸あれ!
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