Bitcoin hard fork と TREZOR ファームウェアアップデート

8/1 に Bitcoin hard fork が起こり、それまでの bitcoin が bitcoin と bitcoin cash に分離しました。

分離の背景は、bitcoin の取引量が増えたために、取引の確認処理に時間がかかるようになり、また送金手数料が高くなった事と理解しています。
自分が TREZOR を買った1年半くらい前には送金手数料は ¢5 だったけど、今はなんと $8!
bitcoin は小額決済向けとか言われていたのに、これでコーヒー買ったら手数料がコーヒーより高く付いてしまいます。一方 bitcoin cash の方はと言えばまだ ¢30 程度。その差は歴然。

平均的な手数料の推移はこちらのサイトに情報があります。
https://bitinfocharts.com/comparison/transactionfees-bch.html

さて、本題の hard fork についてですが、このイベントの前に bitcoin を持っていた人は、fork の後に持っていた bitcoin と同じだけの bitcoin cash を貰えることになっています。
TREZOR も Beta wallet で bitcoin cash に対応したのですが、bitcoin cash を使うにはファームウェアバージョンを 1.5.1 以降にアップデートしなければいけません。

アップデート自体は簡単なのですが、アップデートしようとすると「問題が起こった場合に備えてちゃんと復旧コードも準備してね」とか怖いことを言われるので、ビビリの自分は追加で新しい TREZOR を買って、そちらに既存のウォレットを復旧してから元の TREZOR をアップデートすることにしました。

またしても TREZOR 公式サイト https://trezor.io/ から注文。
チェコのプラハから送られてきます。
近いのに・・・アメリカで買ったときより近いのに送料が €26 もする・・・

で、届いたのがこれ。
上の箱が去年初めて買った時のもの。パッケージの箱が少し大きくなってます。

TREZOR を PC に刺すといきなりファームウェアアップデートの通知が。

まだ何も入れてないので安心してアップデート。
そして、現在のウォレットの復旧コードを用意してリカバリー開始。

初期状態の TREZOR を刺して Wallet に行くと右側に Recover のボタンがあります。

TREZOR Recover ボタンを押して、リカバリオプションを選びます。

単語をデバイスの指示に従ってランダムな順番で入力するように指示されます。

デバイス側の表示はこんな感じ。

24個書き留めた単語を、TREZOR デバイスに表示される順番で一つづつ入力していきます。
入力サジェストもあるので24単語とは言ってもそんなに大変ではないです。
全部終わると最後に初期設定した PIN を聞かれてリカバリー完了。

Wallet に行くと自分が持っていた全アカウントとコインが表示されました。
というわけで、安心して古い方の TREZOR のファームウェアをアップデートできました。





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