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髪屋ノ道具 参

湿度が

少しづつ 高まってきました

気がついたら 熱中症に。。。と

ならないように 気をつけましょうね

湿度が高い時期は

髪が 扱いにくい時期

湿度に 負けない 土台作りが

大切に なります

お困りのことが ありましたら

お気軽に ご相談くださいませ


今回の 日録

「髪屋ノ道具 参」

髪屋ノ道具

理容師、美容師の 仕事は

道具が なくては 仕事ととして 

成立しません

その 道具が 何を 使われているか

ご存知でしょうか?



どんな 道具を 使われて 綺麗に

なっていくのか

その 道具たちにも 目を向けてもらいたい


支えてくださる 職人の 方々の

仕事に 敬意を込めて

お話しできたらと 思います


髪屋は


長年 その 仕事に 携わり

改良を 重ねながら

伝統を 守り続ける

そんな 道具を 選択するよう

心がけています



髪のため 身体のために


そして その先にあるのは


<地球のため>


できうる限り 再利用可能なものを

選択することで

ゴミを 減らすよう 心がけ

環境保護に 務める 営業を

しております



髪切外套


髪を 切る際に 使用する 外套(ガイトウ)

外套とは カットクロスのこと

髪屋が 使用する 外套は

職人が 一着ずつ 丁寧に 縫製や 部品を

取り付けています

クロスの 全体は ポリエステル生地

首周りは レザー仕上げ

ボタンは 真鍮で 作られています

bar bar スタイル デザインなので

袖は ありません


髪屋 が この 外套を選んだ 理由は

首元


通常、美容室で 使われる クロスは

ビニール製が 多く

首周りが 場合によって 痒みに

繋がることも あるので

痒みや かぶれを 防ぐために 選んでいます





和晒


和晒

和晒(わざらし)とは

織りあがったばかりの 木綿は 

天然繊維であるため

油分や綿カス、糊などの 不純物が 

付着した状態

その 不純物を 落とす工程を

一般的に 晒し(さらし)と呼びます


日本古来の伝統製法で

特殊な釜を使い 蒸気加熱で じっくりと

時間を かけて 仕上げているのが

「和晒」

この 和晒

髪屋では 髪染の 際に 

使用させて頂いております


美容室で よく

髪を 染める時

ラップで 頭を 巻いたりされませんか?

私は 元々 肌が 弱く

ラップを 巻かれることで

頭皮に 熱が たまり

これが 原因で 痒くなったり

沁みることが 多くありました

*現在 私は 髪を 染めていません*

これを どうにか 回避できないかと

思い

適度に 熱を 放出でき

薬を しっかり 浸透させられる

和晒を 髪染の際に 使用させて 

頂いております


爪紅木染も 和晒を 巻いて 

時間を おくことにより

綺麗に 発色してくれます



蜜蝋綿紗

蜜蝋 綿紗

綿紗とは ガーゼのこと

この ガーゼの表面を

蜜蝋で 覆っています


これも 美容室 あるある だと思うのですが

ご来店されて 襟元に ラップを

つけられることが ありますよね?

理由は 

襟元が 汚れないようにする為であったり

襟元が 濡れないようにする為が 

目的なのですが

実は これが 痒みが出たり

汗をかくと ベタついて 

不快に感じたり・・・


長年、何かに 変えられないか

ラップの 使用をやめたい・・・

そう思い

蜜蝋 綿紗に 切り替えさせて頂きました


お客様からは 違和感なく

受け入れて頂いており

ベタつく心配もなくなり

滞在時間を 快適に 過ごして

いただけるようになりました


そして 洗えば 再利用できる

優れもの

もちろん 蜜蝋の 効果が

弱くなれば また 蜜蝋を 溶かせばいいので

何度でも 繰り返し 使用できます


道具というもの

いかがでしたでしょうか?

第三弾は

外套・和晒・蜜蝋綿紗 でした


和晒や 綿紗は

少しでも 廃棄する ゴミを

減らすことが できないかと

考えた末に 生まれた こと


“違和感を そのままにしない“ことで

生まれたものです


これからも

髪屋が 提供するものは

技術だけでなく

髪、身体、環境に

寄り添う 場所、技術、時間で

ありたいと 思います


最後まで 

お読み頂き

ありがとう ございます

次回の 日録は

「髪屋ノ道具 肆」

今日も あなたの 御髪が

軽やかで ありますように

髪屋


どうぞ

よしなに

美粧師 郁

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