「やらなければならないこと」は可能な限り早く済ませろ

こんにちは。毎日clusterにいながらボケーっとしてるビスマルク ビスマルクです。

荒らしユーザーとフレンドになりました

 突然ですがclusterの荒らしユーザーとフレンドになりました。経緯としてはワールドで荒らしをしているユーザーに俺が話しかけたのが事の始まりでした。今回フレンドになったこの荒らしユーザーは今まで執拗に荒らしを繰り返し、色んな人達に迷惑を掛けていました。俺も今まで何度も荒らしの被害にあってきたから怒りの感情がありましたが、それと同時に「何故こうもずっと周りに迷惑を掛け続けられるんだろう?」とずっと疑問に思ってました。その荒らしユーザーの気持ちが知りたかったんです。ですので荒らしユーザーに話しかけフレンド申請をしました。

 とあるワールドで荒らしをしているユーザーに俺は話しかけました。「荒らしを止めないと運営からBANされるよ?」と。すると荒らしユーザーは「BANされても何度でも帰ってこれる。アカウントはBANされてもいくらでも作ればいい。」と高を括っていました。ですが、問題はそこではなくその先です。ですので俺が「IPアドレスがあるやろ?」と荒らしユーザーに聞くと「2年荒らしをしてるが、ただアカウントが消されるだけでそれ以外は何もなかった。」と言ってきたので俺は驚きました。「2年も荒らし行為をしてきたのに運営はアカBANぐらいのことしかしてくれないのか?」と。ならば荒らしユーザーの言い分も事実であるから、運営への報告ではなく別の方法で荒らしに対処しようと話しかけ続けました。

 「どのワールドで荒らしをしてきたか」や「イベントも荒らしてきた」など色々聞いて教えてもらいました。そうして話をしているときに「荒らしユーザーも随分話をするし、構ったり話し相手が欲しいんじゃないのか?」と思ったので、その時に「フレンドになろう。」とフレンド申請をしました。そして俺は荒らしユーザーの抵抗感をなくし気持ちを楽にさせるために「荒らし行為を止めろとは言わん。でも、俺がいるワールドでは荒らしはするな。その時は俺と話をしよう。今まで散々やってきたことを止めろって言われても、そう易々と止められるわけじゃない。だから荒らしを止めろとは言わん。でも、もし他のワールドで荒らしをして問題になったら俺も一緒に謝るから。俺はお前のことがもっと知りたい。」と話しかけました。俺は凄く勝手で無茶苦茶なことを言ってはいますが、そんなことはこの場ではどうでもよかった。まずはこの荒らしユーザーを安心させて向き合うことが最優先で、今まさに「お前はおかしい!」「何をやっても無駄。」と不毛な言い合いをせず、お互いが批判や荒らし行為を止めていました。

ずっと俺にくっついてくる荒らしユーザー

 そこから割とあっさりフレンドになれました。すると荒らしユーザーは俺がいるワールドにずっとついて来ました。そこで「何故荒らし行為をしているのか?」と気になっていたことを聞きました。すると「最初は普通に遊んでいました。でも、いつの間にか荒らしをしていました。」そう話し、そして「もう荒らしはしません。そう判断しました。」と言いました。何処か他人事のように淡々と言う振る舞いで腹は立ちましたが、もう荒らしはしないという決意も何となく感じました。その後は「このワールドで皆と集まっていました。」とワールドへ連れていかれ、また同じように今までの事を淡々と話し続けていました。正直なところ「変な奴」とは思ってたし「お前が言えたことじゃない。」とか色々突っ込みました。でも、このやり取りの根本には人との交わりを楽しむ様子がありました。ですので、俺は思い切って「明日ワールド主に謝りに行こう?許してもらえるかどうかじゃなくて、ちゃんと謝ろう?」と持ち掛けました。すると「了解。」と一言コメントをして承諾し、明日謝りに行こうと決まりました。


時間が足りなかった

 そして謝罪をしようと意気込んでいましたが、当日になっても荒らしユーザーはclusterにインしてきませんでした。どうやら完全にclusterにインできないように運営からそういう処置を受けたみたいです。その荒らしユーザーはそのことを俺に伝えてきました。それが本当かどうかは解りません。もしかしたら、怖気付いたかもしれません。単に軽く俺をあしらって嘘をつかれたかもしれません。更々謝る気がなかったかもしれません。本当にclusterにインできないようになったのかもしれません。もしかしたらまた荒らしをしにやって来るかもしれません。事実は解りません。でも、人として、一人の人間として「悪いことをしたらちゃんと謝る」という機会が失われたのは事実です。最後のチャンスを失ったことに、やるせない、惨めで情けない気持ちになりました。もうこの時点で俺は荒らしユーザーに感情移入していました。この荒らしユーザーは意味不明なことばっかり言ってるけど、ようやく少しづつ話せるようになったのに何もして上げられなかったと、もっと早くに出会えれば良かったと、もっと早く話しかければ良かったと。今までこの荒らしユーザーを諦めずに何度も通報し、早く対処してほしいと俺自身が運営に望んでいたのにも関わらず、今度は俺が運営に追放しないでくれと望んでいました。散々俺の通報にもちゃんと対応してくれた運営に、もの凄く勝手で無茶な願いを押し付けてしまいました。「最後に一度だけでもいいから、この荒らしユーザーがワールド主にちゃんと謝る機会をくれ。人として当然しなければならない振る舞いを最後にさせてやってくれ。」と。


「やらなければならないこと」は可能な限り早く済ませろ

 「やらなければならないこと(謝るという行為)」をする前にclusterにインできなくなったことで、人そのものの存在を許されず否定され追放されたんだと思ってしまいましたが、実際に現実でこの人の存在が許されなくなったわけではありません。あくまでVR空間で存在できなくなっただけです。ですが俺はそう感じてしまいました。しかし、悪いことをすると当然その報いは受けなければなりませんので、それは仕方がないことです。そして追放の切っ掛けを作った一人は間違いなく通報をしていた俺です。そして運営はこの通報にちゃんと応えてくれました。ですので俺もその報いを受けたまでのことです。ですが大きな悔いは残りました。この悔いだけは誰にも味わってほしくないものです。

 最後にもう一度記しますが、本当にclusterにインできなくなったかどうかは解りません。これすらも荒らしユーザーの演技かもしれません。ですが俺は一瞬でも運営を恨み、今現在も荒らしユーザーに同情し、俺の今までの行いを悔い自身を傷つけたのは間違いなく事実です。ですが、通報も追放も謝罪も間違っていません。全てやらなければならなかったことです。間違っていたのは荒らし行為で、最後にやらなければならなかったこと、謝罪だけができませんでした。

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