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Days 1/6 Makoto OFUNE solo exhibition "VOID" with Bumpei KUNIMOTO

1日目が終わった。展覧会は概ね反応が良く。2作品しかない会場を1時間も2時間も味わっている方もいた。良かった。

大舩さんとご飯を食べてからホテルに戻るまでは良かった。

一人、ホテルの椅子に座ると、体が動かない。お腹がまだ空いてる。だけど、眠たい。意識が閉じていく。この感じ。食べないとハンガーノックになってしまう。恐怖が足元からじわじわ染み渡ってくる。

あれは、3回目のフルマラソンに挑戦した時だった。完走し、帰りの送迎バスの中、ハンガーノックになった。

強烈な寒気。骨から冷えるような。寒いのに汗が止まらない。そこから吐き気。1、2分もすると意識が落ち始めた。全身麻酔の時のように強制的に目の前の視野が暗くなっていく感じ。手足が重く動かない。

「あ、気を失ってしまう」

友達が差し出してくれたミントの小さなタブレットの飴を口にねじ込むと、だんだんと視界が明るくなり、その後は吐き気も治り、ちょっとずつまたカロリーを取ると元気になった。

スポーツ中のカロリーの摂取量が少なく血糖値が極端に下がっていた。

これを防ぐには予防的に少しずつ食べて行くしかない。だけど、食べ続けるのは内臓にキツイ。

1日目が終わり、フルマラソン後に近い状態である。体のあちこちが痛い。だけど、それに加えて、脳が変だ。9時間、集中力を保ち続けることで脳に大きな負担がかかっているような。集中力。医学的に言うと、注意力。

注意力は、覚醒量、持続性、転換、分配、指向性の広さなどで判断する。

この覚醒量と持続性と指向性の広さを使いすぎてると思う。

筋肉の疲れ。内臓の疲れ。そして脳の疲れ。

異常だ。

さあ 今から2日目。行ってきます。


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2019 年 10 月 23 日(水)- 28 日(月)
午前 10 時 – 午後 7 時(入場無料) http://bit.do/fdSUe
浄土宗大蓮寺塔頭 應典院 おうてんいん
〒543-0076 大阪府大阪市天王寺区下寺町1-1-27
今年3月のポンピドゥセンターでの公演の後、日本では凱旋公演になります。大阪9hours × 6days どうなる!? 國本 文平をインスタレーションとして展示する!? 世界初の展示会の試みです。昨年日仏友好 160 年を祝して開催された「ジャポニスム 2018」の一環として、パリ フィルハーモニーホールで森山開次さんと踊った大舩真言のあの作品と共に。ぜひ体感しにきてください。
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[ホームページより] http://bit.do/fdSUe
このたび、広く国内外で活躍する美術家大舩真言(おおふね まこと)氏の展覧会を大阪下寺町の應典院で開催します。日本画古来の和紙と岩絵具、時に素地に岩石も用い、岩絵具の持つ色彩の繊細な発色と粒子の物質感を自在に駆使する作風は、時間と共に印象が変化する重層的で奥深い鑑賞体験をもたらし、その作品は平面絵画というより、鑑賞者をあたかも一つの磁場に引き込むような、場そのものを立ち上がらせる空間芸術として、文化庁新進芸術家海外研修員に選ばれるなど、高い評価を得ています。
今まで美術館・ギャラリー以外にも京都の上賀茂・下鴨両神社、パリ聖メリー教会等の宗教的環境で、その場の精神性に喚起されたインスタレーションを行ってきましたが、今回の会場、應典院は、20 年にわたり「開かれた寺」を標榜して現代社会と仏教の接する最前線にあり、文化情報の発信および多彩な分野の人々の交流の場として知られています。
ある意味で生死を超えた長い時間軸を感じることのできる寺院での展覧会は、鑑賞者にはより深く内的な体験の機会となり、芸術専門施設以外の(オルタナティブな)場における空間と作品の有機的な相関を実感する好機となることと思われます。
二つのインスタレーションで構成される本展では、無の質感をテーマとした作品 VOID が本堂に、また呼応するロビーギャラリー(気づきの広場)では窓を一つの意識と捉えながら、外界と内面をつなぐ象徴として、人間の存在をインスタレーションに取り込む新たな試みにも挑戦します。




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