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【環境生物】幻の最大金冠をもとめて

要約:
環境生物の限界サイズが更新されるかもしれない。


待望の公式設定資料集発売

まえがき

2022年5月27日、モンスターハンターワールド:アイスボーン公式設定資料集が発売された。
2019年9月にゲームが配信されてから2年半以上、多くのモンハンファンが首を長くして待ち望んでいた資料集。私も今か今かと発売を待っていたうちのひとりで、家に届くと同時になめ尽くす勢いで読破した。
多くの新事実と美麗なコンセプトアートは勿論最高だった。
新たに判明した点もあれば、謎が深まった点もあった。
そのあたりは別記事にて綴っているので、お時間のある方は是非ご覧頂きたい。



新たな「限界サイズ」の判明

しかし、環境生物好きである私を最も歓喜させたのは「環境生物限界サイズ表」であった。
今までの限界サイズは有志による検証の結果であり、(おそらくは)解析などによって判明したものではない。
サイズ変動する環境生物は82種類もいるのだから、もしかしたら1種類か2種類、限界サイズの更新があるかもしれない。
そう期待した私は喜々としてゲーム内サイズとの比較を始め、そしてすぐに驚愕することになった。

ハンターノートの先頭、ヨリミチウサギ。
従来の限界サイズ、163.20。
資料集の限界サイズ、164.57。

のっけから違う。
お、更新!と思ったのもつかの間。2番目のミチビキウサギ、違う。3番目のモリゲッコー、違う。アリヅカゲッコー、違う。
顔が青ざめるのを感じながら調べていったところ、82種類中、なんと80種類の最大サイズが異なることが判明したのである。

○ 限界最小サイズ
 ・資料集よりゲーム内サイズのほうが小さい(=誤り?):3種
 ・ゲーム内サイズより資料集のほうが小さい(=更新?):2種

○限界最大サイズ
 ・資料集よりゲーム内サイズのほうが大きい(=誤り?):0種
 ・ゲーム内サイズより資料集のほうが大きい(=更新?):80種

更新か?それとも誤りか?

限界サイズを追い求める上で、80種類もサイズ表記が異なっているという事実をどう解釈すればよいのだろうか。

実はこの公式設定資料集にはそこそこの誤りが見られる。簡単な誤字や明らかなゲーム設定上の誤りなど、私が見つけた限りでは5箇所ほど存在する。
上記の限界最小サイズ調査にて「資料集よりゲーム内サイズのほうが小さい」3種類は誤りだろう。
「ゲーム内サイズより資料集のほうが小さい」2種類についても、更新の可能性は勿論だが誤りの可能性もある。2箇所程度ならヒューマンエラーでも十分ありうる範囲だ。

だが果たして、80種類も誤ることがあるだろうか?
仮に誤りでなかったとしたら、80種類の最大金冠はどうすれば見つけられるのだろうか?


改めて環境生物の金冠を考える

環境生物情報の少なさ

ここで一旦情報収集をすることにした。
同じように資料集のサイズ表に言及する人がいないか、web検索、Twitter、Youtube、5ch、Redditなどを彷徨ったが結果はなし。
環境生物の限界サイズには興味がない人がほとんどなのだろう。無理もない。既にアイスボーン発売から3年近く経っている。むしろ今ここまで固執している方が異端だ。

ひとまず自分のゲーム内サイズデータが誤っている可能性を考え、モンハン金冠情報局様のデータと、捕獲数がほぼカンストしている先駆者様の動画からデータをお借りして比較したが、誤りはないようだった。
世に知られている限界サイズ表と資料集のサイズ表には違いがある、と断言して差し支えないだろう。

最大金冠が出やすい条件を考える

カンスト近く捕獲した先駆者様と先述したが、環境生物の捕獲数上限は999匹だ。恐るべき努力の積み重ねである。改めて敬意を表したい。
しかしながら、999匹捕獲してもなお得られない最大金冠があるとするなら、それは相当限られた条件でしか見られないのだろう。

ここで環境生物の金冠条件について考える。
ゲーム内では最大金冠の環境生物を捕獲するバウンティで金冠条件が提示される。例として、キブクレペンギンは時間帯「昼」の天候「吹雪」に出やすいようだ。
どうやら【時間帯】【天候】は確実に影響するらしい。

参考として大型モンスターの金冠条件を引き合いに出してみる。
上位までの場合、任務やフリークエストでは金冠サイズは出現しない。
マスターの場合、最小サイズは2%、最大サイズは1%。
調査クエストでは報酬枠が多く難易度が高いほど出現確率が上がり、最大で大小どちらも6%の確率で出現。
また一部イベントクエストでは12%まで上がる他、確定で規格外のサイズが出現することもある。
導きの地では地帯レベルが高いほど金冠サイズが出現しやすいようだ。

これらの条件が環境生物にも影響する可能性を考える。
すると【クエスト種類】【クエスト難易度】【導きの地:地帯レベル】の3項目となる。

その他、考えうる条件。
まずはマップ内の【出現位置】。ひとつのエリア内でも複数箇所で湧く。
次に【環境条件】。「コハクのかたまり増殖中」などがそれだ。食材の入手に何故か環境生物の捕獲がバウンティになっているので挙げてみる。
最後に【ネコ飯】。「大きさ自慢」「小ささ自慢」だ。説明不要。

調査項目を整理する

以上の項目について記録をとりつつ環境生物を捕獲していけば、幻の最大金冠にたどり着けるかもしれない。
ということでまとめてみた。

  1. 環境生物の種類

  2. マップ

  3. 時間帯

  4. 天候

  5. エリア

  6. 出現位置

  7. クエストの種類

  8. クエストの難易度

  9. (導きの地:地帯レベル)

  10. 環境条件

  11. ネコ飯

これら11項目について記録をとりつつ1万匹ほど捕獲して統計をとれば、信頼度は低いながらも、幻の最大金冠にたどり着けるデータがとれるかもしれない。

例えば、モリゲッコーの幻の最大金冠の条件は、「特産キノコ増殖中」の「歴戦5枠の傷ついたイャンガルルガ調査クエスト」の「古代樹の森」の「エリア10」の「中央」で、「晴れ」の「夕方」に「ネコの大きさ自慢」を食べた場合にのみ、「1%」の確率で出現するのかも…。


追記:捕獲記録の発見

キレアジの幻の最大金冠捕獲者の存在

追って調査を重ねていたところ、資料集サイズの捕獲記録を発見した。

従来の最大サイズ表ではキレアジの最大は「110.46」。
資料集の最大は「111.47」。
この方はバグや不具合の可能性に言及しておいでだ。当時考えられていたサイズとは異なるのだから、無理もないことと察する。
しかし公式より「111.47」のサイズが示され、ゲーム内での捕獲記録が発見された。つまりバグでも不具合でも資料集のミスでもない。

「資料集サイズ」はゲーム内で捕獲できる、真の「限界サイズ」なのだ。

真の限界サイズ、幻の最大金冠をもとめて、引き続き調査を行っていく。

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