精神的に強い子どもに育てるために、親ができること
今回は、Daniel Amenというアメリカの精神科医で、脳障害の専門家の方のお話をご紹介します。著書がベストセラーになり、アメリカではメディアで話すことも多いようです。
一番大切なのは脳の健康を保つこと
脳が健康的であれば、マインド、心はそれに従って健康的になります。なので、脳を健康に保つことが、健全なメンタルに一番大切です。
脳の健康を保つには、この3点が必要だと言っています。
自分の脳を好きでいる(必要な時に休ませ、栄養を摂り、鍛える)
脳に悪影響なあらゆるものを避ける
脳の健康を保つ習慣をつける
脳に悪影響なものの一例としては、デジタル中毒(ネット依存やゲーム依存)、長時間のスクリーンタイムがあります。そういったものは脳の快楽中枢を消耗させ、不安、鬱、そしてADHDのリスクを高めてしまいます。
ゲーム感覚で、何が脳にとって良いのか、悪いのか、子どもに理解させる
彼は、当時2歳の自分の子どもと、以下のような項目について、脳に良いのか悪いのか、当てるゲームをしていたようです。良くない項目に❎をつけました。見たら分かるかと思いますが、それ以外は脳にとって良いことです!
ゲームをきっかけに理解が深まると、子どもが自発的に考え、正しい選択をすることができるようになりますね。
身体にとって良い食べ物、悪い食べ物は子どもに教えているのですが、脳への影響は網羅的に教えていなかったので、実践してみようと思っています。
感謝すること
ボランティア
低品質な食べ物 ❎
瞑想
学習
陽の光
アルコール ❎
運動
砂糖 ❎
フルーツジュース ❎
頭の怪我 ❎
音楽
不十分な睡眠 ❎
ドラッグ ❎
ニコチン ❎
遊び
野菜
フィッシュオイル
ネガティブな思考 ❎
この教授は質の良いサプリを積極的に推奨している方なので、フィッシュオイル(サプリ)も挙がっています。ちなみに、フィッシュオイル(オメガ3)、マルチビタミン、プロバイオティクス、サフランを特に推奨しています。
親としてできること
親として、できることを下記3つにまとめてみました。
携帯電話、SNS、ビデオゲームを使わせる時期をできるだけ遅らせ、使わせ始めた後は、使用時間を定期的にチェックする
食べ物、運動、睡眠など多角的な面から、脳にとってどんなものが良いのか、悪いのかを子どもに理解させる
運動の中でも、特にコーディネーショントレーニングをさせる
コーディネーショントレーニングとは、脳からの指令に応じて、身体の各部位を、素早く、適切に動かすためのトレーニング方法です。簡単にいってしまうと(筋肉ではなくて)運動神経を鍛えるものです。バランス能力やリズム感、反応速度など多くの能力が磨かれます。例えば昔からの遊びであるけんけんぱ、とかボール遊びなどです。
神経系の発達は4,5歳までに80%が完成すると言われているので、ぜひ小さい頃からやらせてあげてください。
過去33年間にわたって、155カ国から集まった、25万以上の脳のスキャンデータについて血液の流れ、活性化している場所を調べたところ、ほとんどの精神疾患は、メンタルヘルスからではなく、脳の健康が影響していたそうです。。!すごく大きな発見ですね。
脳の健康を保つことができれば、子どもも大人も、
親切で、レジリエンスや集中力があり、やる気にあふれ、優れた決断力を持つ人になることができます。また、周りの人との人間関係も良好に築くことができます。
今回は、このYouTubeで教授本人が話されていることを元にご紹介しました!
子どもに限らず、大人でもできることなので、是非やってみてください。
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