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貧乏デルミンの戦い方

デルミン使いのみなさんこんにちは。
本投稿は、銅〜銀アイコンを目指すデルミン使いの方向けに、自分の経験等(使用回数約13,000回、銀21回、うちランカー2回)を踏まえて色々共有出来ればという思いで作成するものです。

※なお、私は野良で潜ることが多く、コラボカードはほとんど凸もできていないため、本投稿では野良バトアリかつ恒常カードのみで戦うことを想定しています。
また、ある程度デルミンを使用していて、なかなか勝率が上がらない、シーズンで思うような結果が出ないというような方に向けてのものになります。
その都合上、銀アイコン以上を安定して取れるような方からすれば(おそらく)当たり前のことを書いている部分がほとんどになります。ご了承ください。

デルミンというヒーロー

まず、デルミンというヒーローについてみなさんはどういうイメージをお持ちでしょうか。

・全ヒーロー中トップクラスの機動力を誇るHA、またそれによる耐久性能や盤面維持力
・アビリティと通常攻撃速度による殴り性能の高さ

カタログスペック的にはこういったイメージですかね。
また、使い手の方の中にはHAによる敵の攻撃カード回避が最大の強みだと考える方もいらっしゃるかも知れません。
Twitterでよく見る動画や大会などで目立つのはそういうプレイですよね。

しかし、あれはあくまで基本的に敵の行動依存のものであり、必ずしも避けられる人=勝てる人・強い人 という訳ではありません。(敵のリソースを吐かせるという意味では、もちろんできるに越したことはないです)

そのため、私はHAでカードを避けることはデルミンというヒーローにおいて、そこまで重視していません。
というか基本的に、そんなひょいひょい避けられるものでもありません。

もちろん、一部の敵の攻撃カードは見てからHAで回避することが可能ですし、それに関しては上位でデルミンを使っている人ならほぼ必須の技能だとも思います。
(一応、敵との対面の仕方の解説では、自分が普段意識しているHA避けのための動き方も述べてはいますが、それがいつも上手くできているという訳ではありませんので参考程度にしておいて下さい。)

また、敵の攻撃カードを回避すること自体が勝ちに繋がったり、負け筋を潰したりということもあるでしょう。
とは言え、3分間の中でそういった場面は数秒の攻防で行われるものです。

一方、それ以外のほとんどの時間は地道にHAで移動して敵を釣ったり、ポータルを行き来して防衛したりと、陣取りゲームという性質をもつコンパスにおいて最も基本的な動きが要求されます。
この基本的な動きにおけるアドバンテージこそが、デルミンという屈指の機動力を持つヒーローにおける最大の強みです。
これらのことから、「上位の人みたいにカードが避けられないから勝てないんだ。」と思ってしまうことは大変見当違いな訳です。
むしろ、3分間を堅実に立ち回ることさえ出来れば、全ヒーロー中屈指の機動力・耐久力だけで十分に勝つ事ができます。

おすすめカード・デッキ・メダル

続いて、実際に私がこれまで使ってきたカードやよく使うデッキ、メダルを軸におすすめのものをご紹介します。ただ、恒常カード限定という都合上、ほぼデッキ・メダルともに選択肢が限られますがそこはご了承ください。

まず、私が普段使っているデッキ・メダルがこちらです。

初ランカー(88位)の2021.5月
ジャスティスシーズン時も同じデッキ
きてるちゃんが2凸でした

こちらはあくまで1例ですが、基本的にデッキはダメカ2枚+アンジュまで確定で、@1枚は自由枠になります。
また、メダルに関しても恒常カードだと耐久は申し分ないのですが、火力面に不安があるため攻撃メダルに寄せた振り方は確定です。(目安は攻撃6まで確定で、残り1枚を足・攻撃・クール・体力の中から選択)

私はクールタイムの長いきてるちゃんを自由枠のウェポンとして採用することが多いため、クール短縮の恩恵が大きいと考えてこういった調整にしています。
カノーネを採用する場合は、当てやすくなる(かもしれない)足を採用するのもありですし、マジスクで動きを止めた相手を削り切りたいなら攻撃、みたいな感じです多分。(基本は攻撃ぶっぱで大丈夫です)

続いてダメカ枠のカードに関しては、恒常カードだとイェーガー+全天が大正義です(というより選択肢が無さすぎてこれしか無いです)。
同じく回復枠に関しても、イェーガー全天の効果時間である16秒と相性がいい、持続回復のアンジュがほぼ確定枠と言えます。
(イェーガー全天アンジュさえあればほんとに何とでもなります。悪いことは言わないので、この3枚は何があっても入れることを推奨します。)

最後に自由枠ですが、私の思う優先度は
きてる>マジスク≧カノーネです。
(ここではわかり易さやバトアリでみる頻度の多いものを優先し、あえて3択にしています)
以下、優先度低いものから解説です。ただ、どのカードも一長一短という感じではあるので、どれを積むかは最終的には個人の好みでいいと思います。

○カノーネ⋯野良だとアタッカーがカノーネを持っていないと編成単位で敵のダメカに対する回答が無くなりがちで、カノーネの優先度が高いように思われます。
しかし、使っている方は分かると思いますが、デルミンのカノーネはなかなかに弱いです。
発生も遅ければ後隙も長く、謎に打ち上げ時間が長いというおまけ付き。
もし当たっても大耐久時代である今のコンパスでは、体力を多少減らしたところでワンパン出来るだけの火力はなく、むしろ後隙で一方的に狩られることも珍しくありません。
もちろん、デルミンがカノーネを持つことで集団戦でも最低限の圧をかけることができますし、タイマン性能まで考えるなら、キル速度や圧は他のどれよりもカノーネに軍配が上がります。

○マジスク⋯こちらは後隙を気にせずダメカを貼らせる等何かしらの行動を強いることができたり、近くにいる味方のサポートが出来たり、何かと痒いところに手が届く雑に強いカードです。クールの長さと近くの敵にしか打てないことがネック。

○きてる⋯こちらもクールタイムは長いのですが、それを踏まえてもステージによっては開幕10数秒の初見殺しで、序盤からデルミンの戦いやすいポータル有利の状況を作り出すことが出来ます。
また、敵の攻撃カードに合わせて後隙を確実に狩り切るという使い方や、自分以外の味方のピンチを救ったり、離れたポータルを守ることが出来たりと、用途がかなり多く、汎用性も高いと言えます。
あと、自分が最もきてるちゃんを推す理由として、Cポータル付近の通路が狭くHAによる優位がない(デルミンの強みが出せないシチュエーション)時でも、きてる合わせで無理やり人数有利を作ることができることも挙げられます。


また、デルミンにおけるウェポン枠のいい所は、それを味方のために消費しても、基本的に自分はタイマンで負けづらいということです。

後ほど戦い方の所で解説するのですが、デルミンは1対1や1対複数が強いヒーローです。
イェーガー全天アンジュという継戦能力が高い3枚のカードと機動力、殴り性能の高さだけで大体のアタッカー・ガンナーに有利を取る事ができます。
もちろん、タイマンを作れば必ず勝てるという訳では無いのですが、動き方さえ気をつければ少なくともデスすることはだいぶ減ります。ピンチになれば逃げましょう。

基本的な動き方・立ち回り

ここからは、実際の試合での動き方の話をさせていただきます。
ただ、文面だけでは伝えられることが余りに少なすぎるので、これに関しては実際にやってみたり上手い人の動画を見たりして自分のものにしましょう。
※ステージや編成によって千差万別なので、ここではでらくらや立体、ちゅら島などの比較的素直なステージでアタガンスプ同士のマッチングを想定します。ステージ・編成別については途方もない文章量になりそうなので割愛します。

まず、デルミンは広い場所でのタイマンや1対複数で輝くヒーローだということはみなさんもご存知のところだと思います。
反対に、号令や周カノのような複数に圧をかけられるカードが無くHAをやりづらい関係上、狭いCポータル付近の集団戦は非常に苦手です。

そのため、基本的には初手からCよりも敵陣の広いポータルを詰める方が戦いやすいです。

初手でポータル有利が出来れば、Cや自2陣辺りまで下がってHSを貯めつつ前線を守りましょう。
もし初手で有利を作れなかったり、敵に周カノ等の集団戦に強いカードを持っているヒーローが多かったり、そうしたカードに対して味方がキツそうな編成であれば、積極的に裏へ敵を釣る動きをすることをおすすめします。

タイマンで勝てればそのまま敵陣を触ってC付近の味方を楽にできますし、それができなくても単純に敵の人数が減るので、味方が見なければいけない敵の数が減ります。
そういう意味で、敵陣に敵を釣るという行動は大きな意味を持ちます。

続いて敵との対面の仕方ですが、ここで出てくるのがいわゆる「HA避け」になります。
ここで求められるのは反射神経というより、敵の行動を読んだり、カードを使わざるを得ないような動き方です。

まず、近連などを持っている(可能性がある)敵に対しては基本的に1-2回殴りながら視点移動して敵の攻撃カード範囲外にHA、というのが基本の動きになります。
最初は殴りながら視点移動してHAということ自体に慣れないかもしれませんが、何度も繰り返しているうちに必ずタイミングやコツを掴めます。

あと、この動きをしているだけでも結構敵はカードを吐いてくれます。
殴る回数を変えてみたり、ゼロ距離まで近づいてから殴らずにHAで逃げたり、フェイントを入れたりと、色々織り交ぜて混乱させていきましょう。
遠距離や周囲に対しては、ダメカやマジスク、きてる等を積極的に合わせていくのが吉です。

問題の1対複数に関してですが、一見、1人で複数を相手にするのは難しいかと思われます。
しかし、敵が振る攻撃カードのヘイトが全て自分に向くというのは実際やってみると非常にやりやすいです。(ダメカ合わせやHAの判断を迷わずできるため)
また、基本的にタイマンより1対2をしている時の方が敵は素直に攻撃カードを切ってくれるので、かなり動きが読みやすくなります。

また、自分が数的不利で戦っているということは、味方は数的有利で戦えているということにもなります。この状況をなるべく長続きさせるために、複数を相手しているときは敵をキルすることよりも、いつも以上に自分がやられないことを最優先に行動しましょう。


更に、自分が対面有利なガンナーなどを一方的に詰めていたりスタンしている敵を殴っている時などは、それ以外の敵は嬉々としてカードを振りに来ますが、敵がデルミンの死角から来る場合、駆け引き皆無で距離を詰め次第すぐに振ってくることがほとんどです。
こういうときは、マップで近づいてくる敵の位置を確認しつつ、攻撃カードの射程に入るあたりでHAをしましょう。
普通にフルカノ等を所持する敵とタイマンするより、こういった一見敵の攻撃カードが当たりやすいという状況下の方が、敵は素直にカードを振ってくれます。

カードの使い方

続いて、バトルにおけるカードの使い方について簡単に解説します。
ウェポン枠は各々で違うので置いておくとして、ここではイェーガー全天アンジュの3枚をデッキに入れている前提で話します。

1番わかりやすいのは試合序盤で、よくやりがちなのが敵の射程に入るタイミングでのイェーガーアンジュの連切りです。
これだとイェーガーが切れた後に敵の攻撃カードに合わせるカードがなくなってしまい、ダメカ2枚の利点を100%発揮できません。(敵の持っているカードが未知数なため)
そういったことを防ぐために、基本は全天だけ、もしくはアンジュだけを切ってから敵と対面する事をおすすめします。
特に初手のデルミンにおけるダメカ温存の優先度は、
イェーガー>>全天
と覚えておいてください。
またそれ以降でも、敵に近づく時最初に切るべきカードは基本的には全天です。

もちろん試合の中盤以降、敵のカードがある程度わかってくればそこまで切る順序を気にする必要もありません。ダメカの切れ目にスタンなどを差し込まれることに気を付けつつHAを挟んで、イェーガー→アンジュで切る方が強いことも多いです。

試合中の意識

最後に、私がいつも意識していることをいくつかご紹介します。
① 可能な限りデスしない(最優先)
② ①を守れる範囲で敵のリソースを最大限吐かせる
③優勢時は、いかに味方の負担を減らしながら取れているポータルを守るか考え、無理せず安全マージンを取りつつ戦う
④劣勢時は、常に空いている(取れそうな)ポータル、狙うべき敵を考えて動く、リスクを恐れず裏取りは積極的に
⑤終盤の抱え落ちだけはしない

以上の5点が、私が普段意識していることです。
どれも当たり前のことではありますが、野良で潜り続けていると集中力が切れてきて動きが散漫になってしまうことが多々あります。
しかし、デルミンというヒーローは強力な攻撃カードや強いHSを持っている訳では無いので、立ち回りや動き方で他のヒーローと差別化出来なければ、やっている意味がありません。

逆に、これだけ意識できていれば最低限の仕事は出来るので、どうやって動いたらいいのかわからないという方はとりあえずこれだけでも意識してやってみて下さい。
また、対面の仕方や動き方のところでは、いかにスムーズにHAを出せるかということも大切になりますので、なるべく多くデルミンと共に戦って、HAや視点移動のタイミングを覚えていきましょう。

さいごに

本記事を投稿した経緯ですが、デルミンについてTwitterなんかで検索してると、「初心者には使えない」、「玄人向け」など、使うハードルが高いかのような投稿がたまに見られます。
実際、定期的に公表されてるコンパスレポートなんかでは、ランク別で勝率の乖離が激しいのでそう思われるのもわかるのですが。
私は割と初心者の頃から使い続けてきて、デルミンと一緒にコンパスも少しずつ上達できたところがあるので、そういったイメージを払拭したい思いで今回このようなものを書いた次第です。

長々と思うままに書いてしまいましたが、これらは全て私の個人的な意見です。

ただ、私が初心者の頃(実装当初)は周りにデルミンを使っている人がほとんどおらず、戦い方やHAの使い方なども1から自分で考えるしかありませんでした。
そのため、勝率がなかなか上がらず伸び悩んだ時期も長かったのですが、そうした経験を踏まえて、本記事が自分と同じように伸び悩んでいる方の一助になれば幸いです。

こういったものを書くのは初めてですので、お手柔らかにお願いします。
ありがとうございました。

そしてこれは親子丼🐔🐣🍚

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